George Thorogood & The Destroyers - Bad to the Bone

7 Comments
George Thorogood & The Destroyers - Bad to the Bone (1982)
Bad to the Bone: 25th Anniversary

 ちょいとシンプルにR&Rだけってのも時にはリラックスして聴けて良いものだ。本来R&Rなんて考えちゃいけない音楽で、楽しめりゃそれで良しみたいなもんだったワケでさ。随分昔に自分が高校生くらいの頃かな…、R&Rらしい音楽を意識的に聴いたんだけどさ、その頃夏に結構ロカビリー的なイベントがいくつかあって一人で行ったりしてたんだが、そこではステージの前方がダンスホールみたいに椅子とかなくて空いててさ、某有名な日本のロカビリー歌手さんが出てきて歌い始めたりすると最初は誰もホールに行かないんだけど、だんだん何組かが踊り始めて、それも歳それなりの人達ばかりでガキの自分なんてもちろん出る幕ないし、そんな若いのも出てこれない。もっともあんまり客席にそんな若いのはいなかったワケで、そんなおっちゃんおばちゃん達がホールで華麗に踊ってる姿を見てて「いいな〜、こういうの」って。R&Rってそういうモンか、ってね。んでまた家に帰ってきて「American Graffiti」聴いてたりして、妙に50'sにノスタルジックしてたな…。

 時は飛んで1982年、ジョージ・サラグッドなんて人知ってるかな…、そこそこ売れた、多分ジョージ・サラグッドの全盛期だったと思うがアルバム「Bad to the Bone 」ってのがあってさ、結構かっちょ良いR&Rやってて良かったんだよ。若い頃には。The Stray Catsほどソリッドでシャープな感覚じゃなくってもっともっさりした感じではあったけど、それはジャケットに本人の顔を出していたからそう思ったのかもしれない(笑)。ゴキゲンなR&Rばかりを奏でてくれる人で、キャリア的には結構古い人なんだけど苦労人なのかな、頑固なアメリカン・ロック小僧ってことかもしれないけど、得意のR&Rで世に出てきてアメリカではウケた。日本じゃ全然だけど…。ちょいと聴いてみればスティーヴィー・レイ・ヴォーン的な部分を感じるかもしれないな。あそこまでブルース漬けじゃなくてもっとR&Rなんだけど雰囲気は似てる。1982年ってのもあって時代の音ではあるが。

 「Bad to the Bone 」はメジャーに進出した最初のアルバムってこともあってオリジナルな曲から往年のロカビリーメンのカバーで占められてて、それでもどれもこれも違和感なくR&R魂全開で聴かせてくれるジョージ・サラグッドのアルバム、って作品でかっちょ良い。思わずノッてしまうこと間違いないシンプルなR&Rばかり。そりゃ恒例のバラードだってあるけどやっぱカッコ良いR&Rが良いね。やっぱ本場アメリカのR&Rをやるアメリカ人はアメリカンな音になるものだ。あまり聴く機会もないだろうけど、こんな人もいますよ、ってことで…、いや、自分はアメリカ詳しくないけどね。








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フレ
Posted byフレ

Comments 7

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nanmo2  

フレさん、こんばんは。

おーーー、ジョージさん。
懐かし~~~。
”Down in the bottom”はよく聴いたもんだ。
シイプル・イズ・ベスト!でんな。

ではでは。

2012/12/13 (Thu) 22:10 | EDIT | REPLY |   
yuccalina  
意外と好きなのも

ブライアン・セッツァーあたりから意外な方向にきましたね。私はロカビリーっぽいのも、意外と好きなアーティストいたりします。まー、大体がパブロック系になっちゃうんですけどね。ロックパイルとかね。アメリカものも聴いてみたくなりました。

2012/12/14 (Fri) 16:16 | EDIT | REPLY |   
クリタカ  
FEN→AFN

 TVをほとんど見ない私は、レコードか進駐軍の放送聞いてるかで過ごしてました。当時この曲やたらFENで流れていて「カッコいいなぁ」と思い懸命にアーティスト名を聞き取ろうとするわけです、早口の女性キャスターの。でもわからなかった(笑)。で、まだ手を出してなかったZZ Topか何かなんだろうと何枚か買ったんですが...当然入ってませんでした(笑)
 何かの映画のいちシーンで突然このBad To The Boneが流れた記憶が...勘違いかな?

2012/12/14 (Fri) 17:05 | EDIT | REPLY |   
デューク中島  
経年変化

私は、ES125TDCは持ってなくて、ES120Tってカッタウェー無し、ワン ピックアップのセミアコを 職場のロッカーに置いてます(笑)。50年前のギターですが、サラグッドには負けますけど(当然ながら(笑))、枯れたいい音がしますよ。彼のシンプルなプレーに 熱い魂を感じたものです。ストレイ・キャッツ系列では、ファントム・ロッカー&スリックが好きでした。

2012/12/14 (Fri) 18:22 | EDIT | REPLY |   
フレ  
こんなにコメント付くとは!

>nanmo2さん
懐かし〜!ってな人多いんだろうなぁ…。
たまに聴く分にはかっちょ良いっすっ♪

>yuccarinaさん
yuccarinaさんにはロカビリー系のイメージがない…(笑)。
ロックパイルとかならまだわかるかな。逆にパブロックは自分にはない概念です。
アメリカものはたまに聴きたくなりますね。

>クリタカさん
ターミネーター2じゃないかな?
FENって良かったよなぁ…、何が流れてるか気になってもわからないって欠点はあったけど、垂れ流しでロックばっかり聴けたのは楽しかったもんね。

>デューク中島さん
ワンピックアップのセミアコってマーシャルでも歪まない気がします(笑)。
その分芯の強い自己主張した音が出てきますよねぇ。いいな。
ロカビリー系はあまり追求してないんですよね。ネオロカも元祖も割と飽きちゃうんで…。

2012/12/14 (Fri) 23:43 | EDIT | REPLY |   
私はとてもヘンダーソン  

こんにちは。
スタレビの木蓮の涙のように、一度聴いたら耳から離れなく、おまけに何度聞いても飽きない魔力を感じます

2013/05/21 (Tue) 14:57 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ヘンダーソンさん

結構幅広い人気があるんだな〜と改めて認識してます♪

2013/05/21 (Tue) 20:27 | EDIT | REPLY |   

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