Roy Buchanan - Second Album

4 Comments
Roy Buchanan - Second Album (1973)
伝説のギタリスト(紙ジャケット仕様)

 相変わらずくだらないニュースが流れている。くだらなくはないのかもしれないけど、知ったからどうだ、ってモンじゃないという気がしているだけだ。ニュースなんてのはほぼ全てがそういうモノで、記憶に残すためのものではなく今何が起きているのかを知るだけの情報でしかない、即ち即座に陳腐化する情報の一つでしかないとの捉え方なんだけど、それが役に立つこともあるのだろう。自分的にはそれよりも趣味的世界の長持ちする情報の方が価値あると考えるんだが、そのヘンは人それぞれの環境によるのだろう(笑)。

 レスリー・ウェストのような稀代のギタリストが出てくるとついついああいうギターもっと聴きたいよな、って思うし、一気にギター少年へと戻ってしまってダラダラと弾いていたりもする。レスポールジュニア・スペシャルのシングルカッタェイって大好きなギターのひとつだしね。てなことで、何かないかと探しつつ…、あ、あった、これなら面白いハズ、ってか面白かったハズ、ってなことで、ロイ・ブキャナンの1973年リリースの2枚目の作品そのままの「Second Album」。多彩な才能を世に知らしめていくロイ・ブキャナンがキャリアを通じて一番ブルースサウンドを打ち出したアルバムで、あのトーンでのブルースが全開です。トリッキーなスタイルでのプレイもそこかしこで聴けるけど、基本路線はブルースプレイと曲なので馴染みやすいハズ。聴けば聴くほどに不思議なトーンが出て来るし、どうやって弾いてるんだろ?ってなのもアチコチで聴ける。根本的なトーンはテレキャスそのものだからわかりやすいんだけどさ、やっぱり弾き方が不思議なんだよね、この人は。

 そういうのがじっくり聴けるのも曲がゆったりとしたリズムの中でギター弾いてるからかも。2枚目のアルバムでこんだけ自由自在にギター弾いていられる作品がリリースできたってのも30代になって下積みを長々と経験していたキャリアだったから出来るワザだろうし、レーベル側もそれを知っててのリリースだったのだろう。ともすれば独特のブルースフュージョンとも言えるジャンルがロイ・ブキャナンからして出てきたかもしれないくらいの作品。ジェフ・ベックやクラプトンが聴きまくってたのも分かるってな音です。決して奇特な弾き方ってワケじゃないけど、上手いんだよなぁ、聴かせ方がさ。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 4

There are no comments yet.
デューク中島  
日本での初登場盤

これが 日本での 初お目見えで、実際のファーストは 後で発売されました。伝説のギタリストと 鳴り物入りでしたし、周りでも 大概の奴が 買ってましたよ。個人的には、セカンドとサードが 好きですね。

2017/03/11 (Sat) 23:27 | EDIT | REPLY |   
フレ  
デューク中島さん

鳴り物入りだったんですか!?想像し難い…

2017/03/12 (Sun) 19:53 | EDIT | REPLY |   
グラハムボネ太郎  
優しいせかん

サンキュー ロードが一番沁みる。
ギターというよりも、曲が醸し出す雰囲気が好きです!

2017/03/15 (Wed) 13:00 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>グラハムボネ太郎さん

良いギター弾きますからねぇ…。

2017/03/20 (Mon) 19:03 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply