Gary Moore - We Want Moore
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Gary Moore - We Want Moore (1984)

泣きのギターと言われるギタリストはそうそう多くない。その元祖は多分ポール・コソフだろうし、以降続く人も実はあまり多くない。その内の一人がゲイリー・ムーアだが、マイケル・シェンカーやウリ・ロートももちろん入ってくる。でもその辺って、ポール・コソフの泣きのギターと言われる所以とはちょいと路線が違うんで、やっぱりブルース系譜にある人って云うのが直系だろう。そうなるとほぼ皆無。皆さん独自路線を開拓するワケで、なかなかフォロワー的な事では残っていけないのも分かってるのか、そもそも出来ないって話なのかポール・コソフの横に居てもおかしくない泣きのギタリストはそうそういないようだ。
Gary Mooreは途中からハードブルースへと方向転換しているのでその路線の筆頭格だが、そもそもはごった煮ロックからハード路線を見出し、時代とプロデューサーとバンドの面々に上手く乗り、時代と共にハード路線の雄にのし上がっていった人、元々何でも出来る人だからギタリスト的にも嫌いじゃない路線だったろうし、しばらくはギターヒーローの座を堪能した事だろう。その絶頂期の作品ながらも中途半端な印象も否めなかった「We Want Moore」というライブアルバムがある。自分的にはこの頃ゲイリー・ムーア好きだったが、コイツは国内盤のリリースが無かったためかあまり馴染みがない。まぁ、「Victims of the Future」というアルバムあたりからさほど真面目に聴かなくなったのはあるが、こういうのって売る側の意図って大きく影響するのな。国内盤出して売ったり、バンドのメンツが地味だからイマイチプロモーションが弱かったり。他にも一気通貫のライブじゃないから広報しにくかったり…、実際は知らないがこのライブの出来映えなら作り方と売り方次第できちんと名盤にも成り得ただろうに。
アルバム「Victims of the Future」の後のツアー、日本にも来たのは記憶してるけど行けてない。ピンクのストラトでゴリゴリ弾きまくるゲイリー・ムーアの姿は雑誌でひたすら取り上げられてて、その後にこのライブ盤「We Want Moore」がリリースされてる。中途半端な長さだったのかアナログで2枚組だったのか?あちこちのライブの寄せ集めでドラムのイアン・ペイスだけがメジャー級ネームバリューで、他はこれまでのゲイリー・ムーアの経歴からすると地味なバンドになってる…その分ドラムはドスンドスンと目立つが他がちょいと音的な迫力に欠ける…、だから地味なメンツなのだろう。そういうの影響あるんだなぁ。その分ゲイリー・ムーアと来たらこれでもかと言わんばかりに弾きまくりでそこはもう心地良い。もっとエッジの立った音でミックスしてくれれば、と思わんでもない。
しかし普通にハードロック…、哀愁ある、とも言えずに普通にハードロック。ただ、ギターはかなり異質なヘヴィ感とメロウ感があるか。歌と絡んだオブリは無くてエモーショナル性はまだまだという所。一本気なハードスタイルとピキピキのピッキングでのマシンガンピッキングはやはり凄い。今聴いてみると、この頃独特のハードロック路線とギタースタイルだったんだなぁと染み染みと思うから、やはり唯一無二の存在だったんだよね。こういうギタリスト、出てきてほしいものだ。

泣きのギターと言われるギタリストはそうそう多くない。その元祖は多分ポール・コソフだろうし、以降続く人も実はあまり多くない。その内の一人がゲイリー・ムーアだが、マイケル・シェンカーやウリ・ロートももちろん入ってくる。でもその辺って、ポール・コソフの泣きのギターと言われる所以とはちょいと路線が違うんで、やっぱりブルース系譜にある人って云うのが直系だろう。そうなるとほぼ皆無。皆さん独自路線を開拓するワケで、なかなかフォロワー的な事では残っていけないのも分かってるのか、そもそも出来ないって話なのかポール・コソフの横に居てもおかしくない泣きのギタリストはそうそういないようだ。
Gary Mooreは途中からハードブルースへと方向転換しているのでその路線の筆頭格だが、そもそもはごった煮ロックからハード路線を見出し、時代とプロデューサーとバンドの面々に上手く乗り、時代と共にハード路線の雄にのし上がっていった人、元々何でも出来る人だからギタリスト的にも嫌いじゃない路線だったろうし、しばらくはギターヒーローの座を堪能した事だろう。その絶頂期の作品ながらも中途半端な印象も否めなかった「We Want Moore」というライブアルバムがある。自分的にはこの頃ゲイリー・ムーア好きだったが、コイツは国内盤のリリースが無かったためかあまり馴染みがない。まぁ、「Victims of the Future」というアルバムあたりからさほど真面目に聴かなくなったのはあるが、こういうのって売る側の意図って大きく影響するのな。国内盤出して売ったり、バンドのメンツが地味だからイマイチプロモーションが弱かったり。他にも一気通貫のライブじゃないから広報しにくかったり…、実際は知らないがこのライブの出来映えなら作り方と売り方次第できちんと名盤にも成り得ただろうに。
アルバム「Victims of the Future」の後のツアー、日本にも来たのは記憶してるけど行けてない。ピンクのストラトでゴリゴリ弾きまくるゲイリー・ムーアの姿は雑誌でひたすら取り上げられてて、その後にこのライブ盤「We Want Moore」がリリースされてる。中途半端な長さだったのかアナログで2枚組だったのか?あちこちのライブの寄せ集めでドラムのイアン・ペイスだけがメジャー級ネームバリューで、他はこれまでのゲイリー・ムーアの経歴からすると地味なバンドになってる…その分ドラムはドスンドスンと目立つが他がちょいと音的な迫力に欠ける…、だから地味なメンツなのだろう。そういうの影響あるんだなぁ。その分ゲイリー・ムーアと来たらこれでもかと言わんばかりに弾きまくりでそこはもう心地良い。もっとエッジの立った音でミックスしてくれれば、と思わんでもない。
しかし普通にハードロック…、哀愁ある、とも言えずに普通にハードロック。ただ、ギターはかなり異質なヘヴィ感とメロウ感があるか。歌と絡んだオブリは無くてエモーショナル性はまだまだという所。一本気なハードスタイルとピキピキのピッキングでのマシンガンピッキングはやはり凄い。今聴いてみると、この頃独特のハードロック路線とギタースタイルだったんだなぁと染み染みと思うから、やはり唯一無二の存在だったんだよね。こういうギタリスト、出てきてほしいものだ。
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