Howlin' Wolf - Blues from Hell
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HowlinI Wolf - Blues from Hell (2011)

ふと…シンプルなの聴きたいな、と。初心忘れるべからず、とばかりにいつもそんな時にはブルースに戻る。昔若い頃、まだ10代の頃からロックを聴き始めて、すぐに出会った…と言うか出会わないといけなかったというのもあってブルースとも随分と長いこと付き合ってきている。ブルースってのはジジイがやってジジイが聴く音楽だった、言い方を変えると所詮辺境の黒人の土着音楽でしかなかったハズなのに英国のガキどもがそれを気に入って独自解釈しちゃったもんだから大いに脚光を浴びてしまったというものだ。その結果としてブルースって音楽はやるのはジジイ、聴くのはヒネたガキども、という構図が出来上がってしまい、それは多分今でも同じなんじゃないだろうか。おとなになってからブルースに取り憑かれた人ももちろんいるだろうが、多くはロック経由で若い頃からブルースに出会っているはずだ。そう、ブルースは若者の音楽なんだよ、結局。AKB48に貢いでいる世代と同じ連中が聴く音楽なんだよ。自分の時代でも多分そうだったハズでさ、ピンク・レディーやおニャン子クラブとブルースが並行して聴かれているんだよ(笑)。片や学校での話題と好みのお話、一方はお勉強としてのブルース。もちろんいつまでもどちらの記憶も残るのは若さの特権(笑)。
ただ、有名なブルースメンってのは有名なだけで聴いてるから何で有名なのか、ってことまで追求しきれていない。多分今でも。例えば本日のお題にしているハウリン・ウルフ。もちろんアルバムとしては「Moanin in the Moonlight」や「Howlin Wolf」が有名でアチコチで取り上げられたりしていたからレコード買いに行ったし、結構当時は苦労して探して聴いてた。もちろん全くわからなかった(笑)。どこが面白いんだ、これ?ってなモンでさ、でも、コレをキース・リチャーズなんかは聴いてぶっ飛んでたんだろ?何かエネルギーは凄いけどマイクの音が割れているだけじゃないのか?とかさ、そのエネルギーや技巧的なトコロまで辿り着かないんだよ。声がうるさい金切り声で歌うオヤジってイメージ。多分実際に割れてる気がするけど。んで、結局ハウリン・ウルフって何でそんなに慕われてるんだ?と。そもそも何なんだ?と。いや、何なんだ、ってのは、キース・リチャーズとかクラプトンが必死に聞いてたってことを耳にするからきっとギター弾きとして凄いプレイなんだろう、なんて思ってるワケよ。でも映像なんて見ることもないしレコードに載ってるクレジットだけだからギターとも書かれているしハープともあるからきっと一人で全部出来ちゃう人なんだ、だから皆尊敬するのか、とも思ったり(笑)。そしたら歌なんだよな、歌。ボーカリストとしてのソウルフルなスタイルが響きやすかったって話。後はハウリン・ウルフの場合はハープもあるけど、それだって年がら年中ハープってもんでもないから多分歌の合間に入れるハープとしてはインパクトあったんだろうな〜と。
そして今の時代、色々な情報がこれでもかとばかりに溢れている、溢れているどころか全部能動的に見聞き出来るところが素晴らしい…って言うのかな、ちょっとYouTubeで探してみたら驚くことばかり。こんなにハウリン・ウルフの映像って残されてたのか?と。1970年のライブから「The Howlin Wolf Story」って映画から各種テレビ出演時の映像…そりゃDVDや何やとメディア化されているのはあるんだろうけどもちろん全部見切れていないからびっくり。昔からデカイ男、って聞いてたけど実際見ることもないし、映像見てもそうか〜くらいだったのがこんだけ色々と見れるとホントにデカくて怖いジジイだったんだ…ってのがわかる(笑)。それが今じゃ普通にいつでもどこでも見られて、しかも50年以上経過して著作権も切れている(のかな?)からか3枚組リマスターCDベスト盤「Blues from Hell」が840円とかだしさ、一体音楽の価値ってどうなっていくのだ?50年くらいじゃ商品価値は無くならないんだからとも思うけど、消費者的には嬉しいよね、しかもホラ、若者の音楽だから安く買えるに越したことないし。1000円札でお釣りの来る一生モノの音楽が手に入るんだから。そんな戯言書きながらひたすらハウリン・ウルフを流している。今まであまり取り組んだことなかったが、ハウリン・ウルフの歌やハープよりもこのバックで弾いているギタリスト達の方が気になるんだよな。ヒューバート・サムリンやジョディー・ウィリアムズって人たちだからさ、そのヘンを意識して聴けるようになってきたら自分もようやくブルースって音楽をわかってくるのかもしれない。やっぱりブルースは一生の友だな…。

