Roger Waters - In the Flesh Live
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Roger Waters - In the Flesh Live (2001)
![Roger Waters: In the Flesh Live [DVD] [Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KFxSEwwnL.jpg)
既に時代は変わっていて、CDやDVD、Blu-Rayなどもとんでもない枚数が売れるという事はほとんど無くなってきているようだ。だからこそのビジネスモデルと言うかアーティストやバンドってのはどうやっていくんだ?みたいなのが言われて久しいが未だコレというのは無さそうだ。ビッグネームなりある程度の時代までで名前を確立した人達は今でも何かやればそれなりに収益が上がるし、知名度もあるからまだマシらしいが…。確かにその通りだろうなぁ…、なかなか新しいバンドなんかでも簡単に手を出そうってのないしライブ行こうってのももっと億劫だしさ。
Roger WatersのYouTubeに上がっていた2014年2月のイタリアでの超綺麗なプロショット…テレビ放送なのかな、完璧なクォリティによる相変わらずの「In The Fresh Live」ショウをじっくりと2時間半見入ってしまった。随分前にDVDで「In the Flesh Live」ってのを買ったしその時も凄く気に入って何度も見てたんだが、それが多分2001年とかそれくらいじゃなかったかな。それから12年経ってもまともなオリジナルアルバムも出さずにひたすらツアーに明け暮れているという活動で、しかもそれなりに大きなトコロでしかやってないのは収支の関係上だろうし、またそれでも客が入る、もちろん満足させるレベルのショウを展開する、そして2時間半だ。昔は前衛的と言われたプログレの雄の代表的なバンドの顔でもあったし、このショウでも「狂気」以降の作品からかなり演奏されているワケで、それを今じゃ普通に一般の人…まぁ、ロック好きなんだろうけど、そういう人が普通にライブを楽しむ事になってきたということだ。皆が皆プログレファンってワケじゃないだろうし、時代が経過して心地良く聴こえるサウンドへと変貌させているのは見事。意図的かどうかはともかく昔のような重さは影を潜め、ややイージーにショウアップされた聴かせ方になっている、これはどこがどうなのかよくわからん。女性コーラス3名によるショウアップなのかもしれない。一番大きいのはRoger Waters自身のこだわりの軽さがそのまま現れてきているんだろうと思う。ないがしろにしているワケじゃなく、ただ仕事として、演奏家としてクリエイターとして聴衆に届ける部分に目を向け、観客と壁を作るんだと言う内向的な重さは取り払っているということだろう。それでもエンターティメントとしては本当に極上の気品溢れる音楽を心地良く届けてくれるように進化しているところが素晴らしい。昔のことなぞ置いておいてたっぷりと楽しめるし、曲は全部知ってるんだから文句の一つも出ない。
ライブでひたすら稼ぐ、食っていく、しかも観客の反応が生だから楽しい。そして作品ももう溢れるほどに良質なものを持っているんだからこういうスタイルで活動が出来るのだろう。今やどのバンドもそんな感じだ。確かにオールドロックファンとして今活躍している昔のバンドに新しいアルバムなんぞをほとんど期待していない。声も出なくなってるし創作意欲も勢いはないだろうし、テンションも高くないだろうし、技術と経験と残された才能で作れてしまうレベルのものを届けられてもね。だったらこういう風に自分の曲なりショウをどんどんブラッシュアップしてニーズに合わせていく、そして引っ張っていくってのは見事なパターンだろうと。そればかりじゃないけど、それでいてこの高品質な完璧なライブ・パフォーマンス、ただ一人、戻ってきているドイル・プラムホール2世だけがアグレッシブにギターをプレイしてくれているから単調になりがちなこういうショウに生きた血を入れ込んでいるような感じだ。それにしても自分がギター好きだからかもしれないが、スノーウィ・ホワイトのレスポールの音色の美しい事美しいこと…たまらんねぇ、このトーン。これぞレスポール、そしてどんなエフェクトをカマそうが絶対に出て来ない音、それをここぞ、って時にきっちりと完璧に出してくれるからもう最高すぎる。いちいち見所があるんで2時間半見てても、あ、もう終わりか…くらいで、ホントに早い。ベストヒットだもんなぁ、そりゃそうか。音楽も照明もスクリーンも演奏も曲も全てが完璧。非の打ち所の一つも見当たらない素晴らしいショウをこんなに簡単にYouTubeで見れてしまっていいのだろうか?どこかお布施できることないか?とか思うよね。映像作品でもリリースしてくれないかな…。
