ロック好きの行き着く先は…

60年代のブリティッシュロックから70年代黄金期を聴きまくり、行き着く先はマニアへの細くて深い道のみか。それでも楽しいロックこそ我が人生。
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The Cherry Bombz - Live From London 

 そういえばDVDが出てるのを知ってオーダー出して時間のない中軽くサラリと見て、なかなかよかったのでまた見ようと思ってすっかり棚の奥に埋もれてしまっていた映像を発掘。ハノイ・ロックスってのはドラマーのラズルがモトリー・クルーのヴィンス・ニールと共に酔っぱらいながら車で走って激突事故死してしまってからというもの全くパッとしないまま解散してしまったのは有名な話。もちろん今ではアンディ・マッコイとマイケル・モンローの二人により再生誕を果たしているんだけどさ。いや、それでも1985年頃っつうのはハノイ・ロックスがアメリカ上陸を目論んで破竹の勢いに乗っていた時期で、その時の悲劇だったワケで、全く不運なバンドだったんだけど、一応その時もドラマーにはテリー・チャイムズ=元クラッシュとして有名な、そうそうクラッシュのUSフェスティバルはこの人叩いているし、デビューアルバムもこの人叩いてます。ベースはサム・ヤッファが抜けてしまったので別の人間だったんだけど、この辺でハノイ・ロックスが崩壊。

 そしてマイケル・モンローはハノイ・ロックスを封印してしまうんだけど、そもそもロックンローラーな、しかもフィンランドなんつう国から世界に出てきていた仲間達なので、おいそれと違うバンドにすぐ移るとか、誰かと組むとかっていうような環境でもなかったのか、単に面倒だったのか(笑)。1986年にはチェリー・ボムというこれまた素晴らしいロックンロールバンドが出来上がるのだった。

Live From London cherry.jpg

 「Live From London」。主役はもちろんアンディ・マッコイで、飛行機に乗ってたまたま隣同士になったのがボーカルのアニタ嬢で、一緒にやろうか、ということになったらしいが、単に盛り上がってラブラブになっただけだろう(笑)。いや、それでもとにかくチェリー・ボムという素晴らしいバンドでアンディ・マッコイの才能が開花していたんだから良いのだが…。案の定職にあぶれていたハノイの同僚をひたすら仲間に入れる。ギターはもちろんナスティ、ドラムにはテリー・チャイムズ、ベースは元シャム69、ローズ・オブ・ニュー・チャーチのデイヴという布陣なので勝手知ったるものだろう。そして楽曲はすべてアンディ・マッコイが書き下ろしているが、やはりこの頃って彼の音楽的才能のピークなのかな、素晴らしくポップでキャッチーなロックンロールが満載で、しかもライブが派手で映えるのが良いね。それはアンディ・マッコイはもちろんながらナスティも同じくステージ映えするしさ。

 初っ端からコーラスが凄く楽しくなってくる「House Of Ecstasy」「100Degrees」のオンパレードで嬉しくなってくるね。やっぱりこれもかっちょよいバンドで、ライブの映像が残っていて感謝だね。いくつかハノイ時代のナンバーもあるけど、アンディの曲はやっぱりどれもこれも最高のセンス。アニタ嬢の歌はさすがに途中からダレてきて飽きるんだけどさ。

 しかしこんなかっこよいバンドだったのにやっぱりオンナとオトコという関係が入っていると長続きしないのか、翌年にはアニタ嬢が行方不明になってしまい、そのまま解散。一説にはビリー・アイドルに走ったとかいう話だが…。これでボーカルを誰か加えて続けていればなぁ、とも思うけど、まぁ、マイケル・モンローじゃなけりゃダメってのもあっただろうし、難しいところだったんだろうな。できることなら、再生誕した今の時代にチェリー・ボムの楽曲群とアンディ・マッコイのソロアルバムの曲すべてをマイケル・モンローの歌で録音しなおしてくれないだろうか。そしたら過去の不満が一気に解消できるハノイ・ロックス伝説が出来上がるんだけどな(笑)。



House of Ecstasy PV:

[ 2008/05/11 19:55 ] R&R Punk | TB(0) | CM(0)

