My Dying Bride - A Map Of All Our Failures

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My Dying Bride - A Map Of All Our Failures (2012)
A Map Of All Our Failures

 な〜んかな〜んにもしたくないな〜って気分でして…、音楽すらも聴きたくないな〜って気分な時もあるんです。今がその時でして、単に疲れているとか気分が乗らないとかそんなトコロなんだが、文章書くのすら面倒で(笑)。そんな時に書くな、って話だが、そんな時ってどんなんが良いかな〜とか考えている辺りが長年ブログを書いていて染み付いてしまった性、とことんイヤな気分のままの音楽って…、あるんだなぁ…と。

 My Dying Brigeって英国のゴシック・メタルバンド…ドゥームメタルになるのか?よくわからんが、とにかく暗くてドゥーミーでとことん落ち込ませてくれるってのがあったから試しにとばかりに聴いてみた。こないだ出た新作「A Map Of All Our Failures」ってのらしいが、一体どんなんだろうな〜と興味出てきてしまって聴くんだけど、これはもう確かに何もしたくない〜って時に何もしたくなくなるくらいの音楽だ。こんだけ人を無気力にさせるメタルってのも相当考えて作っているんだろうと思うとどんだけ暗いんだ?って気もする。

 冒頭からこんなにゆっくりとしたリズムというかリフと言うか…ブラック・サバスよりも遅くて重くて陰鬱で半音進行ばかりで…その昔はデスボイスばかりだったらしいが、そりゃそうだろう、デスボイスの方が似合う音だもんなぁ、これ。更に絶望感が募ることだろう事は容易に想像が付く。そんな新たな発見…と言うか、ここまで絶望的だとは思わなかったし、それがまた何作も出してて市民権を得ているってことにも驚くし、世の中どんだけ病んでるんだ?とか思うが、今の自分みたいにその世界が大変心地良いと思う場合もあるワケだからなるほど、人間の心理を見事に表現していると言える。

 何せそんな聴き方だから来歴も何もさほど知らない。ただ、その陰鬱さに惹かれて聴いているだけなので…、でも、英国だからパラダイス・ロストとかも同じ世界感ではあるか…と思うとなるほど、興味深いな、って部分は出てくる。初めての経験ですな、こういう音世界は。それでいてメランコリックなメロディがあるところが不思議な魅力ってのが分かるが、よくこれでメジャーなバンドになっているもんだ…それにしてもジャケットが素晴らしい…。

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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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風呂井戸  
デヴィル・ドールを連想

 なかなかジャケが良いし・・・・、ちょっとご紹介を聴かせて頂きましたら、昔のスロベニアのデヴィル・ドールをふと思い出しました。ならば・・・仕入れてじっくり聴いてみたい。

2013/09/11 (Wed) 23:29 | EDIT | REPLY |   
kazz_asai  
ゴシックメタルの先駆者

1990年代には聴いていましたが、本当に久しぶりに彼らの音を耳にしました。
思わず一番好きな「Turn Loose The Swans」(1993)など懐かしく(まだそんなに時間は経っていないとは思いますが、CDドライブに乗せたのは少なくとも15年ぶりくらい)聴いています。
まずデス声ではないのですね。ただ普通の声だとVo の伎倆の限界が見えてしまい、むしろ逆効果と思えることは否定できません。
もともとゴシックメタルというよりも、ドゥームメタルにヴァイオリンなどの装飾を加えたという印象のバンドですが、私は暗黒の中に時に垣間見せる暴力的な狂気が好きでしたので、現在の路線だとちょっと食指が動かない感じですね。
彼らがデビューした頃はゴシック、ドゥームいずれもまだ創成期でしたが、今は百花繚乱を呈していますから、もう少し新機軸を打ち出してくれればと思います。

2013/09/12 (Thu) 20:29 | EDIT | REPLY |   
フレ  
くら〜〜

>風呂井戸さん
そうそう、同じこと思いました。ただ、こっちのがまだロックっぽいかも…。

>kazz_asaiさん
さすが…、通ってるんですねぇ〜。
コレ聴いて初めてデス声の必要性を感じましたね。それくらい悲痛と言うか…。
ただ、この路線ってやっぱり行き詰まってしまうのはしょうがないのかもしれんですなぁ。

2013/09/13 (Fri) 21:50 | EDIT | REPLY |   

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