Marcela Bovio - Through Your Eyes
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Marcela Bovio - Through Your Eyes (2018)

Marcela Bovioのキャリアは明らかにメタルの世界とリンクしているが、彼女自身の音楽の才能は当然ながらクラシック畑や音楽の英才教育的なところに原点がある。そのおかげでバイオリンも弾くしピアノも弾くし、あれだけの歌の才能を発揮できたのだろう。そういう素敵な女性がどうして頭振ってメタルを歌っているのか…、とライブ映像を見る度に思う。当然好きでやってるのだろうし、今でもそういうバンドとセッションしたり所属したりしているのだから、面白い。ところがここ最近のソロアルバムとなると話は別で、ほぼピアノのみ、それに弦楽器が加わった程度の演奏をバックにひたすら歌だけを聴かせてくれる作品をリリースしている。
2018年にリリースされたMarcela Bovioのソロ名義アルバム「Through Your Eyes」。ジャケットからして明るくポップな印象すら漂うが、中身は見事にロックとは無縁な歌世界。クラシック基調としているとも言えるし、普通にピアノバックの歌い上げアルバムとも言える。こういうアーティストがいるのかと云われるとよく知らないが、キャリアある人がこういうのをリリースするのはなるほど、ここまで歌を聴かせてくれるか、と思う。Stream of Passionのライブ見ててもピアノだけをバックに歌っているのもあるし、そもそもそういう取り組みは幾つも行っていたから今更不思議なものでもないが、ソロでここまでやるのはメタルばかり歌っている反動もあるだろう。確かにこうしてリリースされると、自分もどちらを好むかを悩む。そしてどちらも好きだって気づく。結局歌声が好きだからどういうアレンジで歌われていてもしっかりと声のトーンや表情が聴き取れればそれを好むと。
それぞれの楽曲に著しい差があるものでもないが、11の出来事から11の楽曲を作り上げているようで、どこかポップに、どこかジャジーに、どこかクラシカルに、というようなアプローチだろうか。可愛らしい声もあれば突き放すようなスタイルもあるので、正に自分が取り組める様々なスタイルに挑戦して歌い上げているようだ。アルバムもコンパクトなサイズなので、割とリラックスして一気に聴けてしまうのはありがたい。ちょっとした息抜きにマルセラ嬢を聴いていられるなんて嬉しい限りです。

Marcela Bovioのキャリアは明らかにメタルの世界とリンクしているが、彼女自身の音楽の才能は当然ながらクラシック畑や音楽の英才教育的なところに原点がある。そのおかげでバイオリンも弾くしピアノも弾くし、あれだけの歌の才能を発揮できたのだろう。そういう素敵な女性がどうして頭振ってメタルを歌っているのか…、とライブ映像を見る度に思う。当然好きでやってるのだろうし、今でもそういうバンドとセッションしたり所属したりしているのだから、面白い。ところがここ最近のソロアルバムとなると話は別で、ほぼピアノのみ、それに弦楽器が加わった程度の演奏をバックにひたすら歌だけを聴かせてくれる作品をリリースしている。
2018年にリリースされたMarcela Bovioのソロ名義アルバム「Through Your Eyes」。ジャケットからして明るくポップな印象すら漂うが、中身は見事にロックとは無縁な歌世界。クラシック基調としているとも言えるし、普通にピアノバックの歌い上げアルバムとも言える。こういうアーティストがいるのかと云われるとよく知らないが、キャリアある人がこういうのをリリースするのはなるほど、ここまで歌を聴かせてくれるか、と思う。Stream of Passionのライブ見ててもピアノだけをバックに歌っているのもあるし、そもそもそういう取り組みは幾つも行っていたから今更不思議なものでもないが、ソロでここまでやるのはメタルばかり歌っている反動もあるだろう。確かにこうしてリリースされると、自分もどちらを好むかを悩む。そしてどちらも好きだって気づく。結局歌声が好きだからどういうアレンジで歌われていてもしっかりと声のトーンや表情が聴き取れればそれを好むと。
それぞれの楽曲に著しい差があるものでもないが、11の出来事から11の楽曲を作り上げているようで、どこかポップに、どこかジャジーに、どこかクラシカルに、というようなアプローチだろうか。可愛らしい声もあれば突き放すようなスタイルもあるので、正に自分が取り組める様々なスタイルに挑戦して歌い上げているようだ。アルバムもコンパクトなサイズなので、割とリラックスして一気に聴けてしまうのはありがたい。ちょっとした息抜きにマルセラ嬢を聴いていられるなんて嬉しい限りです。
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