Stretch - Elastique
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60年代末を駆け抜けたクールなスタイルのエルマー・ガントリーがようやく探し当てたギタリストがカーヴド・エアーの「Air Cut」から参加していたカーヴィー・グレゴリーっつう人。どんな所以だったのかまでは知らないけど、意気投合したんだろうな、これだけ楽しいロックンロールやってるところを聴くと。うん、そんな二人が中心になって組んだバンドがストレッチっつうバンドでして、1975年にアルバム「Elastique」でデビュー。当時シングルはそれなりに売れた曲もあったらしいが、さすがに調べ切れてないなぁ…。
サウンド的には結構好みだったりして、R&Rもあるしファンキーなサウンドを意識したのもあったり、もちろん泣かせるのもあったりするんだけど、無茶苦茶B級の香りが漂っているところもこれまたよろしい。エルマー・ガントリーの歌って声質的には強いんだけど、軽いんで深みが出ないっつうかね、ちょっとロック的には厳しい歌声なんだよね。一方のカーヴィーさんのギターは…、いや、カーブド・エアーでのギタースタイルを知っているとこのストレッチでのギタースタイルって何者?って感じです。結構器用な人なのかな、何でもマルチに弾きこなしているみたいで、どれも大変よろしい音出してる。ちなみにベースのスティーヴ・エマリーさんもかなり面白いベース弾くのでさすが70年代ってとこか。何でもここのリズム隊はWild Angelsっつうバンドのメンバーだったらしいが…、さすがに深過ぎて調べ切れてないなぁ…。いかんなぁ~、こういうのが面白いところなのにね、英国ロックっつうのは。
んでこのバンド、三枚の作品をリリースして消滅…、エルマー・ガントリーはその最後の頃にコージー・パウエルの「サンダーストーム」に参加しているし、その後にはアラン・パーソンズのアルバムに参加…。60年代サイケから80年代NWOBHMの波まで関わっている人というのもそうそう多くないので貴重な人なのだが…。
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