Chris Duarte - Tailspin Headwack

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Chris Duarte - Tailspin Headwack (1997)
TAIL SPIN. HEAD WHAC

 昔から散々レコードだのCDだのを買いまくってたヤツと話してたけど、もう今は全然買ってないわ、と。聴くのは聴いてるけどネットからのDLかYouTubeかそんなのばっかで店なんて行かなくなっちゃったし…って。そいつCD屋やってるんだけどさ(笑)。まぁ、だからこそ特色のあるショップ作りに特化するしかないみたいな話になるんだろうけど、そこまでは突っ込まなかった。それでも割とお客さんいたから自分が思うよりはCDを買う人って多いのかもしれないなんて思った。

 ブルースギターに入っちゃうと色々聴きたくなるけど、そんなに心揺さぶられるギタリストが多いわけじゃないし、しかも古いのはもういいや、って部分あるから新し目ので…ってなると決まってきてしまう。それでも、よく聴いてるワケじゃないからいいかな、ってことでChris Duarteの1997年の二枚目のアルバム「Tailspin Headwack」。今から19年前なんだからまだ彼も若い頃のセカンド・アルバムだ。案の定ブルース一辺倒なんて方向にも進まずにブルースロック的作風が多数並んでいる中途半端な印象の作品で、別に悪くもないけど、どこか特化したアルバムなのかな、ってのがない。普通にアダルトな作品にしか聞こえなくて、ギターがスゲェ歌ってるってんでもないし、ちょっと大人の仕事風味に惑わされてるか。

 それでも色々な試みしていて、ギターはもう弾けるの判ってるから、どういう風に作品にそのギターを味ある風味で入れていくかってのがテーマだったのかな。この頃を見ると、当然ながらオールドタイムなブルースギタースタイルだけで世間を渡っていけるほどじゃなかろうっていう判断もあったからこういう作風なんだろうけど、その御おかげで妙にマルチなプレイヤーになれてるのかも。似合わなかったけど(笑)。Chris Duarteを聴き始めた時にやはり最初のアルバムから順番に聴いていったんだけど、2枚目、3枚目あたりは何かよくわからんなぁ〜ってのあって、その後ハジケてからの作品の方が男臭くて好きだった。これはそのイマイチな中の一枚だけど、改めてどうだっけ?って聴いてみたけどやはり印象は変わらず。ただ、こういうギターをこういう曲調で使うってのはなるほどね、ってのはある。そのプレイは見事だからさ。





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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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おっさん  

1995年のジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルで
初来日したとき行きました。
CDを聴いてレイ・ヴォーンのような感じかなと思ってましたが、
そうそうアダルトな感じでちょっと違ってましたね。

2016/11/17 (Thu) 07:22 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>おっさん

あぁ、そんな前に来てたんですか…、全然知らなかったです。
SRV的って印象ありますけど、違うんでしょうかね。

2016/11/23 (Wed) 19:30 | EDIT | REPLY |   

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