Roine Stolt - The Flower King
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Roine Stolt - The Flower King (1994)

先日ひたすらTwitterで賑わっていたのが「ユーロピアンロック・フェスティバル2013」の開催予告で、正直自分ではあまりそれほど良く知らないが、北欧の現役のプログレバンドが大集合しているようだ。まぁ、現代ってももう20年選手とかなんだが…。70年代もありきで、これがまたクラブチッタで二日間しかライブをやらないってことらしくて、賑わっていた。そうかそうか、と思いつつも70年代英国で止まっている自分のプログレ度にはさほど琴線に響くものではないのも事実。ただ、まぁ、しっかりとわかってないけどAnekdotenとかThe Flower Kingsとかはあちこちでカリスマ扱いされているのでそういう存在が並んで来ると言うのは大変な出来事なワケだ。
ってことで、大して知らないくせに気にしていたってのはあって…ちと引っ張り出して来たのでちょこちょこと…。1994年にリリースされたThe Flower Kingsの「Roine Stolt」…ではなくって逆、Roine Stoltのソロアルバム「The Flower King」。こちらがThe Flower Kingsの最初の作品として語られていることが多くて、まぁ、そりゃそうか、っつう話。自分的には正直書けば、The Flower Kingsってやっぱりちょっと爽やか感あり過ぎるってのを感じてて、それはもう音がロックという低次元な話ではなくて、もっと高尚な音楽という次元に入っているからだ。90年代以降のプログレバンドってのは概ねそういう傾向にあるからそんなもんか、っつうトコで、そのヘンは昔のプログレバンドとは大きく異る所だ。
さて、「The Flower King」という作品、ギター中心ってのは良いんだが、その分フュージョンチックにも聴こえてしまって、いわゆるプログレ〜ってのとはもちろん違う。ただ、作風とか構成とか雰囲気的なものは70年代のプログレ風と言うか、好きなんだろうな〜っていう感じで出てきている。そこに自らのテクニックとギターが全面に出てきてしまっているが故にやや綺麗系なインスト的な音に聴こえてしまう。まぁ、好きな人も多いので受け入れられるべき音なのだろう。個人的に言えばこういうギターの音は苦手だ…、ホールズワース系っつうか…。しかし、激しさやロック的な側面もかなり持ち合わせていて、その辺は荒削りな、と評されているみたいだけど、自分ではその辺の粗さって好きだな。繊細で出来過ぎた感ある中に粗っ削りなロック感覚が出てきて頼もしい。偏見なしに聴けば、これはちょっと追求したくなる音なのは間違いなくて、クリムゾン的ですらあるしジェントル・ジャイアント的でもあるし、マイク・オールドフィールドの拡大版とも言えるしサンタナにも聴こえる。
本作「The Flower King」は1994年作品だから割と古くて、今回来日するThe Flower Kingsはここから20年経った姿なワケだからもちろん本作「The Flower King」で聴ける音色とは異なるはずだし、大人になってると思う(笑)。んでも、こういうのを観れたら面白いだろうなぁ…。

先日ひたすらTwitterで賑わっていたのが「ユーロピアンロック・フェスティバル2013」の開催予告で、正直自分ではあまりそれほど良く知らないが、北欧の現役のプログレバンドが大集合しているようだ。まぁ、現代ってももう20年選手とかなんだが…。70年代もありきで、これがまたクラブチッタで二日間しかライブをやらないってことらしくて、賑わっていた。そうかそうか、と思いつつも70年代英国で止まっている自分のプログレ度にはさほど琴線に響くものではないのも事実。ただ、まぁ、しっかりとわかってないけどAnekdotenとかThe Flower Kingsとかはあちこちでカリスマ扱いされているのでそういう存在が並んで来ると言うのは大変な出来事なワケだ。
ってことで、大して知らないくせに気にしていたってのはあって…ちと引っ張り出して来たのでちょこちょこと…。1994年にリリースされたThe Flower Kingsの「Roine Stolt」…ではなくって逆、Roine Stoltのソロアルバム「The Flower King」。こちらがThe Flower Kingsの最初の作品として語られていることが多くて、まぁ、そりゃそうか、っつう話。自分的には正直書けば、The Flower Kingsってやっぱりちょっと爽やか感あり過ぎるってのを感じてて、それはもう音がロックという低次元な話ではなくて、もっと高尚な音楽という次元に入っているからだ。90年代以降のプログレバンドってのは概ねそういう傾向にあるからそんなもんか、っつうトコで、そのヘンは昔のプログレバンドとは大きく異る所だ。
さて、「The Flower King」という作品、ギター中心ってのは良いんだが、その分フュージョンチックにも聴こえてしまって、いわゆるプログレ〜ってのとはもちろん違う。ただ、作風とか構成とか雰囲気的なものは70年代のプログレ風と言うか、好きなんだろうな〜っていう感じで出てきている。そこに自らのテクニックとギターが全面に出てきてしまっているが故にやや綺麗系なインスト的な音に聴こえてしまう。まぁ、好きな人も多いので受け入れられるべき音なのだろう。個人的に言えばこういうギターの音は苦手だ…、ホールズワース系っつうか…。しかし、激しさやロック的な側面もかなり持ち合わせていて、その辺は荒削りな、と評されているみたいだけど、自分ではその辺の粗さって好きだな。繊細で出来過ぎた感ある中に粗っ削りなロック感覚が出てきて頼もしい。偏見なしに聴けば、これはちょっと追求したくなる音なのは間違いなくて、クリムゾン的ですらあるしジェントル・ジャイアント的でもあるし、マイク・オールドフィールドの拡大版とも言えるしサンタナにも聴こえる。
本作「The Flower King」は1994年作品だから割と古くて、今回来日するThe Flower Kingsはここから20年経った姿なワケだからもちろん本作「The Flower King」で聴ける音色とは異なるはずだし、大人になってると思う(笑)。んでも、こういうのを観れたら面白いだろうなぁ…。
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