Melody Gardot - My One and Only Thrill

4 Comments
 歌モノ凄いな…って改めて気付かされるのはロック以外のものを聴く時が多くて…、多分それはアプローチが異なるってのとそもそも歌を聴かせるために作られているからということが大きいんじゃないかと。普段ロック聴く時って割と歌とか聴かなかったりするしさ(笑)。だから歌だけをクローズアップして聴くってのはロック以外の方が多いのはそういう理由だと思う。うん、何か間違ってるかもしれん…。

マイ・オンリー・スリル 夜と朝の間で
メロディ・ガルドー - My One and Only Thrill My One and Only Thrill メロディ・ガルドー - Worrisome Heart Worrisome Heart

 メロディー・ガルドーというフィラデルフィア出身の女性シンガーによる2009年の作品で二作目となる「マイ・オンリー・スリル」で。そもそも*floydさんのコメントで初めて知った次第ですが、何か気になったので颯爽と聴いてみましてですね…、まぁ、流れ的にも女性歌モノってのは年初から続いているのでよろしいじゃないですか、と。自分が知らない情報から漁るのは面白いですね、結果はともかく。

 そんでこのメロディー・ガルドーの「マイ・オンリー・スリル」なんだが…、生身のシンガーで艶めかしく場末のバーに流れていく雰囲気でして、非常~~~に好きです。クラシック畑のオペラチックな歌手の上手さとは全く正反対位置するジャズ的生身的感情的な温かみのある歌でしてね、ジャズっつうのかいわゆるアメリカ的なシンガーなんだが…、ポップスでも出てくるだろうな、こういうのは。あ、わかった…、ビートが効いたポップとかじゃなくってね、生のピアノとかウッドベースとかそういう楽器で彩られたバックが中心だから全てが優しく温かみのある音で聴けるシンガー。こういうのってほんと幅広いわ。Amy Winehouseも凄いと思ったが、それとは別にメロディー・ガルドーも独自世界を創り上げている、かな。いつの時代にもこういうシンガーはいそうだけど、なかなか長続きしないので地道に頑張ってもらいたいよね。確かに生のライブを狭いクラブとかで見たら惚れるんじゃないか、と思う。

 来歴調べてるとさ、結構大変な人生を過ごしているみたいで、それもあってこういう心に染み入る音楽、歌を奏でられるんだろうね。やっぱり歌は深い。こういう心安らぐ音を聴いている自分ってやっぱ最近疲れてるのか??



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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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*floyd  
昨年の女性ヴォーカルナンバー1

 私は昨年知り得た女性ヴォーカルのナンバー1にメロディー・ガルドーを挙げます。低音部を丁寧にしかも繊細にそして包み込むような優しさのヴォーカルは最高でした。やや、ハスキーなところも見え隠れしますが、中高音部の澄んだ声も魅力です。このアルバム「マイ・オンリー・スリル」はそして曲がいい。ロックの世界ではないが、ジャズっぽいところが魅力でもあるし、曲によってはボサ・ノヴァっぽいリズムとラテン・パーカッションのバックの演奏も聴かれる。夜のムードと言ってしまえばそれまでだが、聴く人の裏側まで響いてくると言う表現をさせてもらいたい。私は自分のブログで絶賛してしまった。もう3rdアルバムに期待している私です。

2010/01/10 (Sun) 21:08 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>*floydさん

いやぁ、女性モノにお目が高い*floydさんの絶賛だったのでやっぱ気になりましたよ。でもジャジーな音ってのはちょっと驚きました。もちっとクールなの来るかと思ってたので。いや、ありがたいサウンドのご紹介感謝です♪

2010/01/11 (Mon) 21:09 | EDIT | REPLY |   
zagan  
実は

これ聴いたのが今年(2012年)の六月だったんすけど、2005年の"Some Lessons"と2007年の"Worrisome Heart"をこの度仕入れました。
なんか良いですねー。

2012/10/11 (Thu) 21:19 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>zaganさん

何かとBGM的に流してたりします…。

2012/10/11 (Thu) 23:07 | EDIT | REPLY |   

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