Ritchie Blackmore's Rainbow - Stranger in Us All

消化不良だったんで、やっぱり名を上げたヒット作が一番なのだろうか、とあまり得意でないレインボウに手を伸ばしてみる。得意でない、っつうかこの頃のレインボウなんて全然興味なかったから聴いてもいないし、話題にもなってなかったしリッチーも一枚で終わっちゃってるし、そんなもんだろう、っていう印象だったんだよな。そのままフェードアウトしてて早20年経過ってことか…聴くには丁度良いくらいに熟成されているかな(笑)。まぁ、ドゥギー・ホワイトの歌声がインギーのでは納得し切れなかったのでこっちに駒を進めてみました。
リッチー・ブラックモアズ・レインボウの1995年の作品「Stranger in Us All」。他のメンバーの来歴などは全然調べてないんで知らないんだが、どうなんだろ?何か他に良い仕事してるのかな?どうにも追っかける気にはなってないんだが…。ま、それはともかく、ドゥギー・ホワイトですよ…、コレコレ、これですこの声♪やっぱりプロダクションがしっかりしてると本領発揮するもんなんだなぁ…。その辺りがドゥギー・ホワイトの自己管理の弱さかセッションボーカリストの運命かの境目な気がするが、こんだけ良い感じのアルバムが出来たんだからもっと才能使えよって思うわ。ゲイリー・ムーアあたりが生きてるウチに一緒ににやってりゃな…とかさ。マイケル・シェンカーとは出会えたワケだし、とか余計なことを色々と考えてしまうもんだ。
なんだろな、このレインボウの「Stranger in Us All」は。レインボウの、とかリッチーの、とかで聴くとやっぱ賛否両論色々出るんだろうけど、ドゥギー・ホワイトの角度から入ってるからスゲェ◯。本領発揮させてるし、楽曲はオーソドックスながらもかっこ良いハードロックそのままだし、ドゥギー・ホワイトの多様性も引き出してるし、ある意味リッチーの人生集大成を出し切ってます、みたいなトコロあるもんな。だからリッチーはこれ以降アコースティックに走ったのかも。何かわかった気がする。
「Stranger in Us All」ってこんなに面白い作品だったんだ。もちろん名盤だとか何度も聴くとかってアルバムでもないけど、そこらのアルバム聴くなら全然レベル高いし実験精神溢れてるし、プロとして安定してるしさすがの領域。ミュージシャン側からしたら自信作だったんじゃないだろうか?リスナー側からしたらそりゃ面白くないんだが(笑)。そのヘンが聞き方なんだろうけど…、自分はドゥギー・ホワイトの側から聴いたから大満足です。良いボーカルだった、ってことがわかったもん。もちっとちゃんと仕事選べよ、と言いたい(笑)。マイケル・シェンカー、偉い。
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