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既に時代は変わっていて、CDやDVD、Blu-Rayなどもとんでもない枚数が売れるという事はほとんど無くなってきているようだ。だからこそのビジネスモデルと言うかアーティストやバンドってのはどうやっていくんだ?みたいなのが言われて久しいが未だコレというのは無さそうだ。ビッグネームなりある程度の時代までで名前を確立した人達は今でも何かやればそれなりに収益が上がるし、知名度もあるからまだマシらしいが…。確かにその通りだろうなぁ…、なかなか新しいバンドなんかでも簡単に手を出そうってのないしライブ行こうってのももっと億劫だしさ。
Roger WatersのYouTubeに上がっていた2014年2月のイタリアでの超綺麗なプロショット…テレビ放送なのかな、完璧なクォリティによる相変わらずの「In The Fresh Live」ショウをじっくりと2時間半見入ってしまった。随分前にDVDで「In the Flesh Live」ってのを買ったしその時も凄く気に入って何度も見てたんだが、それが多分2001年とかそれくらいじゃなかったかな。それから12年経ってもまともなオリジナルアルバムも出さずにひたすらツアーに明け暮れているという活動で、しかもそれなりに大きなトコロでしかやってないのは収支の関係上だろうし、またそれでも客が入る、もちろん満足させるレベルのショウを展開する、そして2時間半だ。昔は前衛的と言われたプログレの雄の代表的なバンドの顔でもあったし、このショウでも「狂気」以降の作品からかなり演奏されているワケで、それを今じゃ普通に一般の人…まぁ、ロック好きなんだろうけど、そういう人が普通にライブを楽しむ事になってきたということだ。皆が皆プログレファンってワケじゃないだろうし、時代が経過して心地良く聴こえるサウンドへと変貌させているのは見事。意図的かどうかはともかく昔のような重さは影を潜め、ややイージーにショウアップされた聴かせ方になっている、これはどこがどうなのかよくわからん。女性コーラス3名によるショウアップなのかもしれない。一番大きいのはRoger Waters自身のこだわりの軽さがそのまま現れてきているんだろうと思う。ないがしろにしているワケじゃなく、ただ仕事として、演奏家としてクリエイターとして聴衆に届ける部分に目を向け、観客と壁を作るんだと言う内向的な重さは取り払っているということだろう。それでもエンターティメントとしては本当に極上の気品溢れる音楽を心地良く届けてくれるように進化しているところが素晴らしい。昔のことなぞ置いておいてたっぷりと楽しめるし、曲は全部知ってるんだから文句の一つも出ない。
ライブでひたすら稼ぐ、食っていく、しかも観客の反応が生だから楽しい。そして作品ももう溢れるほどに良質なものを持っているんだからこういうスタイルで活動が出来るのだろう。今やどのバンドもそんな感じだ。確かにオールドロックファンとして今活躍している昔のバンドに新しいアルバムなんぞをほとんど期待していない。声も出なくなってるし創作意欲も勢いはないだろうし、テンションも高くないだろうし、技術と経験と残された才能で作れてしまうレベルのものを届けられてもね。だったらこういう風に自分の曲なりショウをどんどんブラッシュアップしてニーズに合わせていく、そして引っ張っていくってのは見事なパターンだろうと。そればかりじゃないけど、それでいてこの高品質な完璧なライブ・パフォーマンス、ただ一人、戻ってきているドイル・プラムホール2世だけがアグレッシブにギターをプレイしてくれているから単調になりがちなこういうショウに生きた血を入れ込んでいるような感じだ。それにしても自分がギター好きだからかもしれないが、スノーウィ・ホワイトのレスポールの音色の美しい事美しいこと…たまらんねぇ、このトーン。これぞレスポール、そしてどんなエフェクトをカマそうが絶対に出て来ない音、それをここぞ、って時にきっちりと完璧に出してくれるからもう最高すぎる。いちいち見所があるんで2時間半見てても、あ、もう終わりか…くらいで、ホントに早い。ベストヒットだもんなぁ、そりゃそうか。音楽も照明もスクリーンも演奏も曲も全てが完璧。非の打ち所の一つも見当たらない素晴らしいショウをこんなに簡単にYouTubeで見れてしまっていいのだろうか?どこかお布施できることないか?とか思うよね。映像作品でもリリースしてくれないかな…。
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