Zakarrias - Zakarrias

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 ザ・フー旋風もようやく終わり、さすがの大英帝国ロックを見せつけて帰っていったところだが、どれだけに人間が見に行ったのだろう。恐らく数回行く人間が大半だと思われるので武道館が満員になっていたとしてものべ人数で言ったら1万人に満たなかったりして…。他の地域分もカバーするとそういうのもありかもなぁ。やっぱり欧米に比べて人気がないという話はそのまま今でもその通りなのかもしれない。ただし好きな人は凄く好きっていう図式かね。

妄想(紙ジャケット仕様)

 そんな話とは無関係な、超B級路線のバンド、というかソロプロジェクトというか無名、でもあるしその筋ではモンスター級のレアアイテムとして有名、かもしれないザカリアス。なんつうかな、図太いベースが特徴的で、でもギターが歪んで言うというハードロックじゃなくてそのヘンはアコギ的なのでかなり不思議なサウンド。1971年リリース「妄想」、しかもデラムからのリリースだからおかしいハズでして、サイケデリックな感覚は持ち合わせているけど、それよりも全く典型的な英国B級的香りがぷんぷんするアルバムです。

 クォーターマスからのピーター・ロビンソンとかハットフィールドやスラップ・ハッピー絡みのメンバーとか参加しているんだけど、基本一人でマルチにやってる人。出身はオーストラリアっつうから英国ロックと言っていいのかどうか…。ただ、英国育ちであることは間違いなさそうで、線の細い歌声が危なげでユニーク。どっちかっつうと初期のグラム系な感じだな。ボランあたりがやっててもおかしくないっつうか、そんな感じ。久々にこの辺を漁ってるんだけど、やっぱ音色の古さと空気感の古さが良いね。今の録音では絶対にできない音がパッケージされてるもん。

 日本ではこういうのが紙ジャケ化されたりリマスターCDがリリースされたりするから凄いよね。自分のは昔々エジソンからリリースされたアナログ落としのCDだから相当古いかも。まぁ、買い直すほどでもないけど、音的には割と好みで、結構この季節に聴くには良い。

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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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いたち野郎  

うはっ、これはまたマニアックなアイテムですね。そうでした、こちらはデラムから出たアルバムでした。以前買ったんですが、今はすぐ聴けるとこにあるかどうか…?
70年頃だとオーストラリアからイギリスに引き揚げる英国人が多かったんでしょうか?何はともあれ、英国のB級然とする内容だったと思うんですが、申し分ない内容だったと思います。B級と呼ばれるアルバムも、中身が悪くなかったりするので何と書いていいやらですが…
TBさせていただきました~!かなり昔の記事だったので、久しぶりに読み入ってしまいましたよ(笑)

2008/11/21 (Fri) 02:53 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>いたち野郎さん

オーストラリアから引き上げる英国人かぁ、キンクスのデイヴィス兄弟のお姉さんはオーストラリアに行ってしまった方でしたなぁ。どうなんだろ?そうかもしれない…、あ、気になる(笑)。

2008/11/21 (Fri) 21:50 | EDIT | REPLY |   
evergreen  

このジャケが好きですね。
もちろんこの人の演奏大好きです。
混沌とした感じがドイツのミュージシャンっぽいなな~んて・・・

2008/11/22 (Sat) 16:30 | EDIT | REPLY |   

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