James Brown - Please Please Please

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James Brown - Please Please Please (1959)
プリーズ、プリーズ、プリーズ(紙) トライ・ミー(紙)
プリーズ、プリーズ、プリーズ - ジェームス・ブラウン プリーズ、プリーズ、プリーズ Try Me - ジェームズ・ブラウン Try Me

 一方でソウルの帝王と異名を取ったJames Brownにしても自分的にはそれほど最初期はオリジナルアルバムで聴いたことはなかった。もっともシングルヒット全盛期だからオリジナルアルバムにあまり意味はないとも思うんだけどさ、まぁ、後から聴く身としてはアルバムというパッケージはやっぱりひとつのアルバムなんです。だからどうしてもアルバム志向になってしまう…。そう考えると今の時代って昔と同じくシングルヒットの時代なんだな。気に入った曲だけDLして聴くっていう…。何とも悩ましい事柄ですな。

 1959年にシングルヒットをまとめるという意味合いが強かったアルバム「プリーズ、プリーズ、プリーズ」は最初のJames Brownのアルバムという形態でリリースされた作品のようだ。The Whoのカバーでしっかりと知っている「Please Please Please」のインパクトが一番最初のジェームス・ブラウンのヒット曲=デビュー曲だったようで、この曲を聴くとロジャー・ダルトリーがジェームス・ブラウンそのものを歌っていたってことがわかる。エルヴィス・プレスリーと同じような時代に生きたジェームス・ブラウンの同じような時期の作品にしてもしっかり方向が異なっていて、黒人的アプローチがはっきりと出ているのはさすが。普通に自然に作って歌ってリズムを刻めばこうなるんだっていう側面が大きいんだろうけど、やっぱり違うものなんだなぁと改めて実感なんですよ。ソウル、R&Bそのものだし。

 そんなにヒット曲を知ってたりしないけど、どれもこれもノリの良いエネルギーに満ち溢れた作品が詰め込まれていて同じ3コードでこうも違うかって感じ。コーラスワークだったり骨格そのものだったりするけど、良い時代の作品だね。ギターだって結構凝ってるのもあってさ、ロックとかこだわらずにしっかり聴いておけばよかったなと思う。結構この手の聴くのは遅かったからさ。今じゃ伝説になっちゃってるけど、凄く楽しめる音と歌ですよ、ジェームス・ブラウンの最初のアルバム「プリーズ、プリーズ、プリーズ」は。以降は熱い60年代のソウル時代を経由して70年代のファンク熟成期と時代時代で存在感を示したゴッドファーザーでもあるジェームス・ブラウン。聴かない手はないね。





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フレ
Posted byフレ

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ezee  

JBで久々に食いついちゃいました。
JBはシングル集も出ていて、アルバムとは違った聴き方もしてます。
しかし、まさにシングル時代になってますね。
アルバムって形態はますます売れなくなるのか・・

2011/05/31 (Tue) 20:43 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ezeeさん

お、久々です♪
敢えてアルバムと言う聴き方を楽しむと言うのもありかな、と。
しかし今の時代、正に60年代と同じくシングルのみ、ですねぇ…。

2011/06/01 (Wed) 12:09 | EDIT | REPLY |   

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