Fleetwood Mac - English Rose

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Fleetwood Mac - English Rose (1969)
英吉利の薔薇 (イングリッシュ・ローズ)

 黒魔術つながりもそろそろ潮時になってきたんで、本来考えもしなかった方向に舵を取ることとしたが、ミュージシャンで黒魔術にのめり込んでいる人として割と有名なのが何故かスティービー・ニックスらしい。自分はそんな事は全然知らなかったし、そうなのか、くらいしか思わないけど、売れに売れまくったポップスターが黒魔術信仰者ってのはやっぱり悪魔に魂売ったんかな~とか思う。その割に普通に今でも健康で歌ってるんだから、もしかしたら女王様なのかもしれないなどと様々な憶測も出てくる。裏では色々とそんなお話が有名なのかもしれないがそこまでは自分も知らない。んで、スティービー・ニックスって、Fleetwood Macだよなぁ…と。更に自分的にはその頃のFleetwood Macはもう全然聴かない世界だから知らないんだよ。リアルじゃないし。だからネタにも出来ず、今更聴く気にもならないし。それならその繋がりでFleetwood Macでいいか、と。サンタナのカバーで有名になった「黒魔術の女」もあるし。

 ってことで一度ドカーン!とジャケットのアップを出してみたかったFleetwood Macの1969年の編集盤「英吉利の薔薇」です。あまり編集盤を全面に持ってきて書く事ないけど、このジャケット出したかったから珍しくも編集盤です。セカンド・アルバム「Mr Wonderful」と三枚目の「Pious Bird of Good Omen」から抜粋されたアメリカ編集盤で、日本ではFleetwood Macのデヴューアルバムだったようだ。それでこの顔面ジャケなのでそりゃもう話題になってて、今でも伝説化されている。後追いリスナーからしてみると何ともややこしいFleetwood Macの遍歴だが、それに加えて日本では神盤扱いされている「英吉利の薔薇」が交ざってくるので更にややこしくなるのだった。

 ブルース影響下のFleetwood Macは初期3枚のみで、「英吉利の薔薇」がその総集盤だと思えばわかりやすい話だから、まぁ、良いかと。個人的にはFleetwood MacとChiken Shack、Savoy Brownの英国ブルース・バンドと呼ばれる類はそれほど入れ込んで聴いた事がない。ブルースも好きだし英国モノも好きだけど、何故かハマれなかったんだよ。多分音がチープ過ぎる感じだからかな。骨太ブルースが好きだからどうもこういうチープで偽物臭さ溢れるブルースにはどっぷりと行けなかった。もっともそういう路線が売りでもあったからこういうのもアリ、って否定は全然ないけどね。そんなイメージを持っているのでやっぱり「英吉利の薔薇」を聴いてもちょいとチープだねぇ〜ってのは今でも変わらない感想。この時期のB級バンドの方がよっぽど太くてブルージーな音出してるって思う。ただ、楽曲レベルが違うけど。ま、好み、か。





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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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kazz_asai  
アートワーク勝ち

3大ブルースバンドの中で私が一番好きなのはChicken Shackです。結構カッコいいですよ。
そしてFleetwood Macはボブ・ウエルチ以降の方が(私には)魅力的です。
「枯れ木」「ファンタスティック・マック」は大好きなアルバムでした。
でもスティーヴィー・ニックスと黒魔術の関係は知りませんでした。あんなに健全そうな外見と音なのに意外ですね。
「英吉利の薔薇」、ジャケットは「宮殿」なみにインパクトあるので、中学生の時に買ったのですが正直つまらなかった。それから30年以上聴いていません…

2012/10/27 (Sat) 21:18 | EDIT | REPLY |   
デューク中島  
よく売れたんじゃないかな

これまた 大概の奴が持ってましたね。当時は、他の二枚が手に入らないから 編集盤と言うより 通常盤の感覚です。大ヒットしたのが、ブルースロックではない異色作「アルバトロス」ってのが 不可解でした。初期ストーンズでヒットしたのが「テル・ミー」だったみたいな。

2012/10/28 (Sun) 17:05 | EDIT | REPLY |   
クリタカ  
ホッとしました

 ルシファーライジングつながりで、ルー・リードのMetal Machine Musicとか、フリップのGod Save The Queenの方面へ向かうのかと思いましたが、ジャケをみて少し安心しました(笑)
 Macはニックスのお陰もあり、有名でありながらしばらく敬遠していたバンドでした。ところがParisつながりでウェルチがいたバンドとして初期のMacに出会う事になり、とても気に入ったバンドとなりました。初期の作品はどれもいいですよね。
 “Love That Burns(燃える恋)”はZepのTea For Oneの元ネタなんでしょうか?をピーターの音数は少ないが感情込めまくりのフレーズを手グセも含めペイジがそっくりに弾いてますよね。この曲聴くたびニヤニヤしてます。

2012/10/28 (Sun) 21:04 | EDIT | REPLY |   
フレ  
Fleetwood Mac

>kazz_asaiさん
Chiken Shack初期くらいしか聴いてないんですよね、自分。どうにもチープで(笑)。
Fleetwood Macも初期だけで全然…、ヘンな話だけ知ってたりします。
しかしこのジャケ、ホントインパクトありますな。中身はともかく(笑)。

>デューク中島さん
やっぱりそんな感覚なんでしょうね。「アルバトロス」もよくわかんないのに何故?って感じだし。
でも、リアルタイムだとそれが全て、みたいな感触になったんだろうなぁと。

>クリタカさん
ヘンなのは昔散々聴いたんですけど…、ロジャーの「Body」とかありますけどかなり違う世界じゃないですか(笑)。
ウェルチ時代かぁ…、今更聴くかなぁ…ってのが本音だったりします(笑)。
その「Love That Burns」とZepの近似値は偶然とは言え、ってトコですね♪
ニヤついてました(笑)。

2012/10/30 (Tue) 21:55 | EDIT | REPLY |   

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