U2 - Vertigo//2005: Live From Chicago 

 普段はほとんど全くテレビというものを見ることがないのだが、たまたま流れていたCMで「U2のヴァーティゴツアー2005、ライブ・イン・シカゴをFOXで放映します!」なんてのが流れていて、へぇ〜そうか、って思い、そういえばそのライブって持ってたっけ?日本公演って確かヴァーティゴツアーだったから似たような曲順だったっけかな…などといい加減な記憶を頼りに探してみるとやっぱりあった(笑)。これってヴァーティゴツアーだったっけ?えらく古いように感じるけどな…一人勘違いしながらDVDプレーヤーで再生することに。

Vertigo//2005: Live From Chicago Elevation Tour 2001: Live From Boston (2pc)
Vertigo//2005: Live From Chicago

 「かっこええ〜」

 なんたるかっこよさだ、これは。クールな大人のロックのかっこよさっつうか熱い少年のような魂の触れ合いとでも言うのか…、両方が同時に存在しているU2のステージ。既に完成されたスタジアムクラスでのショウバンド、いややっぱりロックバンド、そして毎回パフォーマンスと演出が多数組み込まれているエンターティナー。そして一人の政治家としてもステージや会場をフル活用する活動家でもある、か。あまりメッセージ色が強いのは好きではないけど、受け止める側の問題だから、ということで押し付けるワケでもなくメッセージを発信しているのだからこれもよし。言っていることは至極当然の事でもあるから。

 いやぁ〜、しかし名曲ばかりだな、このライブ。初っ端から心地良くノレるし、続いてはヒットナンバー「ヴァーティゴ」だから一気にヒートしてるし、そんなのが続々と出てくる。古い曲も新しい曲も入り交えてU2の今を伝えてくれている。エッジのギターの音の広がりはどんな時でも唯一無二のサウンドだし、何よりもデビューからずっと同じ不動の4人だけでステージをこなしているのが当たり前だが嬉しいし、シャープなハズだ。ロックバンド、だよね。

 やっぱり古めの曲が演奏されると胸が熱くなるが、同じくらい感動するのは「Beautiful Day」だったり「Sometimes You Can...」だったりもする。「One」なんてのはもう過去の名曲群の中でもダントツの位置付けだし…。90年代の曲なんだけどさ。もちろん往年の80年代の曲「血の日曜日」や「プライド」なんてのは涙なしでは聴けない曲だし、ライブだとそれがまた実感籠もっていて更に感動的。実は終盤に行くにつれてあまり聞き込んでない曲になっていくのが哀しいが、最後の「40」はもう素晴らし過ぎる。ひとりずつ静かにステージを去っていくという演出もこれまた見事。

 U2ってドラムのラリーのバンドなんだよね、元々は。ボノの圧倒的存在感とエッジの職人的音世界が全面に出てしまっているので影が薄いんだけど、後ろで一人でロックンローラーを貫いているラリーのスタイルはU2のポリシーなんだと思う。この男気がかっこよいんだよな。たまにしか映らないんだけどさ。まぁ、このステージは良く作られているのでメンバー全員にスポットが当たるようになっているし、ファンからしても最前列が二箇所あるようなもんだから良いけどね。

 テレビで見た時には時間を忘れていて30分くらい経過してから見たのでどうしても最初の方が見たくなって、DVDで最初の方だけを、とか思ってたら結局全部見てしまった(笑)。なんか、勢いづいてきたから他のDVDも見たいなぁ〜と。今「Zoo TV」とか見たら面白いんかな…。しかしこのシカゴ公演っつうかヴァーティゴツアーは素晴らしい。前のエレヴェイションツアーも良かったし…、もう言うことないバンドだね。

[ 2008/05/10 19:53 ] Ireland | TB(0) | CM(2)

紫 - iMPACT 

 昔の日本のロックバンドって本気で外人になってた人も多いと思う。言い方悪いけど、そこまで本気にならないと絶対にライブとかできなかったんだろうし、気合い入りまくらないと続けられないし、アイドルじゃないから可愛くやったってしょうがないし、故に本気でロック魂がないと受け入れられなかった土壌だと思う。しかもいくつかのバンドは米軍キャンプの本場の兵隊相手にライブを繰り広げて鍛えたりして、そこで認められてからこそ全国展開していくんだ、みたいなのもあって、そりゃ大変だろうと。本場のクラブなんかでもつまんなかったらビール瓶が飛んでくるとかザラにあるって聴いたことあるし、実際何かの映画で見たことあるけど、ライブのステージと客席の間にはネットで仕切ってあってモノが飛んでこないようになっていたりするんだよな。コワイ世界だ。

iMPACT+6tracks(紙ジャケット仕様) DOIN’OUR THING at the LIVE HOUSE MURASAKI(紙ジャケット仕様)

