目次2016年9月30日更新

ロック好きの行き着く先は…ブログ掲載アーティスト・バンド名の目次です。
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Lucifer’s Friend - I'm Just a Rock N Roll Singer

Lucifer’s Friend - I'm Just a Rock N Roll Singer (1973)
I'm Just a Rock N Roll Singer

 イモ臭さが残るジャーマンハードを幾つか聴いてて、あまりにもその手のばかりなのでもうちょっと洗練されたカッコ良さがあるバンドも聴いときたいのぉ…ってことで、手を出したドイツと英国混合編成って言い方が正しいのだろう、Lucifer’s Friend…ルシーファーの友達って、ヨーロッパでそれって結構ヘヴィな名前なんじゃないか?なんて改めて思ったりしたのだが、インパクト欲しかったんだろうな。英独混合編成になったのはもちろんあのジョン・ロートンがボーカルで歌っているからなんだけど、この人、ホントメジャーになれなかったけどものすごい歌唱力なロックボーカリストなんだよねぇ…。

 Lucifer’s Friendの3枚目の作品「I'm Just a Rock N Roll Singer」は1973年リリースで、やっぱりこのジャケットのインパクトが凄いよな。ちなみにこれはジョン・ロートンじゃないです、くれぐれも。アルバムのインパクトを出すために作ったジャケットで、「I'm Just a Rock N Roll Singer」って言いながら頭の天辺が薄くなったオッサンがボーカルってのも哀愁と皮肉がたっぷり振り掛けられているってことをシニカルに楽しみましょう。そのユーモアが分からずしてこのバンドとアルバムは楽しめまい…。ってね、音聴くとジャケットの事なんてどうでも良くなるよ、多分。ホントにさ、冒頭から快活なR&Rと抜けるような歌声でのロックが聴けるし、2曲目あたりになるとどこかロバート・プラントと同じようなニュアンスでの歌い方も聴けるし、この声の伸び方も半端なくプロな歌が聴けるしね。そして、この頃の独のバンドと明らかに異なるプロダクションのプロフェッショナル加減とA級な音作りとヌケの良さ、Vertigoってこんなにメジャー級な音出せたのか?ってくらいに王道に引けを取らないサウンドプロダクションが素晴らしい。いや、普通なんだけどさっきまで聴いてた音がアレだからさ、コレがすごく抜けて聞こえてくるワケよ。ギターにしてもドラムにしてもベースにしても全部。

 そしてアルバムの中身と言うかバンドの実力も明らかに抜き出てて、どうしてこれでメジャーに進めなかったんだ?ってくらいにアグレッシブだし、やっぱりジョン・ロートンの歌が圧倒的。バンドもそこに引っ張られるかのように勢い余ってるし、不運なバンドだったのかな、やっぱりルシファーの友達じゃなくて天使の友達とかじゃないとダメなんだろう。そうだね、確かにバンドとしての代表曲みたいになるのがちょいと無さすぎて、ゴチャゴチャしちゃってるのはあるか。ギターももっとブルージーに行くか抜けまくるかって中途半端さはあるし、と聴いてると色々あるけどさ、でも良いバンドだし良いアルバムだよ。ジョン・ロートンが結構Lucifer’s Friend時代の事を好ましく思ってて自分の出発点的に意識しているみたいで、何でだろ?って思ってたけど、全力でやれることやりまくってるってのが分かるとなるほどなぁ思う。最初の2枚が有名だけどその後ももちろんカッコ良いのいっぱりやってます。ただ、それがアルバム一枚素晴らしい、ってのにはならないのは実力か…。



Birth Control - Hoodo Man

Birth Control - Hoodo Man (1972)
Hoodo Man

 ジャーマンハードっても英国のハードなのが流行ってた時期と結構かぶってて、だからこそそれらの影響をモロに受けてるのもあるし、発想が似ている部分もあればどうしてそうなる?ってのもあるけど、どれもこれもダサくてねぇ…、抜けた存在ってのが実に少ないのはお国柄か?その中でも名盤「Live」ってのがあるから結構なバンドだろうって思いながら聴いて漁っていったのがBirth Controlってバンド。ところがどっこい、キャリアが長いだけあって70年代でもかなり変貌しているので好みのアルバムを探し出すのは割と手間取った。

