Matching Mole - Little Red Record
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Matching Mole - Little Red Record (1972)

秋の訪れが早そうな気配を感じつつ流れがカンタベリーに来てたので、そうだなぁ〜、カンタベリーも久しく聴いてないし、どんなんあったっけ?ってライブラリ漁りと自分の知識漁り…、ま、ネットで適当に探すのが早いかと思って探すけど、その間に、あ、あれ聴きたいとか思い出したりして聴くんだな。結局何探してたっけ?って思うこともしばしば…、いや、あれこれ聴いちゃって楽しくなっちゃうとさ、聴いちゃうじゃない?んで、カンタベリーとかプログレ系ってのはじっくりと時間取ってノイズの入らない環境で聴きたいから割と限られちゃうし、そんなことを出来る時間を作ってヘッドフォンでひたすら聴くワケです。
Matching Moleの1972年リリースのセカンド・アルバム「Little Red Record」。冒頭から音が出てきた瞬間から「あ〜、カンタベリー…」ってのが判っちゃうというかそういう音だし、その時点からフワフワしてるんです。そこからはもうフワフワと緊迫とオシャレ感と緊密な演奏、ヘンな音によるスケールやメロディに心躍らされてしっかりとあのカンタベリーの世界を満喫できる一枚。昔はMatching Moleってったらファーストの「Matching Mole」で「O Caloline」から涙するみたいなのが当たり前でその流れのままアルバム聴いてるってな感じだったんだが、こうしてきちんとセカンド・アルバム「Little Red Record」を聴いていると随分とビシッとしてきたもんだな、なんて感じる。よくよく見ればプロデューサーがロバート・フリップ卿でしたね…。しかも1972年って自分のバンドの方も結構大変な時期じゃないですか、なのにこんなとこでこんな音作らせてたとはね、なんて気もするが、しっかりとその影響はあって、パーツパーツでは戦慄クリムゾンを彷彿させるような空気感のあるシーンも割と出て来る。
ファーストとメンバーが替わってて、ロバート・ワイアットと二枚看板だったハズのデイブ・シンクレアは離脱してるから、その分ギターでフィル・ミラーが頑張ってる…ってよりも一番功労者なのは多分ビル・マコーミックかな。スゲェベース弾いてくれてるし、鍵盤のデイブ・マクレーもそれほどメジャーな人ではないのにこんだけカンタベリーな音を弾いてくれるというのは嬉しい限り。一般的(?)なカンタベリー的サウンドよりはもうちょっと緊迫感と破壊感はやや漂う作品、それでもしっかりとロバート・ワイアットのオフザケは入っているというユーモラスなアルバム。この人のドラムも実に素晴らしくグルーブしてくれてて、ホントに微妙〜に独特の味。好きだわ〜。サイケ調な感触を感じるのはところどころのSE的な部分だけど、そこからジャズアプローチだからねぇ、そういうサイケ時代のバンドもなかったし、ユニークなアプローチとも言えるか。ボーカルコラージュもあるし、まぁ、多彩なバンド。こんなに「Little Red Record」って面白かったのか、と改めて感じた程の作品、ファーストの陰に隠れがちだけど聴いた方が良い名盤。いや〜、どこを斬ってもホントに素敵な音です♪「Gloria Gloom」なんて最高♪

秋の訪れが早そうな気配を感じつつ流れがカンタベリーに来てたので、そうだなぁ〜、カンタベリーも久しく聴いてないし、どんなんあったっけ?ってライブラリ漁りと自分の知識漁り…、ま、ネットで適当に探すのが早いかと思って探すけど、その間に、あ、あれ聴きたいとか思い出したりして聴くんだな。結局何探してたっけ?って思うこともしばしば…、いや、あれこれ聴いちゃって楽しくなっちゃうとさ、聴いちゃうじゃない?んで、カンタベリーとかプログレ系ってのはじっくりと時間取ってノイズの入らない環境で聴きたいから割と限られちゃうし、そんなことを出来る時間を作ってヘッドフォンでひたすら聴くワケです。
Matching Moleの1972年リリースのセカンド・アルバム「Little Red Record」。冒頭から音が出てきた瞬間から「あ〜、カンタベリー…」ってのが判っちゃうというかそういう音だし、その時点からフワフワしてるんです。そこからはもうフワフワと緊迫とオシャレ感と緊密な演奏、ヘンな音によるスケールやメロディに心躍らされてしっかりとあのカンタベリーの世界を満喫できる一枚。昔はMatching Moleってったらファーストの「Matching Mole」で「O Caloline」から涙するみたいなのが当たり前でその流れのままアルバム聴いてるってな感じだったんだが、こうしてきちんとセカンド・アルバム「Little Red Record」を聴いていると随分とビシッとしてきたもんだな、なんて感じる。よくよく見ればプロデューサーがロバート・フリップ卿でしたね…。しかも1972年って自分のバンドの方も結構大変な時期じゃないですか、なのにこんなとこでこんな音作らせてたとはね、なんて気もするが、しっかりとその影響はあって、パーツパーツでは戦慄クリムゾンを彷彿させるような空気感のあるシーンも割と出て来る。
ファーストとメンバーが替わってて、ロバート・ワイアットと二枚看板だったハズのデイブ・シンクレアは離脱してるから、その分ギターでフィル・ミラーが頑張ってる…ってよりも一番功労者なのは多分ビル・マコーミックかな。スゲェベース弾いてくれてるし、鍵盤のデイブ・マクレーもそれほどメジャーな人ではないのにこんだけカンタベリーな音を弾いてくれるというのは嬉しい限り。一般的(?)なカンタベリー的サウンドよりはもうちょっと緊迫感と破壊感はやや漂う作品、それでもしっかりとロバート・ワイアットのオフザケは入っているというユーモラスなアルバム。この人のドラムも実に素晴らしくグルーブしてくれてて、ホントに微妙〜に独特の味。好きだわ〜。サイケ調な感触を感じるのはところどころのSE的な部分だけど、そこからジャズアプローチだからねぇ、そういうサイケ時代のバンドもなかったし、ユニークなアプローチとも言えるか。ボーカルコラージュもあるし、まぁ、多彩なバンド。こんなに「Little Red Record」って面白かったのか、と改めて感じた程の作品、ファーストの陰に隠れがちだけど聴いた方が良い名盤。いや〜、どこを斬ってもホントに素敵な音です♪「Gloria Gloom」なんて最高♪
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