Carolyn Wonderland - Peace Meal
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Carolyn Wonderland - Peace Meal (2011)

グラミー賞では英国のソウルフルな歌手、アデルが各賞を総ナメにしていったと言うことが話題になっていて、改めて先日もアデルのアルバムを何度か聴いていたりした。たしかにこの歌唱力は凄いものがあるよな…と思いつつも、どこか物足りない。多分歌の良さやさらけ出し感なんじゃなかろうか、などと世間の評価を無視して自分の感想を書いてみる。なんでまたそんなトコから始まったかってぇとですね、アメリカのテキサスにキャロリン・ワンダーランドっつう女性のブルース歌手兼ギタリストってのがいましてね、そのキャロリン・ワンダーランドが先日新作をリリースしていたんで聴いたんだな。ちょいと前に昨今の女性ブルースメン達にハマった時に結構ブイブイ言わせていた人の一人だったのでね、やっぱり時間が経ってから聴くのも良いんです。
2011年リリースの新作「Peace Meal」。前作「Miss Understood」と同じように豪快でワイルドな女傑な感じなアルバムジャケットは実際どんな人なんだろうかと想像してしまうのだが、単なるテキサスなおばちゃんなワケで、それがギター持って歌うと化ける。んで、その化け方がアデルなどの比じゃないワケでね、それこそ実力だけで言ったらグラミー賞以上の技量なワケですよ。でもさ、そんなの多分たくさん存在していて、皆何とも思ってないのかもしれない。たまたま自分がアデルを聴いていた後にキャロリン・ワンダーランドの「Peace Meal」のリリースを聞きつけて聴いたものだからそのソウルフルでエモーショナルな歌声に重ね合わせて聴いてみると圧倒的にその凄さを実感したってだけだ。何せそのエモーショナルな歌だけでなくって、ギターも弾いてるんだから驚きは増すってもんだ。ギターの音はテキサスにしてはやや細めな感じもするけど、普通にテキサスブルースメンとしてのプレイで聴いていられるんだから凄い。一体どんなガタイと指なんだ?と思ってしまう。
そして収録曲ももちろんオリジナル曲中心なんだろうけど、ブルースの代表作のカバーもチラホラと見られるので、多分何でも良いんだろうな。ブルースってさ、別に誰のがオリジナルで云々ってもんじゃないし、プレイする人が自分なりの解釈を加えてプレイすれば曲は生き返るし新しい息吹が入るし、もうオリジナル曲なんて無理に作らなくても十分な楽曲が世に出ているからさ。でも、キャロリン・ワンダーランドのこの歌声を活かす曲ってのはまだまだたくさんあるはず。よくジャニス・ジョプリンを引き合いに出されるんだが、ある意味超えてるよ、多分。ギターと一体化しているしさ。歌声だけだとちょいと違うけど。しかし、スタンダードなブルースの割に近代的な聴きやすさっつうのもあるのは何故だ?そのせいか、ブルースギターの泣きが増して聴こえるもんな。こういうギター…弾きたいな。


グラミー賞では英国のソウルフルな歌手、アデルが各賞を総ナメにしていったと言うことが話題になっていて、改めて先日もアデルのアルバムを何度か聴いていたりした。たしかにこの歌唱力は凄いものがあるよな…と思いつつも、どこか物足りない。多分歌の良さやさらけ出し感なんじゃなかろうか、などと世間の評価を無視して自分の感想を書いてみる。なんでまたそんなトコから始まったかってぇとですね、アメリカのテキサスにキャロリン・ワンダーランドっつう女性のブルース歌手兼ギタリストってのがいましてね、そのキャロリン・ワンダーランドが先日新作をリリースしていたんで聴いたんだな。ちょいと前に昨今の女性ブルースメン達にハマった時に結構ブイブイ言わせていた人の一人だったのでね、やっぱり時間が経ってから聴くのも良いんです。
2011年リリースの新作「Peace Meal」。前作「Miss Understood」と同じように豪快でワイルドな女傑な感じなアルバムジャケットは実際どんな人なんだろうかと想像してしまうのだが、単なるテキサスなおばちゃんなワケで、それがギター持って歌うと化ける。んで、その化け方がアデルなどの比じゃないワケでね、それこそ実力だけで言ったらグラミー賞以上の技量なワケですよ。でもさ、そんなの多分たくさん存在していて、皆何とも思ってないのかもしれない。たまたま自分がアデルを聴いていた後にキャロリン・ワンダーランドの「Peace Meal」のリリースを聞きつけて聴いたものだからそのソウルフルでエモーショナルな歌声に重ね合わせて聴いてみると圧倒的にその凄さを実感したってだけだ。何せそのエモーショナルな歌だけでなくって、ギターも弾いてるんだから驚きは増すってもんだ。ギターの音はテキサスにしてはやや細めな感じもするけど、普通にテキサスブルースメンとしてのプレイで聴いていられるんだから凄い。一体どんなガタイと指なんだ?と思ってしまう。
そして収録曲ももちろんオリジナル曲中心なんだろうけど、ブルースの代表作のカバーもチラホラと見られるので、多分何でも良いんだろうな。ブルースってさ、別に誰のがオリジナルで云々ってもんじゃないし、プレイする人が自分なりの解釈を加えてプレイすれば曲は生き返るし新しい息吹が入るし、もうオリジナル曲なんて無理に作らなくても十分な楽曲が世に出ているからさ。でも、キャロリン・ワンダーランドのこの歌声を活かす曲ってのはまだまだたくさんあるはず。よくジャニス・ジョプリンを引き合いに出されるんだが、ある意味超えてるよ、多分。ギターと一体化しているしさ。歌声だけだとちょいと違うけど。しかし、スタンダードなブルースの割に近代的な聴きやすさっつうのもあるのは何故だ?そのせいか、ブルースギターの泣きが増して聴こえるもんな。こういうギター…弾きたいな。
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