Nightwish - Showtime, Storytime

フロール・ヤンセン姫ってNightwishの正式メンバーになったんだ…って事を2ヶ月遅れくらいで知ったのだが、それはそれはもう希望通りの加入劇でして、ついでにマルチ奏者の方も加入決定ってことで、へぇ~、そういえばライブ映像がリリースされるんだっけ…って思ってYouTubeでどんなもんかな、と探してみたらあった。んで、見てたらもう驚いてしまって、感動してしまってここのところ毎日見てる。もうすぐDVD出るから、出たら絶対買うんだけどその前に熟知しちゃいそうだ。やっぱさ、良いライブや凄いライブだと飽きないし何度も見たいって思うし、ブツできちんと手に入れておかなきゃ、って思うもん。こんくらいのクォリティの代物がプロってもんだ。
2013年のドイツのワッケンフェスティバルの模様からNightwish…調べてないけど多分トリだったんじゃないだろうか。この熱気、バンドの凄まじさ、観客の燃え方、明らかにトリだろうが、それでいて85,000人か…とんでもないな。日本じゃ3000人程度のキャパでやってるのにね。勿体無い。そんな模様を元After Foreverのフロール・ヤンセンゲスト参加→正式メンバーのプロセス上のライブの模様を余すことなく記録した文句なし最高の出来映えの完璧なライブ映像「ショータイム,ストーリータイム」です。ボーナス映像も早く見たい気がする。
ご存知ターヤ時代は最強を誇ったNightwishだが、ターヤ脱退前後から明らかにパワー・メタルから北欧的シンフォニックメタルバンド化してきて、アネット嬢をボーカルに迎えた辺りはもうドラマティックなシンフォニックメタルバンドでヨーロッパ化していったがボーカルの力量が不足していた事がファンには頭痛いトコだった。ところが、USツアー直前に離脱、急遽バンドが呼び出したのがフロール・ヤンセンで、40時間でこのややこしいNightwishの曲20曲程度を全てマスターしてライブに望んだというプロフェッショナル。しかも歌唱力は全世界からの折り紙つきで、今やボーカル講師もしているくらいのとんでもない実力の持ち主。オペラティックな歌唱から裏声を含めた歌唱まで、また音域の幅も相当広く、更にクセの少ない歌声で恐らくマルチに歌えることもあり、そしてデス声とは言わないけど咆哮に近い歌声までイケるという正に最強なボーカリストです。Nightwishとの合体劇は正に理想の極地だったが、正式加入とは嬉しいねぇ~、そしてそのお披露目オフィシャル映像が「ショータイム,ストーリータイム」ですよ。もうね、往年のNightwishを超えた完璧なバンドになりました。ターヤ時代を超えてます。楽曲のドラマティックさや完璧さは研ぎ澄まされ、ボーカルの表現力歌唱力は最高峰、そこにマルコの野獣性の高いボーカルも絡むというとんでもないバンド。個人的にはここのドラマーも好きなんで言うことなしです。
オープニングからもうぶっ飛びのパワーとバンドの音…そしてフロール・ヤンセンの何の違和感もない歌、迫力満点のライブ、楽曲のカラフルさは当然の如く、ターヤ時代だろうがアネット時代だろうが文句なしの歌声。フィンランド民謡チックなメロディーやフレーズも新しいNightwishの方向性に入ってきているが、こういうのって好きだなぁ…。終盤の迫力もとんでもないレベルのまま、最後なんてこんな破壊力のあるメロディ有りか!?ってくらいに燃えまくる圧巻のエンディング、見てるとどんどんと惹き込まれるこのライブの世界観と飽きさせない構成。ここ最近のアルバムからの選曲が多いのは楽曲の自信の現れだろう。来年夏頃からスタジオに入ってレコーディングするらしいから来年の冬くらいにはフロール・ヤンセンの歌での新アルバムが聴けるか。すげぇ楽しみ。久しぶりにこんな楽しみかも。それまでは、このライブ盤無茶苦茶聴いて見ます。Nightwishってスタジオ盤よりもライブ盤の方が好きなんだよね。同じ曲をスタジオ盤で聴いてもあんまり響かないが、ライブで聴くと一発で来るもん。いや~、すげぇライブです、バンドです。
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