The Vaughan Brothers - Family Style
2 Comments
The Vaughan Brothers - Family Style (1990)

自分でもこういう流れになるとは思わなかったけど、流れ的に追ってみるとそうか、そういう歴史の流れでここにたどり着いた人達なんだ、って事に気づく。ドイル・ブラムホールってもちろん父ちゃんの方で、ドラマーなんだけど曲も書いたりしてて割と多才な方らしい。んで、元々はジミー・ヴォーンの学友でバンドやってて、その流れで弟のSRVとももちろんやってたんだろうし、だからマーク・ベノのバンドの時も参加したんだろうなぁ…と。んで、そんな中だからバンド活動ももちろん一緒にやってて、ってな感じか。色々あってSRVはダブル・トラブル組んで出て来ることになったし、ジミー・ヴォーンはThe Fabulous Thunderbirdsで出てきたからちょうど良いタイミングでハズしているのかもしれない。んでも、この兄弟との縁はもちろん切れること無く繋がってて、奇しくも1990年に兄弟アルバム作ろうってな事になった時にはめでたくドイル・ブラムホールも参加している。SRVのいくつかの曲にも参加してるし、そうなんだなぁ…と色々と思うことシミジミ。
1990年9月にリリースされたThe Vaughan Brothersの唯一の作品「Family Style」。SRVが飛行機事故にあったのが1990年8月末なのでホント、直後のリリースになっちゃった遺作。でも、これが出来てて良かったよなぁという救いはある。だから割と思い入れはあるけど、当時は音楽的にあんまり興味なくて、でもSRV好きだしな、兄弟になると兄ちゃんの趣味優先だし、そうなるか、って勝手に思ってていつしか…ってな感じで聴いてた。その後何度も取り出すことなく眠りっぱなしだったアルバムだからン十年ぶりに聴いてるんだけどね、いやいや、相変わらず曲やロック的なスタンスでは面白いという作品じゃないのはある。んでも、兄弟のギターの音色とフレーズの違いも明らかだし、歌にしても同じくなのでどういうスタンスで作ったのかなぁ…とか興味深い。そんな事考えながら聴いてると結構心地良いんだよね。基本的にカントリータッチに近い作風なのでジミー・ヴォーンの方が主導だったんだろう、ってのはあるけど、それよりも冷静に見てるとプロデューサーがナイル・ロジャースじゃないか、って。このタイトなリズムと音色はそこか、ってな話で、なるほど洗練された音になってるハズだ。その辺はボウイ作品参加のSRV絡みなのかな、割と親しい人間関係で出来上がってるけど、それでこういうの出来ちゃうってのも凄い。
SRVが作った曲はね、聴いてるともちろん一発で分かる。冒頭からそうだけどさ、どうしたってこの人のはこの人のスタイルで出て来るし、他のを出来るほど器用じゃない。ってことはそこまで曲作りが出来る環境でもなかったのかもね。そこでドイル・ブラムホール曲なんかも出てくるワケで、いやいやそういうことか…ってまたしても納得。インスト系は兄貴の趣味だろうし、だからと言って二人のギターバトルなんぞ当然あるはずもなくって、そりゃスタイルがそういう点では全然違うんだからやっぱりそうなるよな、と。だからそれぞれの曲でお互いギター弾くのと幾つかの曲で二人で作り上げる、んでお互いスタイルを尊重してギター弾く、作品として仕上げる、みたいな感じか。
じっくりと聴いてると歌と曲と雰囲気とオブリガード的なギタープレイで結構味わい深く楽しめたりするので、プレイヤー的にも大人の雰囲気を研究できる。うん、だからこのアルバムは兄弟で作り上げてる信頼とリラックスと緊張感を聴くアルバムなんだな。SRVのヘヴィなのとジミー・ヴォーンのカントリータッチなのと二人の中間のインスト、それを楽しむ作品、そして自分的一番な曲は「Telephone Song」だな、やっぱ。SRVはこうじゃなくっちゃいかん(笑)。

