Muddy Waters - I'm Ready
4 Comments
歴代のブルースメンはロック小僧がこぞってブルースの真似事を始めた時にはどう思ったのだろう?今でこそ感謝しているとは言うが、当時小僧が真似事やってるのを知った時ってのはやっぱ鼻で笑ってたのかな。それとも自分達の伝統音楽が他人に影響を与えているということを考えると歓迎ってとこだったんだろうか?なかなかそういう生身の声ってのはわからないもんだ。しかしアメリカってあんだけ広くてもブルースとロックを結びつけるギタリストってのはメジャー所では全然多くなくって、それが60年代にまで遡るともう数人しかいない。なんで60年代かっつうともちろんその頃には既に伝説のブルースメン達は50歳前後なワケで、ロックの台頭が60年代だからギリギリクロスオーバーするラインなんだよ。その中の一人、しかもそれが貴重な一人でもあるジョニー・ウィンターが70年代後半に自分の所属していたレーベル、Blue Skyにマディ・ウォーターズを迎えて4枚くらいアルバムを制作している。しかも制作のみならずプロデュースもしているし、もちろん要所要所では演奏にも参加しているようで、これはまた興味を引くセッションなわけ。

1978年、ジョニー・ウィンタープロデュース作品の二枚目となった「I'm Ready」。セルフカバーも多くなっているけど、もちろんマディ・ウォーターズの持ち味を損ねることなくバンド形式のサウンドで収録し直したもので、いやあ、マディ・ウォーターズの歌とギターはともかく隅っこの方で鳴ってくるジョニー・ウィンターのギターが荒々しくてアルバムのアクセントになってる。マディ・ウォーターズ自身はそんなにギターで派手なフレーズを弾く人じゃないので、すぐにわかるってもんだ。雰囲気も70年代後半…、言い換えれば表の世界ではディスコ全盛期だったのだが、その裏ではこんなセッションのレコードがあって、その雰囲気とか空気がまるで50年代のブルースの風景を表している感じで素晴らしい。ブルースカイレーベルってのは多分ブルース専門に近いレーベルなのかな、素晴らしい。そしてこの「I'm Ready」というアルバムではマディ・ウォーターズの代表曲を幾つも再録しているのでどこか聴き慣れた音が出てくるのが良いね。
「Hoochie Voochie Man」にしても「I'm Ready」にしても「Rock Me」にしても「Good Morning Little School Girl」にしてもロックファンならお馴染みの曲ばかり。ポール・ロジャースが歌ってた曲も多いなぁ。ジミヘンもだし。いや~、半ば伝説化していたマディ・ウォーターズの楽曲がこれでまた聴けるっていう意味で当時はインパクトあったんじゃない?全然新しい音に聞こえないってのも面白いし。これ以降色々な人がリリースする多数のロックゲスト陣を迎えて制作するアルバムの走りともなった作品のひとつ。
この後5年くらいで亡くなってしまうマディ・ウォーターズだけど、最後の頃のライブがレガシーエディション「Muddy "Mississippi" Waters Live」でリリースされていて、これもまた興味を引く一枚。
しかしYouTubeの映像の豊富さにはとことん驚く。そんな二人がテレビでライブ放送をしている模様までもが残っているとは…。


1978年、ジョニー・ウィンタープロデュース作品の二枚目となった「I'm Ready」。セルフカバーも多くなっているけど、もちろんマディ・ウォーターズの持ち味を損ねることなくバンド形式のサウンドで収録し直したもので、いやあ、マディ・ウォーターズの歌とギターはともかく隅っこの方で鳴ってくるジョニー・ウィンターのギターが荒々しくてアルバムのアクセントになってる。マディ・ウォーターズ自身はそんなにギターで派手なフレーズを弾く人じゃないので、すぐにわかるってもんだ。雰囲気も70年代後半…、言い換えれば表の世界ではディスコ全盛期だったのだが、その裏ではこんなセッションのレコードがあって、その雰囲気とか空気がまるで50年代のブルースの風景を表している感じで素晴らしい。ブルースカイレーベルってのは多分ブルース専門に近いレーベルなのかな、素晴らしい。そしてこの「I'm Ready」というアルバムではマディ・ウォーターズの代表曲を幾つも再録しているのでどこか聴き慣れた音が出てくるのが良いね。
「Hoochie Voochie Man」にしても「I'm Ready」にしても「Rock Me」にしても「Good Morning Little School Girl」にしてもロックファンならお馴染みの曲ばかり。ポール・ロジャースが歌ってた曲も多いなぁ。ジミヘンもだし。いや~、半ば伝説化していたマディ・ウォーターズの楽曲がこれでまた聴けるっていう意味で当時はインパクトあったんじゃない?全然新しい音に聞こえないってのも面白いし。これ以降色々な人がリリースする多数のロックゲスト陣を迎えて制作するアルバムの走りともなった作品のひとつ。
この後5年くらいで亡くなってしまうマディ・ウォーターズだけど、最後の頃のライブがレガシーエディション「Muddy "Mississippi" Waters Live」でリリースされていて、これもまた興味を引く一枚。
しかしYouTubeの映像の豊富さにはとことん驚く。そんな二人がテレビでライブ放送をしている模様までもが残っているとは…。
- 関連記事
-
- Muddy Waters - At Newport 1960
- Muddy Waters - I'm Ready
- Muddy Waters - The Best of Muddy Waters