 1972年リリースのBirth Controlの3枚目のオリジナルアルバム「Hoodo Man」はすでにジャケットが物語るようにセンスの無さは一目瞭然…、いや、だからと言ってそのアルバムの中身までどうのってんじゃないところは流石だ。75年のライブアルバムまではこのバンドはハードロックテイストの強いプログレ風味のあるバンドで、ギターの比重も大きくカッコ良いバンドなのだが、その後は鍵盤の比重も高まり、また楽曲もハードロック一辺倒ってのはなくなってもっとプログレ的になっていくので、自分の普通に聞く範囲での好みはどうしても初期に偏ってしまう。ま、それはそれで良いじゃないか、と。キモはギターの追加にベース、鍵盤とメンバーが変わった次作あたりから一瞬が一番充実していた時期にあるのだが、今回は微妙にその直前の作品「Hoodo Man」です。

 根底にはハードロック的なスタイルを進めていきたいってのがあるけど、鍵盤も出してキャッチーさも多少は…ってのか、勢い一辺倒だけの作品とは異なり割と練られてる。そこは普通にバンドとして3枚目のアルバムにもなるんだから色々考えての作品に仕上がるのは当然だけど、この時点での方向性は良く分からん。オルガンハード…とも言えないしジャジーなベースラインもあっりするし、そこまで考えきれてない作品かね。最後なんてどうしてこういう音が出て来る?的なのあるし、もうちょっとハードに偏ってるかと思って聴いていたからかスカされた感はあるか。まぁ、この手のバンドに当たりってのは少ないからこんなもんでいいんだけどさ(笑)。



Jeronimo - Cosmic Blues

Jeronimo - Cosmic Blues (1970)
Cosmic Blues

 音が良い、悪いというのは時代によってどんどんと変わっていくのだろうけど、どんなのが本当に良い音なんだろね。今のデジタル技術で録られた音は確かに今は聞きやすいしきちんと本来の楽器屋声が持つ音を捉えて再生してくれているのだろう。しかし、それなら昔の音も同じように生々しくその次代の音を伝えてくれている。レンジの幅や情報量と言う部分では圧倒的に少ないのかもしれないから、そういう所で音の良さが変わってくるのかな。もちろん録るという部分から違うんだから当たり前だけど、じゃ、肉声や生バンドの音だったら今と変わらないって事ではあるよな。でも、ま、アンプとかあるし結局ロックの世界って機材の発展で音が変わっていくのはしょうがないのだ。

 1970年のドイツの田舎から出てきたJeronimoというもちろんダサいハードロックなバンドのファーストアルバム「Cosmic Blues」。有名なのはセカンドの酋長ジェロニモの写真の「Jeronimo」だけど、こっちは出てきたばかりの頃の音で、とにかくエネルギーやパワーは凄いんだけど、曲が妙にポップセンスあったりして不思議な音が出て来る。やってることはハードロックとR&Rの合いの子なんだけど、メロディがダサダサのポップさなんだもん。メロディーだけ取ったらGFRやランナウェイズみたいなモンじゃないか?ってのは言い過ぎだが…。そうか、ギタリストがセカンドだと交代しているんだな、だからこっちのはそういう意味でまだハードロックだぜ、って方向性も明確にはなっていなかったのかもしれない。

 実に生々しい録音でのアルバムに驚くが、これこそ冒頭の文章に繋がるサウンドで、迫力やら白熱さってのはもう凄いのがマザマザと伝わってくるし、目の前でツバが飛んで来るくらいの勢いだろって音で聞こえるんだから堪らない。なんつうかなぁ…凄いドラム含めてドライブしてるの。リズムキープってよりもドライブしててさ、妙にファンキーなのもあったりして、実はハードロック一辺倒なバンドじゃないんだろうな、っていうのはメロディもリズムもある。ベースも結構それに追随してて何やら実は訳の分からない方向性が出ているアルバムだ。そこでセカンドで方向を定めたって所か。そんなことを感じながら単純に笑って聴けてしまうアルバム、いや〜、もっとガツンガツンと楽しみたかったのがこういう風に力が抜けるとはね、なかなか楽しめるよ。



