Grand Funk Railroad - Live Album

ロック史に残る伝説と言うのは昔からいくつでもある。そういえば最近ではそういう伝説って作られているんだろうか?あんまりそういう話を聞くことがないから知らないだけだが、それなりに伝説になるような事ってあるんだろうな。自分が何となく思い出せる中で一番新しいのって…、例えば「豪雨の第一回目のフジロック・フェスティバル」で出演者も観客も全員ブチ切れてて最高の一体感とステージングだった、ってことくらい…1997年だっけ?古い話過ぎるかも(笑)。そっから先の伝説は何かあるんだろうか…なんて気になったがネットでも探しようのない世界だからどうやって知るのか、ってのが問題だ。ま、いいや。んで、何でまた伝説って?そりゃさ、日本の洋楽ロック好きでグランド・ファンク・レイルロードの雷雨の後楽園球場の話を知らない人もいないでしょ。いや、いるかもしれんが、知っておくべき事でしょ。1971年の来日公演ね、土砂降りの中壮絶なライブが爆音で繰り広げられたって事です。
その頃のライブと被るので圧倒的な人気を誇っていたのがアルバム「Live Album」なワケで、アルバムジャケットも正に後楽園球場の再来とばかりのステージ写真で迫力があって好まれた。そしてアルバムに針を落として出てくるイントロに続いての「Are You Ready?」からしてもう爆発。上手いとか下手とかライブってさ…とかそういうの無視して聴いていい世界で、アルバム聴いてるだけなのに大音量ってのは分かるしパワフルな野生児達ってのもよく分かる。そしてファンク=ソウルなどの影響が出ているのもスタジオ盤よりも全然分かるし、ベースが凄まじいってのも特徴的で、いや、ドラムも叩きまくりだし、ギターが一番目立たないかもしれない(笑)。それでも音の塊がそのままぶつかってくるというロックバンドのあるべき姿をたっぷりと楽しめる。ロックに能書きも評論も要らん、音を聴け、ってのは正にグランド・ファンク・レイルロードのこの「Live Album」を聴いて感じてくれ、ってなもんだ。
昔ガキの頃、何かでグランド・ファンク・レイルロードの名前を知ってアルバム探しに行ったんだけど意外と全然無くてね…、そのウチ他のを探したりしてて熱心に探さなかったんだけど、とある時にドドド〜ってあるのを見かけた時はこんなにたくさんアルバムがあるの?って悩んでしまって買えなかった(笑)。結構外したのもあったけどやっぱりこの「Live Album」が良い。「Caught in the Act」も割と聴いたけどね。やっぱロックってこういうモンだろ、ってのあるもん。いくら英国ロック好きと言っててもこのパワーは確かに凄まじいし、唯一無二のパワーでしょ。
■全曲聴けます!
- 関連記事
-
- Grand Funk Railroad - On Time
- Grand Funk Railroad - Live Album
- Grand Funk - We're An American Band