Rainbow - Straight Between the Eyes
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Rainbow - Straight Between the Eyes (1982)

産業全体が売れ線に走っていくのは当然金儲けという資本主義的思想から出てくる発想なワケで、純粋に音楽だけを云々という人ももちろんいただろうけど、時代的にはそれらを大衆化させる方向が強まっていたってことか。だから故少しでもその恩恵に肖ろうとして産業ロック的な路線にシフトして一般大衆に受ける方向を模索していったのだな。そういうバンドは数多い。簡単に言えば英国のロックバンド達がアメリカンな要素を入れて演奏し始めたというような話だ。あ、自分的にはアメリカからの視点はあんまりなくって、それはアメリカではある種当たり前だからという理由だ。アメリカってそもそも国がデカいからヘンな形ではそもそもシーンに登場し得ないと思ってるから。ところが他の国はそこまで気づいていないから何でも出て来る。これが面白かったのだ。
Rainbowの1982年の作品「Straight Between the Eyes」。ご存知アメリカ人のジョー・リン・ターナーがボーカルとなってからのアルバムで、一般的にはさほど評判のよろしくないアルバムとして知られている。しかし「Death Alley Driver」のように知られた曲もあったりして、バッサリと切り捨ててしまうアルバムという程でもないのが悩ましい。更に、80年代のリリースにもかかわらず、まるでそんな風潮を感じさせることのない70年代のままの音で作られているという時代錯誤感溢れる作品。いや、そう聞こえるんだよね、レインボウだからか、ってのはあるが…。んでもやってることは産業ロックへの迎合、とは言わないけどジョー・リン・ターナーのゴリ押しによるアメリカナイズ化、もしくはアメリカンなセンスの曲が入り込んできたというトコロ、これはリッチーが期待していた事だったのかどうかだけど、出てきたアルバムや楽曲がそうなんだからやっぱり市場を取るにはこういう快活なのも必要という判断だったのは確かだろう。
ん〜、序盤は悪くない、どころかリッチー、やっぱりスゲェなぁ…、こんだけ弾けるししっかりカッコ良いじゃないか、と来て、「Stone Cold」でもキレも良いしやっぱり違うな…って思ったけどそこからが結構残念。ギターは悪くないんだけど、曲そのものがアメリカンへ向いてきた。それにしては貧弱なプロダクションというアンマッチな音作りもあって70年代風になっちゃうんだな。しかしボーカル替わって作風変わるとバンドってのは変わるもんだな、当たり前だけどそこを感じさせないだけのプレイがあれば良いのだが、それも結構難しい。この辺も何聴いてるんだろ?って感じになる曲あるし…、リッチーのギターだけで救われてるからやはり見事なものだ。いや、アルバムとしては悪くもないと言うかギタープレイと幾つかの曲では相変わらずのレインボウ節なので良いのだが、捨て曲もいくつもあるのが難点なだけ。

産業全体が売れ線に走っていくのは当然金儲けという資本主義的思想から出てくる発想なワケで、純粋に音楽だけを云々という人ももちろんいただろうけど、時代的にはそれらを大衆化させる方向が強まっていたってことか。だから故少しでもその恩恵に肖ろうとして産業ロック的な路線にシフトして一般大衆に受ける方向を模索していったのだな。そういうバンドは数多い。簡単に言えば英国のロックバンド達がアメリカンな要素を入れて演奏し始めたというような話だ。あ、自分的にはアメリカからの視点はあんまりなくって、それはアメリカではある種当たり前だからという理由だ。アメリカってそもそも国がデカいからヘンな形ではそもそもシーンに登場し得ないと思ってるから。ところが他の国はそこまで気づいていないから何でも出て来る。これが面白かったのだ。
Rainbowの1982年の作品「Straight Between the Eyes」。ご存知アメリカ人のジョー・リン・ターナーがボーカルとなってからのアルバムで、一般的にはさほど評判のよろしくないアルバムとして知られている。しかし「Death Alley Driver」のように知られた曲もあったりして、バッサリと切り捨ててしまうアルバムという程でもないのが悩ましい。更に、80年代のリリースにもかかわらず、まるでそんな風潮を感じさせることのない70年代のままの音で作られているという時代錯誤感溢れる作品。いや、そう聞こえるんだよね、レインボウだからか、ってのはあるが…。んでもやってることは産業ロックへの迎合、とは言わないけどジョー・リン・ターナーのゴリ押しによるアメリカナイズ化、もしくはアメリカンなセンスの曲が入り込んできたというトコロ、これはリッチーが期待していた事だったのかどうかだけど、出てきたアルバムや楽曲がそうなんだからやっぱり市場を取るにはこういう快活なのも必要という判断だったのは確かだろう。
ん〜、序盤は悪くない、どころかリッチー、やっぱりスゲェなぁ…、こんだけ弾けるししっかりカッコ良いじゃないか、と来て、「Stone Cold」でもキレも良いしやっぱり違うな…って思ったけどそこからが結構残念。ギターは悪くないんだけど、曲そのものがアメリカンへ向いてきた。それにしては貧弱なプロダクションというアンマッチな音作りもあって70年代風になっちゃうんだな。しかしボーカル替わって作風変わるとバンドってのは変わるもんだな、当たり前だけどそこを感じさせないだけのプレイがあれば良いのだが、それも結構難しい。この辺も何聴いてるんだろ?って感じになる曲あるし…、リッチーのギターだけで救われてるからやはり見事なものだ。いや、アルバムとしては悪くもないと言うかギタープレイと幾つかの曲では相変わらずのレインボウ節なので良いのだが、捨て曲もいくつもあるのが難点なだけ。
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