Be Bop Deluxe - Sunburst Finish
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Be Bop Deluxe - Sunburst Finish (1976)

50年代にロックが産まれ落ち、70年代に全盛期を迎え、90年代には死んだ、と。なるほど、解釈としてはそういうものかと言う気がした。90年代で死んだって言い切られるとそれ以降のロックバンドと称しているバンドはどうなるんだ?なんだけど、確かに明らかにそれまでの退廃的なロックというものとは異なる健全なというのか音楽的な、というのか、そういうロックミュージックというものでしかないのかもしれない。もしくはどうあれ商業主義的だったり、とか。どうしたってあの時代のあの空気に適うはずもなく、そりゃましょうがないだろうという気がする、それでもまだ新しいものを探しているし、それなりにユニークなバンドも出てくるし、終わったとは認めたくないものの、線は引かれているのは事実か。
1976年リリースのBe Bop Deluxeの3枚目のアルバム「Sunburst Finish」ももちろんHarvestレーベルからのリリースだが、この頃のHarvestレーベルはもうほとんどそのレーベルの価値の意味を見失っている時期でもあり、EMIの方が大きくなってるのは当然ってのもあって、Harvestレーベルからのリリースはこの頃でほぼ終焉を迎えている。Harvest=フロイドみたいなのは残してるけどね。Be Bop DeluxeもHarvestイメージが強かったようで、それはひとつにアルバムジャケットのデザインが印象的な上、Harvestレーベルのロゴもデザインのひとつとしてジャケットに馴染んでいるというアート的な意味合いもある。今どきのアマゾンなんかで見られるこのアルバムだって、Harvestロゴが無いモノになっちゃってるけど、元々のアナログでは左上に堂々とそのロゴマークが陣取っていてどこか風格を醸し出していた。
さて、このバンドの中身、いつも通りに不思議なポップ・ロックがこれでもかとばかりに溢れていて、聴いていて楽しい。どんだけポップ好きなんだ?とかそれでもギターやっぱよく弾いてるし、センス良いなぁとかあるけど、このアルバムからは鍵盤奏者を入れたから結構目立つし、幅広く展開されているようだ。時代なのかなぁ、こういうキラキラ感って思うけど、時代の先取りというのもある。不思議なもので、駄作は無いんだけど、かと言って素晴らしいっていうのも言い切れない、っつう。それでもレベルの高いアルバムに仕上がっているし、こんだけジャンルを跨ると言うか、幅広い音楽性が同居している所が才能爆発って感じ。結構ファン多かったんじゃないか。普通に相当の名盤って言えるアルバム。

50年代にロックが産まれ落ち、70年代に全盛期を迎え、90年代には死んだ、と。なるほど、解釈としてはそういうものかと言う気がした。90年代で死んだって言い切られるとそれ以降のロックバンドと称しているバンドはどうなるんだ?なんだけど、確かに明らかにそれまでの退廃的なロックというものとは異なる健全なというのか音楽的な、というのか、そういうロックミュージックというものでしかないのかもしれない。もしくはどうあれ商業主義的だったり、とか。どうしたってあの時代のあの空気に適うはずもなく、そりゃましょうがないだろうという気がする、それでもまだ新しいものを探しているし、それなりにユニークなバンドも出てくるし、終わったとは認めたくないものの、線は引かれているのは事実か。
1976年リリースのBe Bop Deluxeの3枚目のアルバム「Sunburst Finish」ももちろんHarvestレーベルからのリリースだが、この頃のHarvestレーベルはもうほとんどそのレーベルの価値の意味を見失っている時期でもあり、EMIの方が大きくなってるのは当然ってのもあって、Harvestレーベルからのリリースはこの頃でほぼ終焉を迎えている。Harvest=フロイドみたいなのは残してるけどね。Be Bop DeluxeもHarvestイメージが強かったようで、それはひとつにアルバムジャケットのデザインが印象的な上、Harvestレーベルのロゴもデザインのひとつとしてジャケットに馴染んでいるというアート的な意味合いもある。今どきのアマゾンなんかで見られるこのアルバムだって、Harvestロゴが無いモノになっちゃってるけど、元々のアナログでは左上に堂々とそのロゴマークが陣取っていてどこか風格を醸し出していた。
さて、このバンドの中身、いつも通りに不思議なポップ・ロックがこれでもかとばかりに溢れていて、聴いていて楽しい。どんだけポップ好きなんだ?とかそれでもギターやっぱよく弾いてるし、センス良いなぁとかあるけど、このアルバムからは鍵盤奏者を入れたから結構目立つし、幅広く展開されているようだ。時代なのかなぁ、こういうキラキラ感って思うけど、時代の先取りというのもある。不思議なもので、駄作は無いんだけど、かと言って素晴らしいっていうのも言い切れない、っつう。それでもレベルの高いアルバムに仕上がっているし、こんだけジャンルを跨ると言うか、幅広い音楽性が同居している所が才能爆発って感じ。結構ファン多かったんじゃないか。普通に相当の名盤って言えるアルバム。
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