Weather Report - The Legendary Live Tapes 1978-1981

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Weather Report - The Legendary Live Tapes 1978-1981
The Legendary Live Tapes 1978

 日本の食事って多彩でその時その時によってバリエーションが豊富だから選べるってのは実はかなり世界的に比べて裕福な部分なんじゃないかと。いや、最近あんまり昔みたいに油ギッシュなものを食べたいと思わなくなってて、和食系がいいな〜という本能に従ってることが多くてね、そういう風に変化させていけるって思った時にそれって日本だからか?って思ってさ、日本以外でそう思ってたらどういう風に変化させてくのかな、と。それなりにはあるんだろうけど、日本ほど豊かな選択肢はないだろうなと気づいて、思いを馳せてみれば普段何食べるかな〜どれも飽きたな〜って思うけど、こんなに選択肢あるんだからという贅沢に気づくべきだななんて。

 自分でもこの手のにハマることは無いだろうと思ってたけど、聴いてるとやっぱり凄いからかどんどん聞き入っちゃうというWeather Reportのライブアルバム「The Legendary Live Tapes 1978-1981」。4枚組だから全部聴けてないけど、とにかく凄い。ジャコパスのベースが好きだから新しいライブ盤出る、って見てて聴きたいな〜っていうのが動機だけどさ、聴いてるともう凄いんだよ、ライブの熱気とかもちろんテクニックとか迫力なんかがね、ロックのエナジー的にぶつかってくるワケ。そりゃもう演奏の凄まじさってったらありゃしない。それでもライブそのものじゃなくてジャム的にやってたのを録っただけってのもあるのに、それでも凄い。半分くらいは日本でのライブってことらしいんでそれもまた嬉しいんだが、どこでもこのレベルのライブ演奏していた時期なんだろうし、バンドの一体感も半端ない。今の時代にここまで出来るライブバンドってなかなか無いんじゃないかな…メジャーシーンにいないだけかもしれないが。しかもスーパースタークラスのプレイヤーばかりが集まってるというぶっ飛びなバンド、音、センス、見事。

 フュージョンというジャンルに括られてたからおかしな話になるんであって、かと言ってロックじゃないしジャズじゃない、やっぱりフュージョンになるんだけどロック畑から入るフュージョンなんだろうな、これは。まぁ、どっちでもいいけど、Brand XやUKあたりが対抗馬なのか…、うん、Weather Reportの凄さはそれ以上だ。プレイヤーが技を競いあるバンド、ある種楽曲の良さってのを気にしなくても良い、楽曲の良さはプレイヤーの演奏力が引き出すものという認識だからポップ系とは大きく異る。それがそのまま当てはまるプレイを繰り広げてて、しかもライブだから白熱。ちょっと真面目に時間取って聴きたくてさ、ワクワクするもん。これ、ロックファンも必携なんじゃないか。







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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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sinz  
久々に良いライブ盤

Weather Report のライブ盤はいくつか出てますが、これは未発表の音源ばかりで曲もたっぷり。
音もいいし、ジャコパス好きは絶対買いですね。
ウェインショーターも熱い!

2015/12/05 (Sat) 18:50 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>sinzさん

うん、もっと幅広く聴いてもらってもいいんじゃないかなぁ…。
ジャコパスはロックですわ、ホント。

2015/12/06 (Sun) 21:13 | EDIT | REPLY |   

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