AC/DC - AC/DC Live: Collector's Edition

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AC/DC - AC/DC Live: Collector's Edition
AC/DC Live: Collector's Edition

 ロックの巨匠達はこれからもこの世を去っていくのだろう。既に取り立てて自分にとって悲しみの情が起きる事は無いので、話題のひとつでしかない。そうしてロックも終えていくのだろうなぁという感じ。先日もとあるロックバーに行く事があったが、圧倒的にAC/DCが流れる事が多くて、あぁそうか、って。そういう時の良いのはまとめてAC/DCならAC/DCを聴いている時間があるって事だ。普段それだけを聴いてる事も無いのでそういう機会にまとめて聴いてやっぱりああだこうだって話を酒を飲みながらするってのは、それが弔いなんだろう。悪くない。

 AC/DCの1991年ツアーからの抜粋ライブアルバム「AC/DC Live: Collector's Edition」。もちろんマルコム・ヤングも現役時代だし、70年代に人気を博したバンドがここに来て91年にはかなりの大御所に近くなっての再人気ぶりを披露していた時期、言うならばブライアン・ジョンソン時代の全盛期か。そんな頃のライブなので、当時の評判と今の評判では大きく異なっていて、明らかに今だと評価が高い。確かにじっくり聴いててもAC/DCの良い所、ライブバンドのカッコ良さがちゃんと記録されててスゲェなぁ〜ってのが伝わってくる。スタジオアルバムだとどうしてもこのヌケ感は埋もれてしまうが、ライブ盤だからもう突き抜けてて凄い。先日はロックバーでこの辺を結構な音量で流してくれてたのでギターの音の良さが凄く伝わってきて良かった。どう聴いてもメタルじゃないし、明らかにハードロックからブギバンドでしかない。しかしこのSGギターのキレの良さは素晴らしい。こういう音が出るのは確かにSGくらいなのかもしれない。ストラトでもレスポールでも出せないからなぁ…。

 んでもって入ってる曲も全時代を網羅していて、このツアーでの新作中心かもしれないが、しっかりと過去作品も入ってるし、古めのロックバンドの印象からはガラリと変わっての90年代のヌケ感。この辺りで日本に来てライブやってたらもっと人気出ただろう。なかなか来なかったバンドでもあるか。自分も割と後になってからAC/DCって色々聴くようになったもんな。最近の方がよく聴くかもしれん。アンガス・ヤングのイメージが圧倒的でマルコム・ヤングはどうしても地味な印象だが、どうしてどうして兄弟同じようにブギしたギターを弾いているのもこれ事実。そんな素晴らしきライブに乾杯!


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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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お〜ぐろ  

これ1枚で初期〜中期まではフォローできるという曲でライブの臨場感も伝わってくる良いライブアルバムですよね 

2017/11/26 (Sun) 15:35 | EDIT | REPLY |   
フレ  
お〜ぐろさん

うん、凄くライブ感溢れてていいですわ、これ。

2017/11/26 (Sun) 22:21 | EDIT | REPLY |   

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