Clear Blue Sky - Destiny
![Destiny [12 inch Analog]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51RaHUlGm1L.jpg)
ロックに於ける常識ってのは多分、ない。万人が思うであろう常識ってのをぶち壊すのもロックだし、と言いつつも概ねある程度の常識の範囲内で片付けられていることは多いんで、破壊と創造などと言うカッコ良いものでもなくなっているのは事実。ところが70年前後はそんなのばかりで面白かったワケでして、それが創造なのか破壊なのかってのも分かってなかったから出来た技なんだろう。そんなことをヒシヒシと感じたバンドをご紹介。
1970年にアルバム「Clear Blue Sky」でデビューしたClear Blue Sky、平均年齢若干17歳と言うフレッシュなバンド、ヴァーティゴからのアルバム一枚で消え去った…と思われていたけど、実はセカンドアルバム「Destiny」のデモがありました、ってことで90年代になってからリリースされたセカンドアルバム「Destiny」です。何を今更感が強かったんだけどやっぱりClear Blue Skyだし、ってことで買っちゃうんだな。んで聴いてみれば、驚くほどにファースト「Clear Blue Sky」と変わらないくらいのヘヴィ・ロックでして、密かにコレ、かっこ良いじゃないかと聴くワケだ。ただ、カタログ上には出てこないし、なかなかな〜なんて思ってたけど、さっきオフィシャルHP見てたら再結成してアルバムも数枚出してる。もっともオリジナルメンバーによるものじゃないけど、バンド名は使っているのでちょっと驚いた。もしかしたら日本にはもう来たんだろうか?よく分からんが。
そのセカンドアルバム「Destiny」はファーストのインパクトをそのまま伝えてくれる感じで、ちょっと上手くなってるかも。多少怠惰な感じで締まりがないのも相変わらずだけど、このままの路線で進んでくれたらバッジー的なバンドにはなれたんじゃないか?とも思うだけにやや残念。一方ではアルバム一枚だったから良かったのに、ってのもあるが、このセカンド「Destiny」はボツってのも分かるけど、リリースしてればな〜ってのもね。ちょっとアマチュアっぽい部分多すぎるか。個人的には大好きです、この音。T2やClear Blue Skyってのはホント、面白いもん。
Repertoire (2005-12-06)
売り上げランキング: 119,348
- 関連記事
-
- Bulldog Breed - Made in England
- Clear Blue Sky - Destiny
- Hackensack - Live at the Hard Way