 しかし、そんなことを切り抜けて出てきたバンドももちろんあって、しかもそれが福生とかの米軍キャンプじゃなくって沖縄の米軍基地の兵隊相手に生き抜いてきた強者バンド、紫。歌詞は全編英語だし、音は正に大英帝国のディープ・パープルそのままで、聴いているとどこのバンドか全然わからなくなるくらいに完全に欧米ロックバンド化している。

 「iMPACT」まずは、ジャケット見てよ。これ彼等のセカンドアルバムなんだけど、この気合いの入った目つき顔つき。ホンモノ、のワルじゃなくてロックンローラーですよ。時代変わってもこういうスタンスとジャケに収められた彼等のポリシーってのはヒシヒシと伝わってくるじゃないですか。これを音がどうとか言って何か書けるというものではない…よな。

 うん、ジョージ紫さんのハモンドが圧倒的に全編の音圧を占めていて、もちろん他のメンバーも、というか完全に英国ハードロックっす。同じ日本人でも環境によってこんなに違う音が平然と出せてしまうのだろうか?しかもパクリとかっていう次元には感じられず、しっかりと自分達の音として主張されているのが不思議。やっぱ沖縄ってのは別物なんだなぁ…と。今でも沖縄の音楽って独特なんだけど、どっちかっつうと民謡に属したものが取り沙汰されていて、こんな骨太のハードロックが独特なんてのは見当たらないけど、このバンドは信じられないくらいにホンモノの音出してる。何枚かアルバム出てるし、ライブ盤もあったりするので、その姿は色々聴けるんだけど、いや、やっぱりこのアルバムのインパクトが凄い。正に「iMPACT」です(笑)。

YouTube:
Doomsday

Highway Star
[ 2008/05/09 20:00 ] Japanese Rock | TB(0) | CM(1)

No Doubt - Live In The Tragic Kingdom 

 スカッと脳天気で快活に何も考えずに楽しめるもの、そしてヘヴィメタでなくってっていうので何があるかなぁ〜と。きっとそういう気分の場合はヨーロッパのサウンドではないなぁと。ましてや日本でもなくって、やっぱアメリカ、しかも脳天気なカリフォルニアとかかねぇ…と。歪んだギターじゃなくて重くなくって、と言うと随分と限られてくると思わないか?人によってはフュージョンとかそういうのが思い付くかもしれないね。んで、自分的には思い切り脳天気なノーダウトの「ライヴ・イン・ザ・トラジック・キングダム」というライブDVD。

ライヴ・イン・ザ・トラジック・キングダム Rock Steady Live

 1997年の地元カリフォルニアのアナハイムでのライブってことですんごい人。グウェンがセレブ入りする前のライブだからこれだけ集めるのも当時では大変だったと思うけど、よくやったもんだ。今じゃまぁすぐ集まるだろうけどさ。そんで思い切りお気楽脳天気で素晴らしい傑作「Tragic Kingdom」というアルバム、しかもセカンドアルバムをリリースして売れまくっていた頃のライブだから最高に楽しめる。下積み長いからテクニックはあるし、バンドもシャープでタイトで巧いしライブをよく知ってるしね。パフォーマンスもさすがに百戦錬磨ってトコで、しかも曲がホント脳天気な名曲ばっかりで、そこにインプロでスペシャルズとかも入ってくるっつう楽しみアリ。最後はビートルズの「Obladi oblada」で友達をステージに上げて大騒ぎっつうなんともはや…。

 音はねぇ、スカ+ポップス+ロックな頃で、心地良いっす。紅一点ってのも聴きやすくてしかもキュートなので愛着が持てるのだ(笑)。そしてベースが滅茶苦茶巧いし、ドラムはスカンスカンと気持ち良いし、売れないハズないだろっていう感じでデビューしてちょっとした辺りから注目してたんだけど、知れば知るほど面白い。今では更に最先端の音を採り入れているしね。もうじき新作がリリースされるとかされないとか…。グウェン姉さんもママになっちゃったしねぇ。

