Elvis Presley - The '68 Comeback Special
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Elvis Presley - The '68 Comeback Special

R&Rはカッコ良くて当たり前、カッコ良くなきゃダメだ、と言うのが普通だった。いつからかそのカッコ良さの角度が様々になり人それぞれ定義が変わっていったのでシンプルなカッコ良さが見えにくくなっていったが、原点の原点に戻ってのエルヴィス・プレスリーをこの時代にまた見ると、ロックンロールはこういう問答無用のカッコ良さがあるべきものだと痛感した。誰がどう見たってカッコ良いでしょ、この時代のライブ映像。50年代にデビューしてアイドルの人気を博して兵役を務め、60年代末にシーンに戻ってきての余裕のあるライブ活動、レコーディング活動は一回りも二回りも大人になってのエルヴィスの色気が存分に振り撒かれている。ただ、以前のアイドル感は無くなっているのでその意味での人気は落ちていたから陰りのある時代とも言われるのだろうが、存分に楽しんでいる姿は残された映像を見ていれば分かるし、有り難い事にどの映像でも大抵スコッティ・ムーアも脇でギターを弾いているので、その神業的ギターを垣間見れる。
ロックの偉人たちは皆が皆エルヴィスを見てロックンロールの虜になり、そのスター性を夢見て歌い始めた若者も多かったようだが、その実、脇を固めるスコッティ・ムーアのギターに魅了されてギターを弾く少年たちも多数いたようで、その音楽的センスの良さこそが後に有名ギタリストになる素質そのものだったかもしれない。ブライアン・イーノに至ってはスコッティ・ムーアが奏でるギターの残響音、リバーブのマジックに魅せられてその音の出し方からああいう探求道に入り込んでのアーティストになっていったらしい。何度も何度もエルヴィスのサウンドやライブに戻っては聴いたり見たりしているが、毎回カッコ良さに痺れてハマるが、流石にずっと聴いていると飽きてくるのは今の時代の音楽の豊富さを知っているからだろう。この時代だったらビートルズやストーンズが居て、同じくエルヴィスも居てと随分豪勢な時代だったと思う。更にハードロックやブルース、プログレ勢も加わってくるのだから頼もしいが一方エルヴィス自身は時代遅れ感も感じていたのだろうか。そんな杞憂な事を考えつつも存分にシンプルなロックンロールを楽しんでいる。
結局ほとんどの曲を聴いたこともあるし知っているのは後世のロックバンドが大抵何かしらプレイしているからだろうが、こうしてオリジナルにシンプルな編成で聴いていると、やはりこのスタイルが一番カッコ良いのだろうし、分かりやすい。バンドも一体感があるからエルヴィスを立てるのは当然ながらもきちんと全てが全てに合わせて盛り上げている。普通に見て聴いてても歌は上手いし迫力もあるし、この時代はゆとりもあるから正にキングの貫禄が漂ってる感じで楽曲の良さも含めて素晴らしいの一言。たまにはきちんと原点に戻ってロックを楽しむと心洗われる気分になる。

R&Rはカッコ良くて当たり前、カッコ良くなきゃダメだ、と言うのが普通だった。いつからかそのカッコ良さの角度が様々になり人それぞれ定義が変わっていったのでシンプルなカッコ良さが見えにくくなっていったが、原点の原点に戻ってのエルヴィス・プレスリーをこの時代にまた見ると、ロックンロールはこういう問答無用のカッコ良さがあるべきものだと痛感した。誰がどう見たってカッコ良いでしょ、この時代のライブ映像。50年代にデビューしてアイドルの人気を博して兵役を務め、60年代末にシーンに戻ってきての余裕のあるライブ活動、レコーディング活動は一回りも二回りも大人になってのエルヴィスの色気が存分に振り撒かれている。ただ、以前のアイドル感は無くなっているのでその意味での人気は落ちていたから陰りのある時代とも言われるのだろうが、存分に楽しんでいる姿は残された映像を見ていれば分かるし、有り難い事にどの映像でも大抵スコッティ・ムーアも脇でギターを弾いているので、その神業的ギターを垣間見れる。
ロックの偉人たちは皆が皆エルヴィスを見てロックンロールの虜になり、そのスター性を夢見て歌い始めた若者も多かったようだが、その実、脇を固めるスコッティ・ムーアのギターに魅了されてギターを弾く少年たちも多数いたようで、その音楽的センスの良さこそが後に有名ギタリストになる素質そのものだったかもしれない。ブライアン・イーノに至ってはスコッティ・ムーアが奏でるギターの残響音、リバーブのマジックに魅せられてその音の出し方からああいう探求道に入り込んでのアーティストになっていったらしい。何度も何度もエルヴィスのサウンドやライブに戻っては聴いたり見たりしているが、毎回カッコ良さに痺れてハマるが、流石にずっと聴いていると飽きてくるのは今の時代の音楽の豊富さを知っているからだろう。この時代だったらビートルズやストーンズが居て、同じくエルヴィスも居てと随分豪勢な時代だったと思う。更にハードロックやブルース、プログレ勢も加わってくるのだから頼もしいが一方エルヴィス自身は時代遅れ感も感じていたのだろうか。そんな杞憂な事を考えつつも存分にシンプルなロックンロールを楽しんでいる。
結局ほとんどの曲を聴いたこともあるし知っているのは後世のロックバンドが大抵何かしらプレイしているからだろうが、こうしてオリジナルにシンプルな編成で聴いていると、やはりこのスタイルが一番カッコ良いのだろうし、分かりやすい。バンドも一体感があるからエルヴィスを立てるのは当然ながらもきちんと全てが全てに合わせて盛り上げている。普通に見て聴いてても歌は上手いし迫力もあるし、この時代はゆとりもあるから正にキングの貫禄が漂ってる感じで楽曲の良さも含めて素晴らしいの一言。たまにはきちんと原点に戻ってロックを楽しむと心洗われる気分になる。
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