Truth and Janey - No Rest for the Wicked
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Truth and Janey - No Rest for the Wicked (1975)
英国や欧州と違ってポップスやジャズなどでの音楽産業が既に出来上がっていたアメリカでは70年代のロックバンド青田刈り時代に同じようなことをすることはなく、きちんと売れるべきバンドしか世に出してこなかった、と言えるんじゃないかな。欧州や英国などではだからこそB級バンドと呼ばれてしまう青田刈りのおかげで音源が残されているシーンがあるけど、アメリカはそういうのほとんどないもん。結局きちんとした才能がないと出て来れなかったし、出てきたからには売る、っていうのもある。だからアメリカB級バンドってのはよっぽどの失敗作なハズで、面白みがあって知られていないってのはほとんどないんだが、たまにはあるんだなぁ…と何となく。ただ、アメリカものに関してはまるで疎いので全然違うのかもしれない。もっともっとB級系がたくさんあるよ、ってのも聞くしね。60年代ならそういうのあったみたいだけど、70年代はあんまり…どうだろ?TKOとかも入れるかどうかとかそういう次元だが(笑)。
先のコメント欄でも複数名が挙げていたので、「ん?」と気になったから便利にYouTubeで聴きながら…、これなら簡単に手に入るしいいかも…どころかかなり面白いじゃないですか、とさすがのコメンテーターさん達の幅の広さと共有できる感性に感謝。Truth and Janeyというバンドの1975年のデビュー・アルバム「No Rest for the Wicked」。まぁ、ジャケットからしてウルトラB級にしかならないだろうセンスなのはアメリカならしょうがないのだろうが、それにしても…(苦笑)。それに反して中身の音はほほぉ〜と思うばかりのトリオ編成のストレートなハードロックで聴きやすい。アメリカってブルース起源の国なのにアメリカのバンドってほとんどブルースの影響受けてないんで、そういう意味ではドイツとかに近い音の硬さってのもあるのか、なんて事を感じてしまったくらいに硬めのハードロックサウンドで、トリオとは到底思えない圧倒感はある。いやいや、冷静に書いてないでさ、これ、かなりハードにヘヴィーに迫ってくるアルバムで、今こそ再評価でしょ、ってくらい見事。超絶ヘヴィーサウンドにアコギが重なってたりするのも面白いし、歌も結構キャッチーなラインが付けられてるんで聴きやすい面もあるしさ。特にタイトル曲はTruth and Janeyの快心の一撃的な出来映えらしく、気合の入ったプログレ的な展開を持った作品で面白い。
この手のって何回聴くことがあるか?ってのがひとつの自分なりの指標なんだが…、いや、聴けば好きな音だから聞いているんだけど「聴こう」という意思がどれだけ働くかってのが難しくてさ、ライブラリにはそんな類のが山のようにあるから手に取るか、またはチョイスするかってのが想像できるレベルにあるかどうか、なんだな。そこをクリアしているバンドではあるのでかなり面白いし、紐解けばキャリアも長く実力もあったがなかなか契約出来なかったのがようやく、って1975年頃だったらしいが、その一皮剥けなさってのが分かる…あとちょっと、なんだが、そこが良い(笑)。

英国や欧州と違ってポップスやジャズなどでの音楽産業が既に出来上がっていたアメリカでは70年代のロックバンド青田刈り時代に同じようなことをすることはなく、きちんと売れるべきバンドしか世に出してこなかった、と言えるんじゃないかな。欧州や英国などではだからこそB級バンドと呼ばれてしまう青田刈りのおかげで音源が残されているシーンがあるけど、アメリカはそういうのほとんどないもん。結局きちんとした才能がないと出て来れなかったし、出てきたからには売る、っていうのもある。だからアメリカB級バンドってのはよっぽどの失敗作なハズで、面白みがあって知られていないってのはほとんどないんだが、たまにはあるんだなぁ…と何となく。ただ、アメリカものに関してはまるで疎いので全然違うのかもしれない。もっともっとB級系がたくさんあるよ、ってのも聞くしね。60年代ならそういうのあったみたいだけど、70年代はあんまり…どうだろ?TKOとかも入れるかどうかとかそういう次元だが(笑)。
先のコメント欄でも複数名が挙げていたので、「ん?」と気になったから便利にYouTubeで聴きながら…、これなら簡単に手に入るしいいかも…どころかかなり面白いじゃないですか、とさすがのコメンテーターさん達の幅の広さと共有できる感性に感謝。Truth and Janeyというバンドの1975年のデビュー・アルバム「No Rest for the Wicked」。まぁ、ジャケットからしてウルトラB級にしかならないだろうセンスなのはアメリカならしょうがないのだろうが、それにしても…(苦笑)。それに反して中身の音はほほぉ〜と思うばかりのトリオ編成のストレートなハードロックで聴きやすい。アメリカってブルース起源の国なのにアメリカのバンドってほとんどブルースの影響受けてないんで、そういう意味ではドイツとかに近い音の硬さってのもあるのか、なんて事を感じてしまったくらいに硬めのハードロックサウンドで、トリオとは到底思えない圧倒感はある。いやいや、冷静に書いてないでさ、これ、かなりハードにヘヴィーに迫ってくるアルバムで、今こそ再評価でしょ、ってくらい見事。超絶ヘヴィーサウンドにアコギが重なってたりするのも面白いし、歌も結構キャッチーなラインが付けられてるんで聴きやすい面もあるしさ。特にタイトル曲はTruth and Janeyの快心の一撃的な出来映えらしく、気合の入ったプログレ的な展開を持った作品で面白い。
この手のって何回聴くことがあるか?ってのがひとつの自分なりの指標なんだが…、いや、聴けば好きな音だから聞いているんだけど「聴こう」という意思がどれだけ働くかってのが難しくてさ、ライブラリにはそんな類のが山のようにあるから手に取るか、またはチョイスするかってのが想像できるレベルにあるかどうか、なんだな。そこをクリアしているバンドではあるのでかなり面白いし、紐解けばキャリアも長く実力もあったがなかなか契約出来なかったのがようやく、って1975年頃だったらしいが、その一皮剥けなさってのが分かる…あとちょっと、なんだが、そこが良い(笑)。
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