Roy Harper - Valentine


バレンタインデーって夢があるよねぇ…、叶わないからこその夢なんだが(笑)。もちろん、そんなの既に気にする年ではないですが、だからこそ夢を見るのかもしれん。過去を振り返ってみてもバレンタインデーにとっても良い思いをしたってことは無い気がする…、あんまり関係なかったなぁとふと思ってみた。女子からしても実は良い迷惑なだけの日なんじゃないだろうか?などと思ってみる。この時しか買えないおしゃれなデザインの商品を見れるとか買うとか試すとかそういう目的の方が多いのかもしれないが。そのくせ以前にはチョコ買いに行くの付き合わされたことはあったな。こんなに世の中色々なチョコが売ってるのか?って思ったくらいに豊富な品揃えに驚いてたら、好き勝手に買ってただけっつう何しに行ったのやら…と。
1974年リリースのロイ・ハーパーによるそのタイトルもズバリの「Valentine」。内容もしっかりとラブソングを多数収録したってモノらしい。歌詞まではわからんからさ、これを聴いてラブソングって良いな〜なんて思うほどわかりません。歌詞もわからんし曲がラブソング?って言われてもそんなことないし。アルバムの話題性としちゃ、有名な話で「Male Chauvinist Pig Blues」って曲ではロイ・ハーパーのバックを固めるのがジミー・ペイジ、キース・ムーン、ロニー・レインという布陣。アルバム内の他の楽曲と比較して圧倒的にロック色の強いフォーク調でガラリと曲の色が違うんでなるほど、ジミー・ペイジだな、とわかる。キース・ムーンとかはもちろんあのままなワケもなく地味なのでやや残念。そのほかではイアン・アンダーソン、マックス・ミドルトン、デヴィッド・ベッドフォードアレンジなどなどと錚々たるメンツが揃ってきているが、どれもこれもロイ・ハーパーからの要請じゃなかったんだろうな〜と思う。そのヘンが凄いんだよね。今や世界的に歴史的バンドになっているLed ZeppelinとPink Floydの全盛期のアルバムにロイ・ハーパーが絡んでいるワケで、Zepは「Hats off to Roy Harper」でPink Floydは「Have A Cigar」でのボーカル…、どうしてそんなに敬まられたのかよくわからん、未だに。作品を聴いている限りではそんなに凄い、っつうのが自分にはイマイチピンと来ない。多分英国人にしかわからないセンスの部分があるのだろう。
んで、このアルバム「Valentine」ももちろん基本フォーク一本のアルバムで歌い上げているものだけど、確かにフォーク、って感じじゃなくてトラッドフォーク的な人だし、独特の雰囲気と曲調なのは確か。この近辺の作品ばかり持ってて聞くんだけどどれもこんな感じ。もっともっと知り尽くさないといけない人の一人なんだけどなかなか…。
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