Lucifer's Friend - Where the Groupies Killed
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Lucifer's Friend - Where the Groupies Killed (1972)

ジャーマンハードの中でも知名度で言えば何となく最たるバンドだろうと思っているのがLucifer's Friend。何でまたLucifer's Friendだけ有名なのか…、そして自分もまた昔から知ってたり聴いてたりするんですけどね、うん、英国人との合体バンドだから、っつう理由が大きい。合体ってもボーカルのジョン・ロートンだけだが、どうにも若い頃にドイツに行ってそのままバンドやるぞ、ってことでドイツ人と組んだバンドがLucifer's Friendだったっつう話らしい。たった一人の英国人のボーカルを加えるだけであのダサいジャーマンハードロックがこうまで洗練されて抜けた感を持ったバンドになるってぇのは一体どういうこった?
1972年リリースのLucifer's Friendのセカンド・アルバム「Where the Groupies Killed」。お得意の悪魔とお友達のアイコンはそのままに、ややおどろおどろしいイメージも残しつつのジャケット…。ファーストの「Lucifer's Friend」はもっと陰湿な雰囲気あったからちょいと垢抜けた感あるけど、この悪魔とお友達の姿がなんとなく不吉な印象があって実は結構手に取るのをためらってた。そのセカンドアルバム「Where the Groupies Killed」では冒頭からジョン・ロートンの歌声が炸裂しまくってて、ホント、こんなに垢抜けるんだなぁ…と感じるのはジョン・ロートンの実力のおかげ?後にUriah Heepで活躍するだけあって英国らしいメロディと歌声が突出している。ましてやここのところドイツのハードロックばかり聴いていたからそのセンスの違いをアリアリと感じてしまった。それに引きづられてってワケじゃないけど、バンドの音もかなり洗練されたヘンなロックを展開してくれている。ヘンな音ってのはハードロックと言いつつも構成や展開はやはりちょっと悪魔チックな雰囲気を出したいというようなバンドの意図もあるのか、プログレともちょっと異なる独自の効果音を含めたサウンドを演出しているというものだ。このヘンがLucifre's Friendっつうバンドを取っつきにくくしている要因ではあるが、慣れ、かな(笑)。
そのヘンのムードを無視するとそれはもうダサいハードロックのリフレインの上をAクラスのボーカルの歌声が舞っているという実にアンバランスなバンドサウンドを聴くことが出来て頼もしい。冒頭の「Hobo」なんて結構ぶっ飛ぶんじゃない?それが曲を追うごとに実に実験精神旺盛なバンドの音に進化していくんで…、やっぱ英国でも持ち上げられたバンドになるワケだ。自分が知ってたのも英国B級ロックの枠組みだったし、それと比較しても何ら違和感なく聞けたんだからそのレベル…サウンドも曲もB級感もヘン加減もあったって事です。好きな人には堪らなく面白い要素が詰め込まれまくった音で、上手いしさ、割と手に入れやすいしいいよ。…って随分久々に聴いた。

ジャーマンハードの中でも知名度で言えば何となく最たるバンドだろうと思っているのがLucifer's Friend。何でまたLucifer's Friendだけ有名なのか…、そして自分もまた昔から知ってたり聴いてたりするんですけどね、うん、英国人との合体バンドだから、っつう理由が大きい。合体ってもボーカルのジョン・ロートンだけだが、どうにも若い頃にドイツに行ってそのままバンドやるぞ、ってことでドイツ人と組んだバンドがLucifer's Friendだったっつう話らしい。たった一人の英国人のボーカルを加えるだけであのダサいジャーマンハードロックがこうまで洗練されて抜けた感を持ったバンドになるってぇのは一体どういうこった?
1972年リリースのLucifer's Friendのセカンド・アルバム「Where the Groupies Killed」。お得意の悪魔とお友達のアイコンはそのままに、ややおどろおどろしいイメージも残しつつのジャケット…。ファーストの「Lucifer's Friend」はもっと陰湿な雰囲気あったからちょいと垢抜けた感あるけど、この悪魔とお友達の姿がなんとなく不吉な印象があって実は結構手に取るのをためらってた。そのセカンドアルバム「Where the Groupies Killed」では冒頭からジョン・ロートンの歌声が炸裂しまくってて、ホント、こんなに垢抜けるんだなぁ…と感じるのはジョン・ロートンの実力のおかげ?後にUriah Heepで活躍するだけあって英国らしいメロディと歌声が突出している。ましてやここのところドイツのハードロックばかり聴いていたからそのセンスの違いをアリアリと感じてしまった。それに引きづられてってワケじゃないけど、バンドの音もかなり洗練されたヘンなロックを展開してくれている。ヘンな音ってのはハードロックと言いつつも構成や展開はやはりちょっと悪魔チックな雰囲気を出したいというようなバンドの意図もあるのか、プログレともちょっと異なる独自の効果音を含めたサウンドを演出しているというものだ。このヘンがLucifre's Friendっつうバンドを取っつきにくくしている要因ではあるが、慣れ、かな(笑)。
そのヘンのムードを無視するとそれはもうダサいハードロックのリフレインの上をAクラスのボーカルの歌声が舞っているという実にアンバランスなバンドサウンドを聴くことが出来て頼もしい。冒頭の「Hobo」なんて結構ぶっ飛ぶんじゃない?それが曲を追うごとに実に実験精神旺盛なバンドの音に進化していくんで…、やっぱ英国でも持ち上げられたバンドになるワケだ。自分が知ってたのも英国B級ロックの枠組みだったし、それと比較しても何ら違和感なく聞けたんだからそのレベル…サウンドも曲もB級感もヘン加減もあったって事です。好きな人には堪らなく面白い要素が詰め込まれまくった音で、上手いしさ、割と手に入れやすいしいいよ。…って随分久々に聴いた。
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