 んで、このDVD、ビデオ時代にも持ってたんだけど、バンドが休暇モードに入ってからリリースされたボックスセットにシングルコレクション「ザ・シングルズ 1992-2003」とB面集のCD、更にPVを集めたDVDとこのライブDVDが一緒に入っていたのでさっさと購入。そしてついでに「Rock Steady Live」も同じ頃にリリースされていて、一緒に購入。こっちのライブは更に進んだスタジアムパフォーマーとして圧倒的な自信を見せてくれるライブで、こっちも気持ち良い。うん、なかなかここまで単純に楽しめるバンドもないので、結構お気に入りかな。


[ 2008/05/08 19:43 ] 80-90-00s Rock | TB(1) | CM(2)

サンハウス - 風よ吹け 

 世の中ゴールデンウィークと言えども、中途半端な休みの長さだったが故に特に何をするでもなく相変わらず怠惰な生活を過ごすことで無為に時間を過ごしてしまった…。まぁ、それなりに普段はなかなか見切れないDVD作品をあれこれとじっくりと見ることが出来て有意義と言えば有意義だったんだが、やっぱ数日休みがあるならばあれやろうこれやろうってのはいっぱいあるんだけど、いざ休みになるとそういう方向には進まずに堕落していくのが人間なのだろうか…。いやいや、自分だけか…。

 そんなことで無作為に久々だなぁ、とかあれどんなんだっけ?とかもう一回見ときたいなぁ〜とか、色々あってさ。こないだ友人達と飲んでる時に話が出たんだけど自分が所有しているCDなりレコードなりって一生のウチにもう一回聴ききれるのだろうか?と。で、多分無理、なんだよね。じゃぁ、なんで新しいのを買わないといけないのか、聴かないといけないのか、っつうか聴いてしまうのか…。音楽コレクションの意味って集めるだけじゃしょうがないと思ってるので、やっぱりしっかり見て聴いて、できるだけコレクションを可哀相にしないようにしようと心がけているワケだな。

 しかし、アチコチのブログを見たりしていると自分の殻だけに籠もれるハズもなく、気になるものがたくさん書かれているのだな…。そんなことで連休中に見た聴いたものをひたすらアップしていこうかと。

ハウス・レコーデッド

 まずはサンハウス。日本のバンドです。3月末日に未発表ライブ音源がリリースされたのが話題になったんだけど、5月になってまたしても、今度は更にそれよりも古い音源がリリースされたようで…。しかも自主制作盤に等しいのでアマゾンなどでは買えないのでこのネット情報乱立時代にきちんとした販売ルートでないと手に入らないという代物→ジュークレコードまで。まだ未入手のため、しょうがないなぁ〜と、大分前に同じようにリリースされたDVDを見ることに。再々結成くらいのサンハウスのライブで1998年の再結成のヤツかな?福岡でのライブがそのままDVDになっていて、まとまったサンハウスのライブってリリースされていないし、っつうか残ってないので、これは貴重、というか見たい!と思って探しまわって購入したな。しかし未熟なことに正規に発売されたCDですら全部持っていないので、なかなか集めるのも大変なバンドなんだよね、実は。今度「ハウス・レコーデッド」っつうのが紙ジャケでリリースされるらしいけど、これはともかく、1972年のライブ盤とか「Highway 61 Vol.1」「同 Vol.2」とか持ってなくてね、これも探すの大変だろうなぁ。

 さて、話は逸れまくってるけど、サンハウスのこのライブDVD、昔と変わらないくらいのパワーだったんじゃないかと。凄い熱気だし、バンドのパワーも凄い。鮎川さんのプロ根性なのかもしれないけど、バンドがグイグイと乗っていって、菊さんの凄さも切れまくってるし、やっぱりとんでもないバンドだ。かっこよいんだもん。これぞロックンロール、しかも日本のロックって感じで多分どんな洋楽聴いていてもこういうのは絶対日本にしかない。そんな熱さを思い切り出しているバンドで、やっぱ最終的には日本のバンドに帰ってくるのかな、と思う。ホンモノ中のホンモノ。

 今でも菊さんは自分のバンドで下北沢でよくライブやってるんだけど、まだ見てないなぁ。対バンも面白いのとか結構出ていて、今度なんか本田恭章とのジョイントだったりするし、こないだはモスキート・スパイラルだったんで、ちと見たい、ってのが多いんだよね(笑)。ま、そのうち…。



1975年のライブ!
[ 2008/05/07 20:06 ] Japanese Rock | TB(2) | CM(6)
プロフィール

フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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