Blue Phantom - Distillation

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Blue Phantom - Distillation (1972)
Distillation

 どうも世間の話題に興味が無いことが多すぎて会話に入れないこと多々…、野球でもスケートでもサッカーでもいいけど、その場限りの話題なんだから知ってたって今後の自分の財産にもなるまいよ、だから知らなくてもいいじゃないか、って思うのだが、世の中的にはそういうのを知らないと話題に入れないんだよな。それはわかってるんだが、興味ねぇし知らねぇもん。…で通じるならそれでいいと思ってるガキなままな自分、かも。ニュースなんかも流し読みしてて目を引くのだけ読むくらいで世間がどうなってるかも大して知らないし、社会活動するにあたってはどうよ、それ?って話ではあるか。さりとて困ることも多くはないので数少ない時間は自分の興味のある情報漁りばかりしちゃうんだよね。

 Twitterのつぶやきで思い出したBlue Phantomの1972年作品「Distillation」。これってず〜っと英国のバンドで、こっちがオリジナルジャケットだと思ってたけど、改めて調べてみるとイタリアのバンドでオリジナルジャケットは全然違うのだったってことを初めて知った。まぁ、レコードなんて見たこともなかったし聴いたこともなかったバンドだからしょうがないんだが、CD化もされてたのかな?意識してなかったから知らないんだけど、物の本でこのジャケットだけは知ってて見たら聴きたいと思ってはいたがすっかり失念してた。今の時代、ふとDLで即聞けちゃうのってありがたいけど何かいいのか?とも思う…けど、聴けないよりは聴ける方が良いもんね。ありがたく聴かせもらいました。

 いや〜、全編インスト、っても超サイケヘヴィーな何でもあり的なヘヴィロックスタイルでどたばた感満載で疾走感溢れる音ばかりでとってもご満悦です。このギターのヘヴィサウンドってのは今の時代でもなかなか出せないし、それこそ時代の象徴でもあるけど、かなり頼もしい。基本旋律は割とメロディアスだったりするけど被さるようなはヘヴィギターが心地良いね。その上でヘンな音もたくさん持ち込まれたりしてて一体何がしたいんだ?ってくらいにはサイケ。何回聴いててもよくわからん熱気に吸い込まれる。トリップ性高いアルバムってのがまたよろしい。それにしてもどういう意味合いでこんなアルバム作ってリリースされたのだろうか?普通に発掘してきたってことはなさそうだから言われているようにスタジオ・ミュージシャン達の集まりでのバンドなのかもしれない。それにしてはあまりにも音がチープ過ぎるように感じるけど、取り敢えず妙な展開と音色に引き込まれます。





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フレ
Posted byフレ

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クリタカ  
ゴブリンのマイナー版?

 ネットをやるようになって「ポチッ買い」した最初期の作品です。それまでラジオや有線で流れていて気に入ったものや、雑誌のレヴュー、持ってる作品の人脈等で買っていましたから、動画を見て買うという初めての経験は少しばかり勇気がいるのと違和感もありました(笑)。そこへもってフレさんのブログに行き着いたもんですから、いやぁもう随分参考にさせていただき「ポチッ、ポチッ」買わせてもらいました。
 コレはどうやら臨時に召集されたスタジオミュージシャン達によるもののようで、元々なんかの映画かドラマのBGMとして制作されたようですが、メンバーなどは複数の資料を読んでも「unknown」としか記されておらず、本当にナゾの集団のみたいですね。一説ではひとりでコツコツ音を重ねていって作ったと言うような記述もありましたが真偽のほどは定かではありません。1971年が伊オリジナルで評判が良かったのか翌年この黄色ジャケで英から、そして同年仏からもさらに別ジャケでリリースされている模様です。
 ギターの音色もさることながら、ドラムのドッタン、バッタンしたプレイは大好きなビル・ワードに似ていて、初聴きのときは思わず吹いてしまいました。インストものはベックを除いてほとんど気に入ったのは少ないのですが、この擬似サントラは結構反復して今でもよく聴いていますよ。

2015/11/03 (Tue) 20:48 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

ナゾなんですよね、これ。不思議なアルバムです。

2015/11/07 (Sat) 21:25 | EDIT | REPLY |   

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