自分でもこういう流れになるとは思わなかったけど、流れ的に追ってみるとそうか、そういう歴史の流れでここにたどり着いた人達なんだ、って事に気づく。ドイル・ブラムホールってもちろん父ちゃんの方で、ドラマーなんだけど曲も書いたりしてて割と多才な方らしい。んで、元々はジミー・ヴォーンの学友でバンドやってて、その流れで弟のSRVとももちろんやってたんだろうし、だからマーク・ベノのバンドの時も参加したんだろうなぁ…と。んで、そんな中だからバンド活動ももちろん一緒にやってて、ってな感じか。色々あってSRVはダブル・トラブル組んで出て来ることになったし、ジミー・ヴォーンはThe Fabulous Thunderbirdsで出てきたからちょうど良いタイミングでハズしているのかもしれない。んでも、この兄弟との縁はもちろん切れること無く繋がってて、奇しくも1990年に兄弟アルバム作ろうってな事になった時にはめでたくドイル・ブラムホールも参加している。SRVのいくつかの曲にも参加してるし、そうなんだなぁ…と色々と思うことシミジミ。
1990年9月にリリースされたThe Vaughan Brothersの唯一の作品「Family Style」。SRVが飛行機事故にあったのが1990年8月末なのでホント、直後のリリースになっちゃった遺作。でも、これが出来てて良かったよなぁという救いはある。だから割と思い入れはあるけど、当時は音楽的にあんまり興味なくて、でもSRV好きだしな、兄弟になると兄ちゃんの趣味優先だし、そうなるか、って勝手に思ってていつしか…ってな感じで聴いてた。その後何度も取り出すことなく眠りっぱなしだったアルバムだからン十年ぶりに聴いてるんだけどね、いやいや、相変わらず曲やロック的なスタンスでは面白いという作品じゃないのはある。んでも、兄弟のギターの音色とフレーズの違いも明らかだし、歌にしても同じくなのでどういうスタンスで作ったのかなぁ…とか興味深い。そんな事考えながら聴いてると結構心地良いんだよね。基本的にカントリータッチに近い作風なのでジミー・ヴォーンの方が主導だったんだろう、ってのはあるけど、それよりも冷静に見てるとプロデューサーがナイル・ロジャースじゃないか、って。このタイトなリズムと音色はそこか、ってな話で、なるほど洗練された音になってるハズだ。その辺はボウイ作品参加のSRV絡みなのかな、割と親しい人間関係で出来上がってるけど、それでこういうの出来ちゃうってのも凄い。
SRVが作った曲はね、聴いてるともちろん一発で分かる。冒頭からそうだけどさ、どうしたってこの人のはこの人のスタイルで出て来るし、他のを出来るほど器用じゃない。ってことはそこまで曲作りが出来る環境でもなかったのかもね。そこでドイル・ブラムホール曲なんかも出てくるワケで、いやいやそういうことか…ってまたしても納得。インスト系は兄貴の趣味だろうし、だからと言って二人のギターバトルなんぞ当然あるはずもなくって、そりゃスタイルがそういう点では全然違うんだからやっぱりそうなるよな、と。だからそれぞれの曲でお互いギター弾くのと幾つかの曲で二人で作り上げる、んでお互いスタイルを尊重してギター弾く、作品として仕上げる、みたいな感じか。
じっくりと聴いてると歌と曲と雰囲気とオブリガード的なギタープレイで結構味わい深く楽しめたりするので、プレイヤー的にも大人の雰囲気を研究できる。うん、だからこのアルバムは兄弟で作り上げてる信頼とリラックスと緊張感を聴くアルバムなんだな。SRVのヘヴィなのとジミー・ヴォーンのカントリータッチなのと二人の中間のインスト、それを楽しむ作品、そして自分的一番な曲は「Telephone Song」だな、やっぱ。SRVはこうじゃなくっちゃいかん(笑)。
- 関連記事
-
- Jimmie Vaughan - Plays More Blues Ballads & Favorites
- The Vaughan Brothers - Family Style
- Marc Benno - Crawlin