Focus - Hamburger Concerto

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Focus - Hamburger Concerto (1974)
ハンバーガー・コンチェルト

 たまに他の人のPCなり店のMacなりを触ってみて思うことだが、やっぱり速いんだな〜って。もうCPU競争から抜けて久しいPCのスペックアップ競争だけどそりゃもちろん進化してるワケで、自分の使ってるMacに比べりゃ最新型なんてのはやっぱり速いんだよな。もうそんなにスピードを求めるような作業もしないから焦ることはないけど、単純にサクサクしてていいな〜って思う事が多い。はて、自分のって…、そっか5年前くらいに買ったモノになるのか、と時間の経過の速さを実感する。毎日それなりに使い倒して5年…4万円/年ってトコだが、安くはないな〜。カメラなんかも同じくらいだからそんなもんかとは思うけど娯楽だしね。iPhoneあたりだと2年で7万くらいだから似たようなものだな、きっとそういうモンなのだろう。

 先日までの路線だと飽きちゃって、っつうか面白味のあるモノに進まなそうなので古いの引っ張り出して来ました。オランダの産んだ奇跡のバンド、Focusの5枚目の作品「Hamburger Concerto」、1974年リリース。Focusってのは「ムーヴィング・ウェイヴズ」の印象が強すぎて、しかもそれはギャグネタとして聞かされたのでそういうバンドだというイメージが刷り込まれてしまっててなかなか他の作品に手を出すまでに至らなかったという個人的経緯があってですね、未だに自分ではきちんと聴けてないです。今回はちょっとクラシックとかバロック音楽とかそのヘンを…みたいに探してたんで、それで見つけてきたのが「Hamburger Concerto」ってワケです。だから昔聞いた印象とかそういうのが無くって、新たに聴いた、ですね。

 何と言うのかな…こんなに柔らかい印象のバンドだったっけ?って感じ。アレコレ見ると、この作品からテンションが緩んだらしいってことで、そういう事か、と納得。それはともかくアルバムの印象としてはやっぱり繊細で幅の広い音楽性が楽しめるな、と。クラシック的でもあるけど民族性もあるしもちろんロック。プログレっていう範疇なんだけど、そうだな〜、もっと心地良い感触がある。それは多分フルートによる影響なのかもしれないし、バンドのテンションの緩さかもしれない。ただ、ダレてるってんじゃなくて、きっちりとそういう構成になってて心地良いって意味です。アナログ時代にはB面を占めていたであろうタイトル曲「」はやっぱり様々な音楽性が楽しめる曲で、なるほどそういうことかと唸ってしまう長尺楽曲。確かにオランダの奇跡かもなぁ…。



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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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デューク中島  
私がフォーカスを観たのがこの頃

前半が このアルバムからの曲でしたけど、やや粗い感じの演奏でしたかね。やはり 少し退屈で 後半から レインボーライブの再現になって 観客も 盛り上がりました。フォーカスは やはり3枚目迄+レインボーライブ迄ですね。昭和の時代に オランダの人たちと フォーカスの話をすると 盛り上がるものでした(笑)。

2015/02/17 (Tue) 22:50 | EDIT | REPLY |   
風呂井戸  
個性のぶつかり合いが・・・・

 Focusならコメントさせてください。タイスとアッカーマンのぶつかり合い・・・タイスの音楽構築の妙に、アッカーマンのアドリブが挑むスタイルは面白くしてくれたんですね。バンドって個性のぶつかり合いが「花」を咲かせるんですね。その代表みたいなバンドで懐かしいです。確か昔ある本に、ロックという枠の中で、ジャズとクラシックがぶつかり合わせたスタイルって表現していたのを思い出しました。確かにキーボードを操る者、ギターを操る者って大体そこに行く過程は案外異なっていることが多いのでは?と思いますが。

2015/02/17 (Tue) 23:56 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>焦点

>デューク中島さん
オランダのバンドで日本で人気があった中のひとつがフォーカスってのが面白いです。
しかし見てたってのもこれまた…羨ましい。

>風呂井戸さん
「個」のぶつかり合いなバンドでしたか…、そういう風にはあまり聴かなかったんでちょっと意識して聴いてみます。幸い他のアルバムなどあまり聴いていないんで…(汗)。

2015/02/19 (Thu) 22:58 | EDIT | REPLY |   

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