Stray Dog - Stray Dog

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Stray Dog - Stray Dog (1973)
Stray Dog While Youre Down There
Live from the Whisky a Go-Go (March 15, 1975) [Remastered] - Stray Dog Live from the Whisky a Go-Go Stray Dog - Stray Dog Stray Dog

 先日ゲイリー・ムーア関連ってことでグレッグ・レイクのソロアルバム聴いてて、クレジットとか眺めてた時にスナッフィ・ウォルデンってのを見つけてしまって、ん?Stray Dogの?と思い出して、あ、そうか、マンティコアから…、ん?プロデュースがグレッグ・レイクだっけ?ってな感じで気になってしまって引っ張り出したが運の尽き。ゲイリー・ムーアを聴き漁る一方で、Stray Dogからマンティコア関連やら英国B級ものやらと各方向に飛び火して聴くことに…(笑)。

 なことで、ちょっと音的には錯誤する部分があるが、1973年にリリースされたストレイ・ドッグの「Stray Dog」というファーストアルバム。これがですね、聴いてみるとわかるんだけど、思い切り好みな英国B級ロックなんですな。ところが、メインのスナッフィときたらアメリカ人なワケでしてね、純然たる英国ロックなのか?と問われる部分はあるけど、音的には純然たる英国ロックですから良いじゃないか。もっともアメリカナイズされたテイストも入っているのは聴いてるとわかるので、それも含めて英国ロックのごった煮感覚なんだよね。

 期待の音はですね、さすがにグレッグ・レイクがプロデュースしただけのことはある、と言うかこの時代の英国ハードロックってのはホントにこういう独自の音世界が多くて面白い。ギターがネチネチとリフを奏でていながらもベースがグイグイとドライブしてドラムはドタバタと叩く、そして曲の構成はオイオイってくらいに妙に展開していくという普通ではない筋書き、それでも妙にポップさやキャッチーさを兼ね添えている見事さと、演奏だけを聴かせる面も覗かせるという面白さ満開。ロックなノリノリとかってのは無縁なので、ストレイ・キャッツと間違えるとそりゃもう大変さ(笑)。

 スナッフィってフリーでコソフがヤバくなった後のギタリストだったんだよね。それは多分、ストレイ・ドッグ結成直前の話で、ラビットが引っ張ってきたみたい。同じテキサス出身でバンド仲間だったらしいから。そんな繋がりからあちこちに発展していく人脈関係がこれまた面白くて、まだまだ整理できていないんだけどさ、ピート・シンフィールドからキース・クリスマスやエスペラントなどなどマンティコアから離れてどんどん広がってしまうんだよ。こんなにマイナーな人ですら…、いや、職人だからこそプロ達に好まれるんだろうな。



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フレ
Posted byフレ

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K平  
何年かに一回聴く位ですが

思い出した時に たまに聴くと 甘めの歪み方で、お~ いいじゃないか!と思う盤です。2NDは未入手のままです。当時は、GREG LAKEがらみと言う 鳴り物入りで登場した割に 雑誌では よく目にするものの ラジオでは それほど取り上げられなかった印象です。同時期に(本国デビューよりかなり送れて)日本に紹介されたSTRAYの方が ラジオでかかってたような気がします。STRAYは すでに記事に取り上げられてますね。ややアコースティック、気持ち程度スペーシーな感じでした。STRAY DOGもSTRAYも 何年かに一回聴くって感じなので、ボケて来たせいもあり 急に言われると どっちがどっちだっけとなります(笑)。
どちらも もひとつ売れなかった(BLOODROCK程度の浸透度?)と思うけど いいバンドでした。

2011/02/22 (Tue) 19:15 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>K平さん

どちらもマイナーなStray関係ですよ(笑)。有名なのはCatsだけで…。
いやいや…、このバンド、パっと聴きはかっこ良いのがよろしいんです。
ただ、まぁ、長続きしないっつうか…。2ndは聴けてないですけどジャケからしてダメだろうなぁなんて思ってます…。

2011/02/24 (Thu) 21:55 | EDIT | REPLY |   

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