John Entwistle Band - Left for Live

2 Comments
John Entwistle Band - Left for Live
Left for Live-Deluxe

 ベースの音は好きだ。いや、当たり前なんだけどバンドやってると自分がギター弾いてて、他はドラムと歌とベースなワケじゃない?んで、ドラムは叩くものだから音の変化ってのはあるけど、ちょいと違うし、歌は歌ってるだけだからもちろん別物で、ベースだけが弦楽器でギターと同じ類のモノだから何やってたって耳に入ってくるし、同じような部分だからいろいろわかっちゃうしさ。細かい音のトーンの違いとかピックアップ替えてるのとかも分かるし、まぁ、そういうモンだからCDとか聴いててもベースの音ってのは好きで勝手に耳に入ってくる。あぁ、そういう意味では歌が一番耳に入ってこないんで(笑)。

 John Entwistleのソロバンド名義でのライブアルバム「Left for Live」。1998年の自身のバンドのツアーからの作品で、唐突に何でまた、って話だけどさ、ベースの面白さとか凄さを実感してしまったトコロで、ジャック・ブルースってのもあったけど、ジョン・エントウィッスルの凄さってのはThe Whoだと1/3でしかなくって、それが実は普通のトコロ行って弾くとぶっ飛ぶくらいに凄い存在感があるという人ってのをライブで実感してたので、ソロバンドの方が派手にベース弾いてるだろ、って話。案の定自分のバンドでのライブだからそもそもあの音でブイブイ弾いている。ジャコパス的なああいうスタイルとは大きく違うけどさ、んで、こんだけ弾いてるってのはロックの世界でも珍しいし唯一無二なプレイヤー。それを普通の曲の中でずっとやってるんだからなぁ…、もちろん他にもそういうベーシストはいるけどこの音もどんだけメタリック?そして弦は金色だし、ホント変わった人なんだよな。

 トリオ編成のバンドで、歌もギターのひとに任せてるから自分はほとんどベース弾きっぱなしというスタイルで、もちろんThe Whoでの自分の曲は歌ってるみたいだけど、基本それも弾きっぱなし。やりたい放題のアルバムで面白い。掛け合いとかじゃなくてやりっぱなしなんだもん。それでもこういうフォーマットでプレイしてて、The Whoでは出し切れていないベースプレイヤーという部分をこういうトコロで発散していたんだろう。面白いのはこの人、The Whoのライブがあった日の夜中に自分のソロバンドのライブを同じ街でブッキングしてたりするんだよ。どんだけベース弾くんだ、って感じ(笑)。





関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
akakad  

とにかく派手な音に圧倒されます
一人で目立って他パートに遠慮なしで曲の出来もいいってやっぱり凄いです

2017/08/05 (Sat) 23:08 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>akakadさん

ホント、それでも目立たなかったというThe Whoはとんでもなくぶっ飛んでるバンドってことですが(笑)。

2017/08/06 (Sun) 19:03 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply