Cinderella - Night Songs (1986):
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Poisonを出してしまったからには出さずにいられないCinderellaだが、一体何が嬉しくてこんなバンド名付けたか理解に苦しむレベルで、デビュー当時のバンドのルックスからシンデレラが適当だったか、シンデレラストーリーの願いか、この後のバンドが大きくブルースに傾倒していく事を考えると全然似合わない可哀想なバンド名。
1986年、シーンはLAケバケバハードロックばかりの時代に「ナイト・ソングス」の同名タイトル曲「ナイト・ソングス」はミディアムテンポのブルース曲で飾っているからブルース好きは分かるが、シーンに見合った音は軽快でテンポの良いハードロックとケバいルックスと大きな勘違いを引き起こす方向性でデビューしてCinderellaでは一番売れたアルバムなので、狙いは成功している。
音は勢いもあるし自分たちらしい姿勢も伝わってくるけど、ちょっと無理している部分はあるのか、何か引っ掛かるものは持っているアルバムで、Poisonと一緒に周年記念ツアーをして、80年代のバンドがまたシーンに戻ってる事は今更ながら、集客できるのはこの「ナイト・ソングス」による功績だろう。骨っぽい曲もあるしテクニックを披露するバンドでもないが、LAシーンの代表的なサウンドを継承してて、二枚目の「Long Cold Winter」で大化けしてバンドの真髄を見せつけた事が大きな印象を残しているから、「ナイト・ソングス」を聴いても可愛かったと思える。

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