Keith Richards - Crosseyed Heart
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Keith Richards - Crosseyed Heart (2015)

ジジイ達、頑張ってるな。日常生活生きてるとこのジジイ達ってのがジャマクサくていい加減にしろよお前ら、と思う事の方が多くて、昔はそれでも年寄りには優しくなんて思ってたが、自分が年取ってきてその上のジジイ達見てるとそんな優しい事思ってやらなきゃいけないヤツなんてそんなに多いもんじゃないって事に気づくワケだ。別に特定の人間に対して言ってるモンじゃなくて、自分も含めてだが、ジジイになってくると自分の価値観で生きてるから世間とズレてても直そうとはしないし、変えようともしない。そこに安住しちゃうんだよ。変わる事に抵抗があって出来るだけそのままでいたい、出来るならば何も変えたくない、という意思だ。人間皆そうだけど。それで、それがロックの世界にいくとホントに頑固ジジイばかりのヤツらが生き残って今でもロックしてる。全く日常生活だったらホントにジャマなジジイ達だろうと思う。
中でも最高のジジイ…キース・リチャーズが71歳にして三枚目のソロアルバム「Crosseyed Heart」をリリースしてきた。しかし今更何をやりたいんだ?とも思ってしまったりするが、何かの期待をしてしまうのもある。別にストーンズも普通に活動してるし、音的にストーンズで出来ないのも無かろうと思うが、そこはやはり自分の仲間に刺激を受けながらやりたい部分があるのかな。変化を好むタイミングかもしれない。ジャケットのキースを見ても、随分と丸くなったと見えるが、そりゃそうだろう、もう71歳だ。フムフムと聴いてみる事に。
唐突に予想を覆すアコースティックブルースでキースが歌う。こりゃもう痺れた。ギター弾いてるのキース?じゃないと思うけどキースだとしたらスゲェ。そこでもうヤラれちゃって、間髪入れずにお得意のグルーブで始まる2曲目、そしてストーンズばりの曲に続いてのソフトでカリプソ風味も入ってる小洒落たバラード。更にシングルカットされて小気味の良いキース独特のギターリフからの「Trouble」、スティーブ・ジョーダンの見事なパーカッションからのレゲエ節などなどなどなど、相変わらずの多趣味満載だが、不思議だよな、ホント、どこをどう斬ってもキースなんだ、これが。曲のバリエーションも多彩だし、歌に個性があってキースらしさが特定出来るでもないので、曲的個性やギターフレーズなのだろう。特に多分ギターなのだろう、このキースらしさは。ストーンズよりもキースらしいアルバムに仕上がってる。ヘンな書き方だが、ストーンズ以外のキースはそんなに知らないのに、ストーンズよりもキースらしいなんて。でも、キースのキースらしいところが全部出てる。多分根っこにあるのがキースというロックなのだろう。
ふと思った。もう71歳だからアレだけど、こういう人だったらキンクスのレイ・デイヴィスみたいな吟遊詩人的独特な世界をずっと続けて出来たんだろうなと。ストーンズの看板に隠れてたけど実はものすごくそういう人だったんじゃないだろうかと。シャイな人だな。ずっと聴いてても飽きない心地良さが続く。そしてこういうのもロックだよ、間違いなく。やはりロックは人に宿ってるのだ。これ、普通にロックの名盤だよ。この期に及んでこんな名盤作るのかこの人は…、凄い。

ジジイ達、頑張ってるな。日常生活生きてるとこのジジイ達ってのがジャマクサくていい加減にしろよお前ら、と思う事の方が多くて、昔はそれでも年寄りには優しくなんて思ってたが、自分が年取ってきてその上のジジイ達見てるとそんな優しい事思ってやらなきゃいけないヤツなんてそんなに多いもんじゃないって事に気づくワケだ。別に特定の人間に対して言ってるモンじゃなくて、自分も含めてだが、ジジイになってくると自分の価値観で生きてるから世間とズレてても直そうとはしないし、変えようともしない。そこに安住しちゃうんだよ。変わる事に抵抗があって出来るだけそのままでいたい、出来るならば何も変えたくない、という意思だ。人間皆そうだけど。それで、それがロックの世界にいくとホントに頑固ジジイばかりのヤツらが生き残って今でもロックしてる。全く日常生活だったらホントにジャマなジジイ達だろうと思う。
中でも最高のジジイ…キース・リチャーズが71歳にして三枚目のソロアルバム「Crosseyed Heart」をリリースしてきた。しかし今更何をやりたいんだ?とも思ってしまったりするが、何かの期待をしてしまうのもある。別にストーンズも普通に活動してるし、音的にストーンズで出来ないのも無かろうと思うが、そこはやはり自分の仲間に刺激を受けながらやりたい部分があるのかな。変化を好むタイミングかもしれない。ジャケットのキースを見ても、随分と丸くなったと見えるが、そりゃそうだろう、もう71歳だ。フムフムと聴いてみる事に。
唐突に予想を覆すアコースティックブルースでキースが歌う。こりゃもう痺れた。ギター弾いてるのキース?じゃないと思うけどキースだとしたらスゲェ。そこでもうヤラれちゃって、間髪入れずにお得意のグルーブで始まる2曲目、そしてストーンズばりの曲に続いてのソフトでカリプソ風味も入ってる小洒落たバラード。更にシングルカットされて小気味の良いキース独特のギターリフからの「Trouble」、スティーブ・ジョーダンの見事なパーカッションからのレゲエ節などなどなどなど、相変わらずの多趣味満載だが、不思議だよな、ホント、どこをどう斬ってもキースなんだ、これが。曲のバリエーションも多彩だし、歌に個性があってキースらしさが特定出来るでもないので、曲的個性やギターフレーズなのだろう。特に多分ギターなのだろう、このキースらしさは。ストーンズよりもキースらしいアルバムに仕上がってる。ヘンな書き方だが、ストーンズ以外のキースはそんなに知らないのに、ストーンズよりもキースらしいなんて。でも、キースのキースらしいところが全部出てる。多分根っこにあるのがキースというロックなのだろう。
ふと思った。もう71歳だからアレだけど、こういう人だったらキンクスのレイ・デイヴィスみたいな吟遊詩人的独特な世界をずっと続けて出来たんだろうなと。ストーンズの看板に隠れてたけど実はものすごくそういう人だったんじゃないだろうかと。シャイな人だな。ずっと聴いてても飽きない心地良さが続く。そしてこういうのもロックだよ、間違いなく。やはりロックは人に宿ってるのだ。これ、普通にロックの名盤だよ。この期に及んでこんな名盤作るのかこの人は…、凄い。
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