Nico - Chelsea Girl
…てなことで、流れを一切無視して気分のまま、ど~~~~~んと行きたくて聴いたのがこれ。




ニコのファーストソロアルバム「チェルシー・ガール」。地下の水道管と別名を取る彼女の歌モノ作品なのだが、意外とメランコリックでそんなにハマる程の音じゃないじゃないかと意外性に気が付いた。まさか自分がハマってるからこれが明るく聞こえたってことでもないだろうし(笑)。で、マジメに聴いてるとホントにメランコリックで…そりゃそうか、彼女の何とも言えない歌声とストリングスとアコギ…?とかフルートとかそういうのが鳴り響いているだけでドラムはベースやうるさいのがあるワケじゃないからなんつうか、そのまま剥き出しの音楽が耳に入ってくる…。別に名作だとか良いアルバムとかと云う気はないんだけど、何か凄い。いつの時代の音楽だよっって思うもん。いや、1968年ヴァーブからのリリースなんだけど、やってる音が40年代っぽくてさ、意外と落ち着いてしまった。中でも突出してたのはやっぱりタイトル曲「チェルシー・ガール」だな。これはねぇ、一人でゆっくりと聴いていたい曲だね。愛を感じるとかそういうのは全くなくって淡々と歌ってるだけなんだけど、妙に響く…。あぁ…よろしくないなぁ、この気分…。でもメランコリックで良い。
ニコかぁ…、ヴェルヴェットのファーストでの印象が強いんだけど、結構ソロ作品が好きで追いかけていくとやってる作品のバックの音の変化が凄い人で、幻の日本公演ではシンセ一個と声だけだもんな。そういう作品もかなり重厚な音で別にバックが動であろうとあの声はそのままという人。スペインで亡くなったと聞いた時、そんなに好きというのではなかったけど結構衝撃だった記憶がある。写真がいっぱいあってね、何かの裏ジャケではもの凄く綺麗なのがある。深紅の口紅とドレスに身を包んだニコの写真。うん…。
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