Mandalaband - Mandalaband (1975)

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Mandalaband - MANDALABAND I - 曼陀羅組曲 (1975)
MANDALABAND I - 曼陀羅組曲

 最近は集中力に欠けててどうにもプログレッシブ・ロックなる世界をじっくりとゆっくりと聴くという快楽から離れてしまっている。生活スタイルの変化によるものだろうなぁ…、音楽聴く形態も変わってきてるしそれに割く時間の取り方も変わってきているからある意味ゆとりの無い音楽の聴き方が常態化しているんだな。よろしくない…と言うか、オーディオセット一新したいなぁ(笑)。デジアンやらNAS込みのネットワークオーディオやらと色々と進化しているんで興味はあるけど手に取っていないという中途半端な状況、まぁ、気が向いたら…。

 1975年リリースのMandalabandの一作目「MANDALABAND」を久々に。昔セカンドの「THE EYE OF WENDOR」を聴いてて、その緻密な音世界でのストーリー展開が見事だな〜という印象があって、それに比べるとファーストはややこじんまりしている、みたいなのを何かで読んでからファーストの「MANDALABAND」はあまりソソられることもなくて、割と忘れてた。とある時中古CD屋で安く見かけて手に取ってみたのが入手のきっかけか。その時も聴いて、確かにこじんまりしてるな〜って感想は変わらず、音世界的には何故かあまり好みじゃなくて何度も聴かなかったアルバムのひとつ。何かたまたま気になるのないかな〜とライブラリ探索してて見つけたから、これは聴いてないな〜ってことで本日のお題となって聞いているワケです。

 壮大なるオープニングとどこか軽いフュージョンチックですらある音楽、ロックというカテゴライズや単語が似つかわしくないまでの音楽世界で、クラシックを聞いているかのような感覚すら覚えるゴージャスさ、何ともアレだな〜なんて思っているとチベット語での歌唱が…、多分チベット語だろうと思われるんだけど、本能的にこれは何か違う、みたいに思ってしまうんだよ。シンフォニックでプログレッシブで躍動感も溢れるのだが…。もうちょっと聴いてみると変わるんだろうか?ネイティブで歌詞を見ながら音を聴いてイメージをふくらませて聴くという事が出来ればもうちょっと入り込めるかな…、そんなことを考えてしまったアルバム。出来過ぎたアルバムなのかも。

THE EYE OF WENDOR - アイ・オブ・ウェンダー
MANDALABAND - マンダラバンド
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フレ
Posted byフレ

Comments 5

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kazz_asai  
内柔外剛

マンダラバンド、懐かしいです。
ちょうどプログレにのめり込み出した頃でしたから、その意味深長なバンド名とジャケットにおおいに興味をそそられたものです。
「曼陀羅組曲」という邦題から、たぶんタンジェリン・ドリームのようにやたら長大で難解な音楽だろうと思い、膝を正してステレオの前に坐ったのですが、意外やその音は実にメロディアスで敷居の低い音でした。これまで自分の知っていた、聴き手の襟を正しめるような緊張感の伴わない雰囲気は新鮮でしたね。
次の「The Eyes of Wonder」は、1stのような民族に関するテーマをはじめとする大上段にふりかぶった部分を切り捨てたために、プログレッシヴロックとしてはややインパクトに欠けた憾みがあります。
しかしどちらも良質なメロディに満ちあふれた点では甲乙つけがたい作品です。後年のポンプ・ロックに通じるかも知れません。


2013/11/23 (Sat) 20:30 | EDIT | REPLY |   
クリタカ  
御利益

 SAD CAFÉからのさかのぼりで買いました。メンバーがほぼ同じで期待しましたが、ヴィック・エマーソンのシンセ音にかすかに共通点はあるものの、予想とはかなり距離がありSAD CAFÉとは全く別の印象でした。さして何度も聴いてはいない盤でしたが、なぜだか2ndと一緒に再発紙ジャケまで買い直しました。聴いてると何となく御リヤクがあるようで・・・(笑)

2013/11/23 (Sat) 22:23 | EDIT | REPLY |   
フレ  
曼荼羅とは…

>kazz_asaiさん
後年のポンプロックですか…、そう考えたことは無かったですが確かに。自分ももっと儒教的なのかと思ってたんで、結構そういうイメージで損してるバンドかもしれないですね。

>クリタカさん
Sad Cafeとは大きく異なるので、これに嫌気が差してSad Cafeのポップ性に進んだんでしょうかね。まぁ、御利益がありそうなのは確かですな(笑)。

2013/11/24 (Sun) 12:02 | EDIT | REPLY |   
風呂井戸  
いやはや懐かしく思い出しました

 「曼荼羅組曲」~これは 発売直後よりもっと後になって話題が大きかったですね。”これを聴かずしてプログレを語るな”なんて調子で、むしろ80年代の日本のプログレ愛好界の影の大物。私が最初聴いたのは、カセット・テープでした。LPからダビングしたものを頂いたわけです。いやはや懐かしいです。だいたいチベット語で訳がわからず、後になるまで意味不明のまま聴いてました(笑)。
 そのうちに90年代になって、CDによる再発ブームを迎え誰でも聴ける時代になりました。それがMSIの原型回帰シリーズですね。

2013/11/26 (Tue) 21:18 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>風呂井戸さん

アルバム探して聴いたんですけどねぇ、期待ほどじゃなくて自分的には残念だったんですが、そう認められなくて何度も聴き直してやっぱりイマイチで(笑)。まぁ、好みだから、って開き直れたのは随分後になってからかも(笑)。

2013/11/28 (Thu) 20:18 | EDIT | REPLY |   

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