ふと…シンプルなの聴きたいな、と。初心忘れるべからず、とばかりにいつもそんな時にはブルースに戻る。昔若い頃、まだ10代の頃からロックを聴き始めて、すぐに出会った…と言うか出会わないといけなかったというのもあってブルースとも随分と長いこと付き合ってきている。ブルースってのはジジイがやってジジイが聴く音楽だった、言い方を変えると所詮辺境の黒人の土着音楽でしかなかったハズなのに英国のガキどもがそれを気に入って独自解釈しちゃったもんだから大いに脚光を浴びてしまったというものだ。その結果としてブルースって音楽はやるのはジジイ、聴くのはヒネたガキども、という構図が出来上がってしまい、それは多分今でも同じなんじゃないだろうか。おとなになってからブルースに取り憑かれた人ももちろんいるだろうが、多くはロック経由で若い頃からブルースに出会っているはずだ。そう、ブルースは若者の音楽なんだよ、結局。AKB48に貢いでいる世代と同じ連中が聴く音楽なんだよ。自分の時代でも多分そうだったハズでさ、ピンク・レディーやおニャン子クラブとブルースが並行して聴かれているんだよ(笑)。片や学校での話題と好みのお話、一方はお勉強としてのブルース。もちろんいつまでもどちらの記憶も残るのは若さの特権(笑)。
ただ、有名なブルースメンってのは有名なだけで聴いてるから何で有名なのか、ってことまで追求しきれていない。多分今でも。例えば本日のお題にしているハウリン・ウルフ。もちろんアルバムとしては「Moanin in the Moonlight」や「Howlin Wolf」が有名でアチコチで取り上げられたりしていたからレコード買いに行ったし、結構当時は苦労して探して聴いてた。もちろん全くわからなかった(笑)。どこが面白いんだ、これ?ってなモンでさ、でも、コレをキース・リチャーズなんかは聴いてぶっ飛んでたんだろ?何かエネルギーは凄いけどマイクの音が割れているだけじゃないのか?とかさ、そのエネルギーや技巧的なトコロまで辿り着かないんだよ。声がうるさい金切り声で歌うオヤジってイメージ。多分実際に割れてる気がするけど。んで、結局ハウリン・ウルフって何でそんなに慕われてるんだ?と。そもそも何なんだ?と。いや、何なんだ、ってのは、キース・リチャーズとかクラプトンが必死に聞いてたってことを耳にするからきっとギター弾きとして凄いプレイなんだろう、なんて思ってるワケよ。でも映像なんて見ることもないしレコードに載ってるクレジットだけだからギターとも書かれているしハープともあるからきっと一人で全部出来ちゃう人なんだ、だから皆尊敬するのか、とも思ったり(笑)。そしたら歌なんだよな、歌。ボーカリストとしてのソウルフルなスタイルが響きやすかったって話。後はハウリン・ウルフの場合はハープもあるけど、それだって年がら年中ハープってもんでもないから多分歌の合間に入れるハープとしてはインパクトあったんだろうな〜と。
そして今の時代、色々な情報がこれでもかとばかりに溢れている、溢れているどころか全部能動的に見聞き出来るところが素晴らしい…って言うのかな、ちょっとYouTubeで探してみたら驚くことばかり。こんなにハウリン・ウルフの映像って残されてたのか?と。1970年のライブから「The Howlin Wolf Story」って映画から各種テレビ出演時の映像…そりゃDVDや何やとメディア化されているのはあるんだろうけどもちろん全部見切れていないからびっくり。昔からデカイ男、って聞いてたけど実際見ることもないし、映像見てもそうか〜くらいだったのがこんだけ色々と見れるとホントにデカくて怖いジジイだったんだ…ってのがわかる(笑)。それが今じゃ普通にいつでもどこでも見られて、しかも50年以上経過して著作権も切れている(のかな?)からか3枚組リマスターCDベスト盤「Blues from Hell」が840円とかだしさ、一体音楽の価値ってどうなっていくのだ?50年くらいじゃ商品価値は無くならないんだからとも思うけど、消費者的には嬉しいよね、しかもホラ、若者の音楽だから安く買えるに越したことないし。1000円札でお釣りの来る一生モノの音楽が手に入るんだから。そんな戯言書きながらひたすらハウリン・ウルフを流している。今まであまり取り組んだことなかったが、ハウリン・ウルフの歌やハープよりもこのバックで弾いているギタリスト達の方が気になるんだよな。ヒューバート・サムリンやジョディー・ウィリアムズって人たちだからさ、そのヘンを意識して聴けるようになってきたら自分もようやくブルースって音楽をわかってくるのかもしれない。やっぱりブルースは一生の友だな…。
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