冒頭の「Death On Two Legs」の機関銃みたいな・・・って云うとちょっと違うんだけど、ギター一本であんなエフェクト音を紡ぎ出し、且つ美しきコーラスワークから始まるサウンドは正に唯一無二として認知されちゃうでしょ。音楽のセンスってこういうところでよく表れるな、って思う。しかしさすがに最近DVD付きでリリースされるだけあって名曲のオンパレードだなぁ、と改めて聴くと感じるね。しかも曲順とか実によくできてるし、メンバーそれぞれの曲も良い具合に配置されていて、且つアルバム全体の起承転結が完璧。そういう意味では全クィーン作品の中でもっともトータル性が発揮されているんじゃないかな。収録されてる楽曲も見事な出来映えで今ではブライアンがアコギ一本で歌う「'39」もこうして聴くと逆に新鮮味があったり、それはクィーンのライブにおいて大合唱曲の定番となった「Love Of My Life」も同じで、ライブバージョンのアコギ一本の方が圧倒的に叙情性を持っているんだけど、ここで聴ける素直なスタジオバージョンは妙に新鮮…、あちこちのライブ盤を見過ぎ聴き過ぎかもしれん。また「Seaside Rendezvous」なんてのはどこからどうしてこういうリズムとメロディーが生まれたのか、コメディーにしか思えない曲なんだけどしっかりとクィーン節になっていて、音楽的な幅の広さを十二分に感じられるものだし。「The Prophet's Song」なんてのはもう聖歌合唱隊ともいえるくらいのコーラスワークが印象的で、正にクィーンここにあり、っていうくらい強烈な曲。しかしそれら全てを包括している「Bohemian Rhapsody」には誰しもが大きな感動を覚える一曲だろうなぁ。語る必要なし、っていうくらいの名曲。何これ?こういうのあり?って思えるくらいのドラマ性を持った曲で、最初は驚いた。やっぱりなんだかんだ言ってもこの曲からクィーンにハマったっていうのはあるかな。
私もオペラ座&BoRapの衝撃から入ったので、もう30年もQUEENと共に歳をとってきたことになりまする...(^^;) つい先日ビデオアーツから「THE MAKING OF A Night At The Opera」というDVDがリリースされました。 内容はオペラ座の夜30周年記念CDについているDVDとは別モノで、1月にwowowで放送された「ROCK THE CLASSIC オペラ座の夜」と同じもの(ただし字幕が違う)なのですが、+それと同じ位のヴォリュームのボーナスが収録されています。 本編ではカットされていた「The Prophet's Song」の解説もありますのでオススメです♪