Lesley Garrett - A Soprano At The Movie
2 Comments



映画を見ていて印象の残る音楽というものは実に機会が多くて、それぞれがひとつのページとして記憶に残るシーンとなるが、例えば映画「ディーバ -ニューマスター版-」というものもそのひとつ。映画そのものも非常に美しいトーンとテンポで撮られているし、そもそもフランス映画だからのほほ~んとした雰囲気はもちろんあるんだけど、その中でもオペラ歌手と青年、そしてミステリーと多重にも渡るストーリーが展開されている実に味のある良い作品。そこではオペラ歌手の盗み録りテープの存在がクローズアップされてくるのだが、そもそものそのオペラ歌手の歌っている歌が素晴らしいのだよ。
歌手の名はウィルヘルメニア・フェルナンデスと言う女性で、ホンモノのソプラノオペラ歌手なので実際に映画でも本人の歌っているものが収録されているしサントラもまた然り。が、これだけでは面白くないということでちょこっと漁った時に見つけたのがレスリー・ギャレットという英国のソプラノオペラ歌手による「A Soprano At The Movie」っつう作品。タイトル通りに映画で使われた歌モノばかりを集めて、もちろんホンモノのソプラノ歌手なので思い切り歌われているものだ。リリースが1990年だったので映画「ディーバ」の曲も一曲目に入っていて、これがまた凄いなぁと。他は「ハンガー」や「オペラ座の怪人」、「ドライヴィング・ミス・ディジー」や「眺めのいい部屋」とかのも入ってる。普段ロックとか聴いているのとは全然違う世界の歌でホンモノの音楽家だなぁとつくづく思うよね、こういうの聴いていると。知的でもあるし。


- 関連記事
-
- Lightning In A Bottle
- Godfathers and Sons
- Lesley Garrett - A Soprano At The Movie