Lynyrd Skynyrd - Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd



サザンロックの英雄と云えばレイナード・スキナードに尽きる。良くも悪くもレイナードの出現はアメリカ南部に於けるロックの定義を根付かせたものだし、バンドの持つアメリカのイメージ、まぁ、南部の荒くれ者風情というのもアメリカらしいしそのサウンドも見事に乾いたサウンドと古き良きアメリカの伝統をミックスしたもので、ウケに受けた。
自分がこのバンドと出会ったのはもちろん「フリーバード」という名曲によってなのだが、彼等のファーストアルバム「レーナード・スキナード」の最後のナンバーとして収録されたこの曲のインパクトたるや壮絶なものだったな。まずサザンロックのバンドってのはバンドメンバーがやたらと数多くて、このバンドもトリプルギターってのがある種の売りになったんだけど、それってのは多分「Free Bird」での強烈な印象からだと思う。この曲さぁ、10分以上あるんだけど、オルガンの調べから始まって実に叙情的にドラムが入ってきて盛り上がっていくんだよ。最初から曲中までずっと流れてくる何とも甘ったるいスライドギターのトーンがノスタルジックでねぇ…。曲そのものはそうかぁ…っていう感じなんだけど、途中から凄く熱がこもってきてさ、テンポアップしていくぞ~ってな感じで始まるわけよ。そこで聴けるギターソロのかっこいいことって云ったらもうたまらなく凄いんだよ。燃えるぜ、これは。冷静に聴けばこのギターのトーンも結構不思議な音してるんだけど、そこに辿り着く前にどうしてもギターソロに聴き惚れてしまうなぁ、ギタリストだからってワケでもなくって多分聴いている人みんながここの部分が一大クライマックスに感じるんじゃないかな。中盤以降なんてギター三本で弾きまくってるワケだしさ…。あ~、スゲェ…。んでもって最後のトコで一旦切れ目っつうかケジメがあってまた白熱するっていう…、こいつらコレがファーストアルバムの最後に入ってるんだぜ?気合いの一発だけど、ホントに凄い。うん、まぁ、このアルバムで行くと「Gimmie Three Steps」なんてのもまぁ、それらしくて好きだけどさ…、コレはベースの音が異常。浮いてるもん(笑)。でもこれもギターのイントロカッティングはいいねぇ…。
このバンドは他にもセカンドに入ってるアメリカンロックの名曲「Sweet Home Alabama」って云う曲が有名だな。昔ジャムセッション時によくやった曲だなぁ。飛行機事故での出来事がバンドの悲劇をもたらすんだけど、それまではず~っとこんな感じの作品だったのかな。全部聴いてないんでわかんないけど、とにかく「Free Bird」一発でやられた~っていうバンド。確かライブのビデオか何かも見たことがあって、それで更に感動した記憶がある…。何だったんだろ?
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