Jeff Beck - Who Else
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Jeff Beck - Who Else (1999)

調べる、突き詰める、調査する、発見する、謎が解ける、新たな世界が広がる、みたいなステップを積んでいくことが楽しいと知っている人と、いつしかそういうのを忘れてしまっている人ってのがいる。後者に出会うと、なんでまたそんな?面白いこと沢山あるし時間の限り楽しめることも沢山あるから勿体無い、って思うけど、そうじゃないんだろうな。考える事、探求していくことを面倒だと思っちゃったりしたんだろうと、何かのどこかの時点で、もしくは長い時間かかって忘れ去ってしまったりして新たなことに進めない、とか。結局は人間その人の思想や考えによるお話だもんな。
そういうのとは無縁な人生をひたすら歩んでいるとしか思えない脅威の超人ギタリスト、ジェフ・ベック。改めてスゲェなぁ、ホントに、って思ったのが今聴いている「Who Else」。1999年の作品なので70年代最高峰のギタリストという看板で売っていたワケじゃない。それどころか同時代のハイテクギタリスト達と並んでもまるで引けを取らないどころかそれでも最先端の先を行っていたワケで、やっぱり圧倒的に神様的存在。一体どこの誰がこんなサウンドとギタープレイを思いつく?思い付いたとしてもそれがここまでの融合体で出来ただろうか?デジタルビートとテクノビートとベックのギターの融合だ。超絶ハイテクじゃないと出来得なかっただろうけど、その発想を実現してしまったジェフ・ベックの才覚とセンスが恐ろしいほどに弾け出ている作品のひとつ。ブルースのリズムでギターを弾くなんてのは超越しているワケで、ホントに新しくて刺激的な世界で自分を進めていって楽しんでいる、楽しんでギターを弾いて皆を驚かせて楽しませる、しかもその刺激が世代を超えて時代を超えても楽しめるという味わい深さ。ここが違う所だ。上手いギタリスト達のソロ作品でもそういう類のものは割とあるけど、やっぱりここまで輝いていない。その深さがキャリアになるのだろうか、凄い。
何も最先端の先しかやってないワケじゃない、しっかりとベックのギターを聴かせてくれるスロウなチューンもあったりするししっかりとギターという楽器の面白さを生々しく伝えてくれるのもある。ライブ録音された曲なんかはもう目の前でベックがギターを熱く弾いてくれてるかのような錯覚を覚える程のプレイそのものだ。こういう熱いのを聴き続けたいんだよ。だからギターってかっこいいし魂の伝わりやすい楽器だし、最高に痺れる。それがベックのプレイだから余計に、か。そういうのを多彩に楽しめる作品だし、衝撃と驚きと感動を教えてくれる傑作アルバムであることは間違いない。リリースされた当時はこういう方向に進んだのか〜、ダメだな〜、苦手だ…なんて思ってたけど、自分が未熟すぎただけだ。こういうの、わからなきゃダメだろ(笑)。

調べる、突き詰める、調査する、発見する、謎が解ける、新たな世界が広がる、みたいなステップを積んでいくことが楽しいと知っている人と、いつしかそういうのを忘れてしまっている人ってのがいる。後者に出会うと、なんでまたそんな?面白いこと沢山あるし時間の限り楽しめることも沢山あるから勿体無い、って思うけど、そうじゃないんだろうな。考える事、探求していくことを面倒だと思っちゃったりしたんだろうと、何かのどこかの時点で、もしくは長い時間かかって忘れ去ってしまったりして新たなことに進めない、とか。結局は人間その人の思想や考えによるお話だもんな。
そういうのとは無縁な人生をひたすら歩んでいるとしか思えない脅威の超人ギタリスト、ジェフ・ベック。改めてスゲェなぁ、ホントに、って思ったのが今聴いている「Who Else」。1999年の作品なので70年代最高峰のギタリストという看板で売っていたワケじゃない。それどころか同時代のハイテクギタリスト達と並んでもまるで引けを取らないどころかそれでも最先端の先を行っていたワケで、やっぱり圧倒的に神様的存在。一体どこの誰がこんなサウンドとギタープレイを思いつく?思い付いたとしてもそれがここまでの融合体で出来ただろうか?デジタルビートとテクノビートとベックのギターの融合だ。超絶ハイテクじゃないと出来得なかっただろうけど、その発想を実現してしまったジェフ・ベックの才覚とセンスが恐ろしいほどに弾け出ている作品のひとつ。ブルースのリズムでギターを弾くなんてのは超越しているワケで、ホントに新しくて刺激的な世界で自分を進めていって楽しんでいる、楽しんでギターを弾いて皆を驚かせて楽しませる、しかもその刺激が世代を超えて時代を超えても楽しめるという味わい深さ。ここが違う所だ。上手いギタリスト達のソロ作品でもそういう類のものは割とあるけど、やっぱりここまで輝いていない。その深さがキャリアになるのだろうか、凄い。
何も最先端の先しかやってないワケじゃない、しっかりとベックのギターを聴かせてくれるスロウなチューンもあったりするししっかりとギターという楽器の面白さを生々しく伝えてくれるのもある。ライブ録音された曲なんかはもう目の前でベックがギターを熱く弾いてくれてるかのような錯覚を覚える程のプレイそのものだ。こういう熱いのを聴き続けたいんだよ。だからギターってかっこいいし魂の伝わりやすい楽器だし、最高に痺れる。それがベックのプレイだから余計に、か。そういうのを多彩に楽しめる作品だし、衝撃と驚きと感動を教えてくれる傑作アルバムであることは間違いない。リリースされた当時はこういう方向に進んだのか〜、ダメだな〜、苦手だ…なんて思ってたけど、自分が未熟すぎただけだ。こういうの、わからなきゃダメだろ(笑)。
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