Riverside - Reality Dream

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Riverside - Reality Dream (2008)


 散々ポーランドのプログレバンド中心に聴いてきたので、そこまで聴いた後の真打ちRiversideってのはどうなんだろ?って思って何枚か聴いてたんだけど、やっぱり飛び抜けて凄さがあるバンドだなと実感。んで、一番好きなのって2枚組のライブ盤なんだよな…、Pink Floydの「Shine On Crazy Diamond」に移り変わって曲が入り混じっていくあたりなんて戦慄するもんね。そこをまた聴きたいな…って思ってライブの音源を聴いていたのだが、ふと自分のブログ見ると書かれてないじゃないか、ってことに気づいた。なるほど、この凄いライブ盤って書いてないのか‥と。

 Riversideの2008年リリースのライブ映像もリリースされた初期結集ライブアルバム「Reality Dream」。とにかく並外れた集中力とテンションの高さに加えて圧倒的な雰囲気づくりとライブの上手さ、バンドのピークとも言える姿をそのまま記録したライブアルバムで、その意味ではスタジオ盤の完全再現でもあるけど、その狂気入り交じる完成度の高さはスタジオ盤のテンションを大きく上回り、Riversideが真のライブバンドでもある事を証明した一枚、というかライブアルバム及び映像。この重さをライブで4人できちんと出し切っているところも凄いし、それでいて全く音に薄さを感じさせる事もなく迫力満点のサウンドをぶち上げてくれている。全くどんなライブバンドなんだ…、これでプログレバンドかよ、って思うくらいのロックスタイル。

 その重さの中で完全に世間をシャットアウトしながらライブに集中していると突然「Back To The River」の終盤の方で「Shine On Crazy Diamondでのリフレインが飛び出してきてハッとするシーンが一番好き。何ら違和感なく突然飛び出すんだけど、そりゃもうね、聴いている方は驚くよ。そんなシーンの後にはハードにドライブする曲が展開され、Riversideってバンドの奥深さがマジマジと実感できる。ポーランドにこの手のバンド多しと言えどもここまで深さと重さと疾走感とプライドの高さを見せつけてくれるバンドは他には居ない。やっぱり圧倒的な存在感を放つバンドだったのを改めて実感した。どうしたらこんなライブ出来るんだ?ってくらいの出来映えなのは確かな素晴らしきアルバム。

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フレ
Posted byフレ

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photofloyd風呂井戸  

ポーランドの凄さはやはり究極は「Riverside」に落ち着くところは・・・・諸手を上げて納得です。
しかし・・・しかし、ギタリストのPiotr Grudzinskiki の亡き後の評価は未だに私の中では未解決なんです。リーダーMariusz Dudakのヴォーカルが美しいのですが・・・・今やこの世界なのかと? 、この10年前のライブ・アルバムが、もしかしたら頂点だったのかと。
なんとしても、このバンドだけは放置できないところに私の場合は位置しているのです。

2019/02/03 (Sun) 17:52 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>photofloydさん

ここのトコロのポーランド漬けからあの手のギタープレイを奏でる輩も割といることは分かりました。ただ、Riversideというバンドに似合うかどうか、ってのは難しいでしょうけど、それでもギタリストは専属で居たほうが良いだろう、と思います。
どうなっていくでしょうかね・・・。

2019/02/03 (Sun) 21:36 | EDIT | REPLY |   

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