浜田 麻里 - Aestetica
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浜田麻里 - Aestetica (2010)
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何度も書いてるが、アルバムのジャケットってのはCD時代、もしくはDL時代になってもやっぱり重要なファクターを占めるものだ。ジャケットの作りによっては全然聴かなかったり手に取らなかったりするものも多いし、だからと言って音とジャケットがかけ離れていてもこれはまたよろしくないので、ミュージシャンと云えどもやはりアーティストという一端を担う意味でトータル的な芸術品を創造してほしいもんですよ、本音は。もちろん音だけでOKって人もいるしジャケット良いから許してる、みたいなのもある。
2010年にリリースされた浜田麻里の「Aestetica」という作品に気づいたのはリリースされてから結構経ってからだった。パッと見て「お?誰これ?」って思ったもん。もちろん音もサンプルで聴いて、かなり面白い感じだったから余計に「誰これ?」って思った。そしたら浜田麻里なんだよ。声聴けば一発で分かるけど、アルバム冒頭曲を聴いているとまさか浜田麻里とは思わない音でかなりびっくり。更に驚いたのはその「Stay Gold」っつう一曲目のギターは高崎晃が弾いてて、こういう曲もやるんだなぁ…と。次の曲も高崎晃が弾いてて、この二曲がダントツにクォリティ高い。パワーも楽曲レベルも多分想い入れも。いや、本人ってよりも聴く側が、って云うべきかな。2008年の冬に亡くなった樋口宗孝氏の姿がチラつくから。やっぱり、リアルタイムでその辺通ってるとどうしても関連付けて聴いてしまうし。そんで、全く恥ずかしくない楽曲と歌を盟友と共に奏でるっていうのは、いいよ。しかも新たな展開とも云えるゴシックメタル風味ながらもしっかりと憂いのあるメロディで好ましい。過去にも数多くの良い曲があるけどこのアルバムがもしかしたら一番良い作品かも?想い入れや製作過程、環境やメンバーの思いも色々あるだろうし、全てがひとつのベクトルに向いて集中している。しかも変に尖ってなくて自然に出来ているのが聴く側にも分かるし、それでいてこのジャケットだ。
普通の状態ならこれって単なるお姫様の古城ロマン?ってトコだけど、何かそこから新しい世界に進もうという意思を感じる。凄いのはもう50歳近い女性のこの格好で、しかもまるで違和感ないという素晴らしさ。今更ヘンな言い方だけど凄く大人になった浜田麻里に会える感じ。「Aestetica」を聴いていると声質も全然変わらないし、もの凄いパワーでのロングトーンも聴けるし、何も変わらない。ただ、深みと甘さが出てくるようになって、もっと人の心に近づいたっていう極端な言い方を出来るなら、そんな風に聴こえてくる。だから染み渡りやすい。そういう曲も多いし作詞面でも出てきてるし。普通に聴いたら単なる歌モノだけどバックのメンバーの背景と環境が違うからやっぱり浜田麻里の世界。
日本人外人含めてキャリアの集大成を一気に集めた、それも売れ線時代のは一切無視して原点に戻ったヘヴィメタルの面々を揃えているところも何かを物語っている。これから彼女はどこに進んでいくのだろう…。

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何度も書いてるが、アルバムのジャケットってのはCD時代、もしくはDL時代になってもやっぱり重要なファクターを占めるものだ。ジャケットの作りによっては全然聴かなかったり手に取らなかったりするものも多いし、だからと言って音とジャケットがかけ離れていてもこれはまたよろしくないので、ミュージシャンと云えどもやはりアーティストという一端を担う意味でトータル的な芸術品を創造してほしいもんですよ、本音は。もちろん音だけでOKって人もいるしジャケット良いから許してる、みたいなのもある。
2010年にリリースされた浜田麻里の「Aestetica」という作品に気づいたのはリリースされてから結構経ってからだった。パッと見て「お?誰これ?」って思ったもん。もちろん音もサンプルで聴いて、かなり面白い感じだったから余計に「誰これ?」って思った。そしたら浜田麻里なんだよ。声聴けば一発で分かるけど、アルバム冒頭曲を聴いているとまさか浜田麻里とは思わない音でかなりびっくり。更に驚いたのはその「Stay Gold」っつう一曲目のギターは高崎晃が弾いてて、こういう曲もやるんだなぁ…と。次の曲も高崎晃が弾いてて、この二曲がダントツにクォリティ高い。パワーも楽曲レベルも多分想い入れも。いや、本人ってよりも聴く側が、って云うべきかな。2008年の冬に亡くなった樋口宗孝氏の姿がチラつくから。やっぱり、リアルタイムでその辺通ってるとどうしても関連付けて聴いてしまうし。そんで、全く恥ずかしくない楽曲と歌を盟友と共に奏でるっていうのは、いいよ。しかも新たな展開とも云えるゴシックメタル風味ながらもしっかりと憂いのあるメロディで好ましい。過去にも数多くの良い曲があるけどこのアルバムがもしかしたら一番良い作品かも?想い入れや製作過程、環境やメンバーの思いも色々あるだろうし、全てがひとつのベクトルに向いて集中している。しかも変に尖ってなくて自然に出来ているのが聴く側にも分かるし、それでいてこのジャケットだ。
普通の状態ならこれって単なるお姫様の古城ロマン?ってトコだけど、何かそこから新しい世界に進もうという意思を感じる。凄いのはもう50歳近い女性のこの格好で、しかもまるで違和感ないという素晴らしさ。今更ヘンな言い方だけど凄く大人になった浜田麻里に会える感じ。「Aestetica」を聴いていると声質も全然変わらないし、もの凄いパワーでのロングトーンも聴けるし、何も変わらない。ただ、深みと甘さが出てくるようになって、もっと人の心に近づいたっていう極端な言い方を出来るなら、そんな風に聴こえてくる。だから染み渡りやすい。そういう曲も多いし作詞面でも出てきてるし。普通に聴いたら単なる歌モノだけどバックのメンバーの背景と環境が違うからやっぱり浜田麻里の世界。
日本人外人含めてキャリアの集大成を一気に集めた、それも売れ線時代のは一切無視して原点に戻ったヘヴィメタルの面々を揃えているところも何かを物語っている。これから彼女はどこに進んでいくのだろう…。
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