Fleetwood Mac - Mr Wonderful

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Fleetwood Mac - Mr Wonderful (1968)
Mr Wonderful

 熊本頑張れ!ってしか言えないけどホント、少しでも早く日常に戻るといいな。九州方面も知り合いいるし、幸い離れてるから地震の回数が多いのがうんざりって話だけで、深刻な災害には遭っていないようだけど、やっぱり不安はあるだろう。日本ってやっぱり地震や台風による災害が多い国なんだな、って改めて思う。外国の人が気軽に来てるけど、そういうのってホント日常であるなんて思ってないだろうし…、まぁ、我々が外国行ってテロに遭遇する機会よりは多いだろうってくらいだけど。もちろん人為的な怖さと自然災害の怖さの違いは大きいが。

 英国3大ブルースバンドと呼ばれた真骨頂、Fleetwood Macの1968年リリースのセカンド・アルバム「Mr Wonderful」。このミック・フリートウッドの顔が印象深いのか、このアルバムもその次の「英吉利の薔薇 (イングリッシュ・ローズ)」もインパクトある顔面ジャケが何時の時代になっても語り継がれるという、その意味では見事に的を得た歴史に残るアルバムジャケットになっているので、狙い通りだろう。更に中身もまったくジャケットと関係なく素晴らしき英国ブルースが詰め込まれているのは周知の事実、ピーター・グリーンとジェレミー・スペンサーのギタープレイのハマり具合に加えて陰ながらクリスティン・パーフェクトのピアノもしっかりと聴かせてくれたりする。個性的なブルースバンドだったか?ってなると完全に模倣でしかないので、オリジナリティは見当たらない、とまでは言い過ぎだけど、音楽的には間違いなくそうだと思う。ただ、これだけギター弾けるってのはある意味凄くて、完全に成り切ってるもんな。そこが初期Fleetwood Macのブルースバンドとしての面白さの所以。

 自分的にはこれ、10代の頃に聴いたけど、何でだろ、あまりピンと来てなかった。その頃からブルースは好きだったんだけど、どっか軽々しかったのか、印象的なギターフレーズにハマれなかったのか、ロック的要素が少なくてあまりにもブルースだったからか、ジャケットが苦手だったのか、聴いてた記憶があまりない。やっぱりロックブルースが好きだったんだろうか。久々に数回立て続けに聴いてたけど、ハマれるか?ってぇと割とそうでもなくて、でも凄いブルースアルバムだろ、ってのはあるし、自分の好みの問題だろう。あぁ、エルモア・ジェームズばりのあのスライドで始まる曲がいくつもあるから飽きちゃったのもあるか。それでもこれだけのギターだし、ちょっとちゃんと聴こうよ、と自分に言い聞かせてます。






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フレ
Posted byフレ

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デューク中島  
オリジナル2枚でなく

イングリッシュ ローズと聖なる鳥、二種類の編集盤で持ってる連中が 多かったですね。編集盤なのに 選曲に違和感が無くて、とても聴きやすかったし、私も オリジナル2枚は 後で買いました。3人が 1つの曲に うまく共存してるんじゃなくて、この曲は ピーターグリーン、この曲は ジェレミースペンサーがメインって感じで、それってどうよ感がある時期でしたね。

2016/04/17 (Sun) 20:51 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

優れたライターが多数いたってのもある種の運でしょうか。合作ってのが普通な時代ではありましたな。

2016/04/18 (Mon) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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