The Jam - This Is the Modern World

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The Jam - This Is the Modern World (1977)
This Is the Modern World

 日本代表が負けると途端にワールドカップネタが激減するのは当然としてもあまりにも激しすぎる。自分的には日本代表云々よりもせっかくの機会だから世界の美技を存分に楽しみたいのだが、如何せんまともにやってる所が少なくなりすぎてて見難くなってるのが残念。やっぱり好みの問題で南米系のプレイの方が好きだからさ、ああいうのがひたすら走って決めてくれると気持ち良いもんね。やっぱ攻めのガツンが好きなんです。まぁ、基本的にスポーツには興味ないので、こういうのはエンターティンメントの一環として見ているんで面白いに限るのだ。

 老いぼれジジイのとんでもないライブ映像を見た後だし気の抜けたモンも聴きたくないし、ってことで35年位前になってしまっている音を…The Jamのセカンド・アルバム「This Is the Modern World」。1977年にリリースされているんでパンク全盛期に波に乗って立て続けにアルバムを出していた頃なので別に音的にどうのってほどは感じなかったけど、勢いはある作品か。そもそもパンクロックを後の時代に語るなんてのは時代背景が抜けちゃってたらあんまり意味ないと思うワケで、そうすると音楽的な向上とかが望まれるじゃない?だけどパンクの時代ってひたすらその次代の熱い思いとかを勢いに乗せて出してくるかってのが肝だから音楽性なんてのは二の次だったんだよね。だからほとんどのパンクバンドが消えてったし、時代に即して変化していったんだろう。その真っ只中にいながら素手んいその進化を考えているフシが聴けるのは面白いかもしれん。そんなアルバムな位置付け。

 随分昔に出会って聴いたけどあんまりピンと来なかった。今聴いてもあんまりピンと来ない。ビートロック…っつうかネオモッズ的な音と篭って抜けない歌声のポール・ウェラーのスタイルがどうにも馴染めなくてイマイチだったなぁ。The WhoとかThe Clashみたいなキャッチーさが欲しかったな。今聴くと何がしたかったんだろ?なんて思っちゃうし。そんなことパンクで思っちゃいけないのにね。そんなこともあってあんまり聴かなかったし聴いても…だけど一辺倒な音でもなくてアコギ入ってたりするし何かアレコレしようとしてる。んで、パンク的エッセンスはあるけどやってるのはモッズサウンドだしね。ある意味反則なバンドだけど、ソリッド感は凄い。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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デューク中島  
カッコいいと思いましたよ

パンクと言うより WHOもどきの印象でした。裏ジャケットの AC30のステージ写真も カッコよかったです。タイトル曲、好きでしたね。ただ、セカンドとファースト以外は、ガツンと来なかったです。

2014/06/29 (Sun) 22:20 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

ガツン、ね、そうなんですよねぇ。

2014/07/06 (Sun) 22:50 | EDIT | REPLY |   

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