Henrik Freischlade - Live 2014

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Henrik Freischlade - Live 2014
Live 2014

 昔は日本でもそうだけど、そんなトコロであんなギター弾く奴がいるとかブルースやってる奴がいるとかなんて思いもしなかったんじゃないだろうか。同じように世界中のアチコチの国に対しても思ってた部分あって、ブルースなんてせいぜいアメリカと英国くらいだろうって勝手に思っててさ、そりゃ冷静に考えればローカルな世界でのブルース好きな連中はいるんだろうけど、そこから同じブルースで世に出てきて…なんてのはさ、あまり思わなかった。んでも、当然あるんだよね、そういうシーンがさ。そんなのが面白いなぁ、と。それぞれの国でのブルースというものの解釈ってのもひとつの面白味かと。

 ドイツから出てきたHenrik Freischladeって人のバンドの「Live 2014」なんてのを。これもYouTubeでライブ見ててひたすら楽しんでるってのあるけど、ドイツだもんなぁ…、ドイツからブルースが…ってもこの人の場合は明らかに古いブルースロックルーツなんで、ロック系統の人間には聴きやすい。使ってるギターがレスポールとテレキャスってのも自分的に良く分かるし、しかもテレキャスの音もあのパリパリの音じゃなくてストラト替わりに使ってるんだろうなぁくらいの音の出し方で明らかにロック的サウンド、どころかロックだ。レスポールの音はもちろん弾きまくりで図太い音で、とっても心地良く一番大好きな音なので文句なし。更にギタープレイもひとりで弾きまくるという自由奔放さがとってもよろしくてね。オルガンが入ってるのもちょいとユニークなサウンドで、冷静に聴いて見ればコレは明らかに単純なブルースロックの世界の音だ。ただ、ギターが本気のブルースなんだよな…、いや、オールドロックの連中が偽物だったってんでもないけど、Henrik Freischladerはもっとブルースに根ざしている感じ。

 何だろなぁ、アメリカじゃないし英国でもないし、やっぱりどこかちょいとお国柄的に違う感覚が入ってるのか、スタンダードなブルースナンバー的に聴こえるんだけどメロディだったり根底的なトコロがちょっと違ってて、国籍不明的にもなる。前に女流ブルースギタリスト達を聴いてた時もそうだったけどやっぱりブルースと言えどもお国柄なものは入ってくるから、単純なナンバーにはならないのが面白い。ヨーロッパブルースなんてジャンルが出来てくるのかもしれないな。


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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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jamken  

こんにちは、お邪魔いたします。
懐かしいタイプのギターですね。
昔、学生の頃、学園祭とかで永遠に、朝から晩まで聞いてもあの頃は飽きなかった。
今はちょっと疲れたかな。

2016/02/14 (Sun) 13:04 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>jamkeさん

うん、だからこそ、この手のは好きなのかも。

2016/02/21 (Sun) 19:38 | EDIT | REPLY |   

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