Grand Funk Railroad - Live Album

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Grand Funk Railroad - Live Album (1970)
Live Album

 ロック史に残る伝説と言うのは昔からいくつでもある。そういえば最近ではそういう伝説って作られているんだろうか?あんまりそういう話を聞くことがないから知らないだけだが、それなりに伝説になるような事ってあるんだろうな。自分が何となく思い出せる中で一番新しいのって…、例えば「豪雨の第一回目のフジロック・フェスティバル」で出演者も観客も全員ブチ切れてて最高の一体感とステージングだった、ってことくらい…1997年だっけ?古い話過ぎるかも(笑)。そっから先の伝説は何かあるんだろうか…なんて気になったがネットでも探しようのない世界だからどうやって知るのか、ってのが問題だ。ま、いいや。んで、何でまた伝説って?そりゃさ、日本の洋楽ロック好きでグランド・ファンク・レイルロードの雷雨の後楽園球場の話を知らない人もいないでしょ。いや、いるかもしれんが、知っておくべき事でしょ。1971年の来日公演ね、土砂降りの中壮絶なライブが爆音で繰り広げられたって事です。

 その頃のライブと被るので圧倒的な人気を誇っていたのがアルバム「Live Album」なワケで、アルバムジャケットも正に後楽園球場の再来とばかりのステージ写真で迫力があって好まれた。そしてアルバムに針を落として出てくるイントロに続いての「Are You Ready?」からしてもう爆発。上手いとか下手とかライブってさ…とかそういうの無視して聴いていい世界で、アルバム聴いてるだけなのに大音量ってのは分かるしパワフルな野生児達ってのもよく分かる。そしてファンク=ソウルなどの影響が出ているのもスタジオ盤よりも全然分かるし、ベースが凄まじいってのも特徴的で、いや、ドラムも叩きまくりだし、ギターが一番目立たないかもしれない(笑)。それでも音の塊がそのままぶつかってくるというロックバンドのあるべき姿をたっぷりと楽しめる。ロックに能書きも評論も要らん、音を聴け、ってのは正にグランド・ファンク・レイルロードのこの「Live Album」を聴いて感じてくれ、ってなもんだ。

 昔ガキの頃、何かでグランド・ファンク・レイルロードの名前を知ってアルバム探しに行ったんだけど意外と全然無くてね…、そのウチ他のを探したりしてて熱心に探さなかったんだけど、とある時にドドド〜ってあるのを見かけた時はこんなにたくさんアルバムがあるの?って悩んでしまって買えなかった(笑)。結構外したのもあったけどやっぱりこの「Live Album」が良い。「Caught in the Act」も割と聴いたけどね。やっぱロックってこういうモンだろ、ってのあるもん。いくら英国ロック好きと言っててもこのパワーは確かに凄まじいし、唯一無二のパワーでしょ。







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フレ
Posted byフレ

Comments 7

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風呂井戸  
こんな私でも・・・

 プログレ派の私でも・・・・グラント・ファンクは聴きましたねぇ~~~。なんとしても”heartbreaker”が好きで好きでたまらなかったんです。懐かしいの一言。

2012/09/05 (Wed) 20:16 | EDIT | REPLY |   
kazz_asai  
体育会系

このアルバムは私が生まれて初めて聴いた(買ったのではなく友人に借りた)ロックのライヴ盤で、その衝撃は強烈でした。
やっぱりオープニングの「Are You Ready」が最高! 特にベースが…
そして初めてロックを聴き出した頃、GFRは私の周囲で人気があった唯一のアメリカン・ハードロックバンドでした。
すぐにKISSとAEROSMITHに人気の座を奪われることになりますが…。
あまりにも肉食系の豪快さが、逆に人気の凋落につながったような気がします。

2012/09/05 (Wed) 20:44 | EDIT | REPLY |   
フレ  
肉食系バンド、GFR!

>風呂井戸さん
お〜、やっぱ知的なプログレも肉体派のGFRには敵わないっすね(笑)。
「Heartbreaker」ってかなり哀愁漂う曲で英国的ですらあるのが好きです、自分も。

>kazz_asaiさん
そりゃそんなガキの頃にコレ聴いたら世界が変わるでしょう!
アメリカンロックだってすげぇんだぜ、ってのを見せつけたバンドですもんね。

2012/09/05 (Wed) 20:59 | EDIT | REPLY |   
ヒゲ・スカイウォーカー  
皆様、コメント早いですねぇ。

このアルバム、まだ記事にしてなかったんですね。少し意外でした。
私が持っている唯一のGFRです。で、これ聴いてれば他のアルバムは集めなくてもいいかな、と思ってしまいます(笑)
確かに「俺たち、肉喰ってますッ!」って感じのエネルギーが凄まじいですね。

2012/09/05 (Wed) 21:26 | EDIT | REPLY |   
デューク中島  
当時のナウいヤングの必携盤(笑)

まあ 本当に誰でも持ってましたよ。LP一枚目の両面は、捨て曲無しです。ただ、このライブ盤では そうなってませんけど、この時期は、日本公演でも 次のハワイ公演でも 登場のBGMが「ツアラトストラはかく語りき」で「我等がヘビーロックバンドが、おっさんのエルビス・プレスリーと一緒のBGM使うなよ!」と 不満でした(笑)。それと、井上陽水(モップスの星勝作曲)「傘がない」は、ハートブレイカーのパクリで、笑えますよね。

2012/09/05 (Wed) 22:16 | EDIT | REPLY |   
ひで  

グランドファンクと言えばこれですね。
自分なんか後追いで聴いたクチですが、豪雨の中での後楽園球場ライブはもう伝説として語り継がれていましたからね。
ロックに過度なロマンチシズムを抱いてしまう私なんぞはその伝説だけでイチコロでした。

2012/09/06 (Thu) 21:55 | EDIT | REPLY |   
フレ  
GFR!

>ヒゲスカさん
ま〜だまだ記事にしてないのはたくさんありますよ、きっと…。
ロックなエネルギーが凄まじいアルバムですよねぇ、ホントに。

>デューク中島さん
当時の日本のフォークも含めて歌謡曲とかロックもパクリの嵐でしたからねぇ。
オープニングBGMまで語れるのはさすが…、そういうのはリアルタイマーでしか知り得ない情報ですもんね、羨ましいです。

>ひでさん
そうそう、伝説に対するロマンチシズム…そうなんだよね。そういう幻想が夢でロックで…、うん。

2012/09/08 (Sat) 21:22 | EDIT | REPLY |   

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