Deep Purple - Whoosh!
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Deep Purple - Whoosh! (2020)

どう捉えたものか、と妙な事で困ったバンドの新作がリリースされていた。Deep Purpleの2020年作「Whoosh!」だ。どう捉えて良いのか分からないのは、当然ながら70年代のあのパープルではないし、それでは21世紀になって復帰したスティーブ・モーズのパープルとして、となるが、そこに音楽性に明確な方向性はあるのか、バンドとしてのスタンスや目指している姿やビジョンはなかなかはっきりと自分には見えないし音を聴いても分からない。それこそがパープルの今の姿と言われるならそうかもしれないが、それを求める事もおかしいのか。イアン・ギランの声ならパープルだとする向きもあればまだ救われるがイアン・ギランの声がこれまた極端に落ち着いてしまってからは特徴的に聴こえなくなり、それではジョン・ロード時代のハモンドオルガンがトレードマークだろうとなるが、それをドン・エイリーが踏襲しているのはありながらも、どうにも良く分からない。故に今のディープ・パープルって一体何だろう、と不思議に思ってしまっている。
それでもバンドのメンバーは古くからの強者ばかりでアルバムはボブ・エズリンがプロデュースの今の時代の作風だから聴いててさらりと悪くはない。大英帝国ロックだ、とも言えるしそうでもないし、ハードロック、でもなさそうだしロックかと言われるほど尖ってもいないから普通にポップバンドの奏でる良質な音楽、とでも言うのだろうか。出来上がった音楽をそのまま出しているとはメンバーの弁らしいが、確かにその通りに名前で売っているくらいだから困る。その意味では普通に音楽家集団とも言えるから当たり前の姿かもしれないが、自分的には本当に捉え方に困る。それでアルバムが問答無用に良けりゃ気にしないが、正直聴いてて苦痛だからこういう愚痴にもなろうと。今回はファーストアルバム収録曲をトリビュートの意味もあってか再度録音しているのが聴きどころかもしれないが、それにしてもどう捉えれば良いのだろう。
気にしないで普通に流して、今のパープルはこうなってるのだ、それでも7枚もこのメンバーでアルバム出してて、ジョン・ロードは欠けたがドン・エイリーがその穴を埋めて、さほど文句も出てこないし、そういう安住の地となった場所なのだろう。元来この年齢の方々がサイドビジネス的にその才能を活かした仕事をするならこういうのが一番かもしれない。ただ、才能あるからこそもう辞めようと思ったのにまたアルバム出来ちゃった、って凄い。最後にとんでもない大どんでん返しとかやってくれないかな。

どう捉えたものか、と妙な事で困ったバンドの新作がリリースされていた。Deep Purpleの2020年作「Whoosh!」だ。どう捉えて良いのか分からないのは、当然ながら70年代のあのパープルではないし、それでは21世紀になって復帰したスティーブ・モーズのパープルとして、となるが、そこに音楽性に明確な方向性はあるのか、バンドとしてのスタンスや目指している姿やビジョンはなかなかはっきりと自分には見えないし音を聴いても分からない。それこそがパープルの今の姿と言われるならそうかもしれないが、それを求める事もおかしいのか。イアン・ギランの声ならパープルだとする向きもあればまだ救われるがイアン・ギランの声がこれまた極端に落ち着いてしまってからは特徴的に聴こえなくなり、それではジョン・ロード時代のハモンドオルガンがトレードマークだろうとなるが、それをドン・エイリーが踏襲しているのはありながらも、どうにも良く分からない。故に今のディープ・パープルって一体何だろう、と不思議に思ってしまっている。
それでもバンドのメンバーは古くからの強者ばかりでアルバムはボブ・エズリンがプロデュースの今の時代の作風だから聴いててさらりと悪くはない。大英帝国ロックだ、とも言えるしそうでもないし、ハードロック、でもなさそうだしロックかと言われるほど尖ってもいないから普通にポップバンドの奏でる良質な音楽、とでも言うのだろうか。出来上がった音楽をそのまま出しているとはメンバーの弁らしいが、確かにその通りに名前で売っているくらいだから困る。その意味では普通に音楽家集団とも言えるから当たり前の姿かもしれないが、自分的には本当に捉え方に困る。それでアルバムが問答無用に良けりゃ気にしないが、正直聴いてて苦痛だからこういう愚痴にもなろうと。今回はファーストアルバム収録曲をトリビュートの意味もあってか再度録音しているのが聴きどころかもしれないが、それにしてもどう捉えれば良いのだろう。
気にしないで普通に流して、今のパープルはこうなってるのだ、それでも7枚もこのメンバーでアルバム出してて、ジョン・ロードは欠けたがドン・エイリーがその穴を埋めて、さほど文句も出てこないし、そういう安住の地となった場所なのだろう。元来この年齢の方々がサイドビジネス的にその才能を活かした仕事をするならこういうのが一番かもしれない。ただ、才能あるからこそもう辞めようと思ったのにまたアルバム出来ちゃった、って凄い。最後にとんでもない大どんでん返しとかやってくれないかな。
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