Paladin - Charge!
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アルバムジャケットデザイナーとして英国ロックの世界で名を馳せているのが有名なヒプノシス、キーフ、ロジャー・ディーンと言ったトコロでしょう。彼等のデザインってのはそれだけで本が刊行されるくらいにデザイナー集団としては秀逸なもので、ロックの発展に大きく貢献した切っても切れない関係ってことは誰もが知るところ。ピンク・フロイドとヒプノシス、イエスとロジャー・ディーンなんてのはもうそのイメージ以外は受け入れられないくらいのものだ。それぞれ交錯したことはあるがやはりすんなりといかずに元の鞘に収まっているしね。
そういう経緯もあって、それらのデザイナー集団が手がけたアルバムってのはそれだけで存在価値が高まるものだし、リスナー側も中身の音を過度に期待して聴くものだ。中身が良くてもジャケットがイマイチだったりすると売れなかったり、やはり知られるのに時間が掛かったりしてしまうのだが、逆もまた真なり、ってなことで秀逸なアートワークによるアルバムであったが故に中身の音がリスナーの期待に応えられないサウンドだと割と見捨てられてしまうってなのもあるのだ。

1972年にリリースされたPaladinというもちろんイギリスのバンドのセカンドアルバム「Charge」はそんな一例だったのかもしれない。自分的には全く駄作だとは思わないし、あちこちのレビューで見られるようなアフロロック的アプローチという側面もそれほど思わないので、ちょっとズレているのかもしれないけどさ。まぁ、ロジャー・ディーンの非常~にかっこよいジャケットなのだよな、この「Charge」ってのは。見てもらえば分かるけどさ、何か凄いかっこよいハードロックっつうか疾走感溢れるような音を出していそうなジャケットじゃない?だからそういう期待で聴いてしまうと、最初の曲が結構変わったリズムのアプローチなので「ん?」って思ってしまうんだよね。まぁ、全体的にハネ系の16ビート的リズムのノリっつうかグルーブがアルバムを占めているので、ギターにしてもそういうカッティング的なのがあったりパーカッションにしてもそういうのがあったりするんだけど…、更にそういう言い方すればソウルなんかであるような泥臭いハモンドオルガンが鳴っていたりするから余計にそういう感じ方するのかもしれない。ベースも太くて重いラインでかっちょよいし。
…あ、そうそう、そういうサウンドなのでハードロックじゃないワケよ。もちろんロックなんだけどさ、面白い音…ってかやっぱり時代を反映してて、ハードな側面とプログレッシヴな側面があって、そこにソウルフルなリズムやアプローチを組み入れたような感じかな。だからグルーブ感は見事だし、かなりの好盤。ただ、聴く人は選ぶかもしれないなぁ…。アルバムジャケットとの格差ってのを個人個人がどれだけ感じるか、ってのもあるけど…、ちょっとね、バンドとしてはどっちにどうやって向いてるの?っていう散漫な印象を受けるアルバムではあるかもしれない。
そういう経緯もあって、それらのデザイナー集団が手がけたアルバムってのはそれだけで存在価値が高まるものだし、リスナー側も中身の音を過度に期待して聴くものだ。中身が良くてもジャケットがイマイチだったりすると売れなかったり、やはり知られるのに時間が掛かったりしてしまうのだが、逆もまた真なり、ってなことで秀逸なアートワークによるアルバムであったが故に中身の音がリスナーの期待に応えられないサウンドだと割と見捨てられてしまうってなのもあるのだ。


1972年にリリースされたPaladinというもちろんイギリスのバンドのセカンドアルバム「Charge」はそんな一例だったのかもしれない。自分的には全く駄作だとは思わないし、あちこちのレビューで見られるようなアフロロック的アプローチという側面もそれほど思わないので、ちょっとズレているのかもしれないけどさ。まぁ、ロジャー・ディーンの非常~にかっこよいジャケットなのだよな、この「Charge」ってのは。見てもらえば分かるけどさ、何か凄いかっこよいハードロックっつうか疾走感溢れるような音を出していそうなジャケットじゃない?だからそういう期待で聴いてしまうと、最初の曲が結構変わったリズムのアプローチなので「ん?」って思ってしまうんだよね。まぁ、全体的にハネ系の16ビート的リズムのノリっつうかグルーブがアルバムを占めているので、ギターにしてもそういうカッティング的なのがあったりパーカッションにしてもそういうのがあったりするんだけど…、更にそういう言い方すればソウルなんかであるような泥臭いハモンドオルガンが鳴っていたりするから余計にそういう感じ方するのかもしれない。ベースも太くて重いラインでかっちょよいし。
…あ、そうそう、そういうサウンドなのでハードロックじゃないワケよ。もちろんロックなんだけどさ、面白い音…ってかやっぱり時代を反映してて、ハードな側面とプログレッシヴな側面があって、そこにソウルフルなリズムやアプローチを組み入れたような感じかな。だからグルーブ感は見事だし、かなりの好盤。ただ、聴く人は選ぶかもしれないなぁ…。アルバムジャケットとの格差ってのを個人個人がどれだけ感じるか、ってのもあるけど…、ちょっとね、バンドとしてはどっちにどうやって向いてるの?っていう散漫な印象を受けるアルバムではあるかもしれない。
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