Hairy Chapter - Can´t Get Through

Hairy Chapter - Can´t Get Through (1971)
アイズ+キャント・ゲット・スルー

 どうも発散しきれていない日々が続いている…、それなりに色々とあるのは当たり前だけど悶々としてるのが溜まりっぱなしなんてのもあるんだな。本人そんなに自覚してないけど、重なってくるとやっぱ鬱になってくるし発散の仕方が下手になるかも(笑)。んで、聴くものもだ、やっぱり頭使って聴くのはヤメてただただガツンガツンと来るのを聴きたいなって思うワケ。じゃ、それってさ、って話なんだけど、こういう時が来るのが分かっているし、そもそも好きなタイプの音だからチマチマと取り揃えてたりしてるんですよ、日々ね♪

 1971年にリリースされたドイツはボン出身のHairy Chapterってバンドのセカンドアルバム「Can´t Get Through」。いわゆるジャーマンハードってヤツとしちゃそれなりに知られている、ハズ…だと思う。人によってはファーストのほうが絶品だと言う人もいるのだろうけど、自分的にはセカンドの方がガツンと来やすいかな。…とは言っても、何だ、この時代のドイツのバンドだからさ、ガツンは凄いんだけど、ダサダサのパワーで、音はとってもチープだから今時の基準からしたら単に古いロックってだけにも聞こえるのだろうな。んでもさ、生々しいギターとベースとドラム…そもそもオーバーダビングとかしてないんじゃね?生で一発録音に近い音で…、あ、ギター2本鳴ってるから重ねてはいるのか…、それでもこれだもんな。ちょいとドラムのドタバタ感が足りない気もするけど、ベースもしっかりとやりまくってるしギターはもうとにかく俺が引っ張るぜってくらいに弾きまくりでギターらしい音がそのまま出てて心地良い。更にフレーズはとても単純で一辺倒なリフで叩き伏せる的なのもよろしい。

 もちろん初期のサイケブルースからの発展もあって、この頃の英国ハード的な取り組みにも近い…もちろんB級感溢れるのはしょうがない。歌にしても生々しくて、日本でもそうだったけど上手いとか下手とかってんじゃなくってどんだけ成り切ってハマってロックしてる自分に酔えるか、みたいなところで歌ってるから雰囲気は凄いワケよ。それがバンド全体に満ち溢れていて、曲にしてもひたすらにダラダラと長々やって、それでも展開は幾つもあって、小技なんて利かせることもなく、ストレートにぶつかってくる…、音も技術も今じゃどうでも良いけど、このアグレッシブなロックに対するひたむきな姿勢が感動的ですらある。この辺だけを取れば今のストーナー系に引き継がれている所だろうか、いや、それなら今でもこのまま通じる…、うん。このアプローチはこの時代ならではだけどな。



Gordon Giltrap - The Peacock Party

Gordon Giltrap - The Peacock Party (1979)
THE PEACOCK PARTY: REMASTERED AND EXPANDED EDITION

 まだまだ聴いたことのないアルバムだったりアーティストだったりってのはもちろんたくさんある。何かをきっかけにして聴いてみれば面白い発見もあるんだろうし、自分に似合う音ってのも見つかるだろう。それにしてもあまりにも過剰に溢れているからそれを見つけ出すのが大変だし、自分でも思ってない所で好みの音があったりすることもあるからね、なかなか大変です。無理して探し出すほどでもないけど、見つけると嬉しいし、止められない趣味のひとつだ。

 1979年にリリースされたGordon Giltrapの作品「The Peacock Party」。そういえば昔何かの本でジャケット見たことあったけどとても探し出せないままで、ほったらかされていたアルバムだ。こういうのもその時聴いてみたいって思っても手に入らなくて、でも、その時に聞きたいって思ったんだからそれなりに自分に似合う音だったんじゃないか、って確率が高い、はず。まぁ、全部が全部好みじゃないにしてもどんなんだろ?ってのと何となく想像している音ってのもあるし、期待して聴くワケです。うん、何ともフュージョン的と言えばそうだし、プログレ的アプローチと言えばそうだし、やっぱりアコギ系と言えばそうだ。メンツにはそれなりの猛者が何人も揃っていて一大イベント的なアルバムに仕上がっているけどGordon Giltrap自身はフォーク上がりの人だし、それでいてこんだけのファンタジックなインスト作品が綺羅びやかに書けるってのは凄いよね。キラキラしたサウンドがまんべんなく散りばめられた作品で、どこからどう斬っても英国的な気品に満ち溢れている。

 Gryphonのリチャード・ハーベイがリコーダーなんかで参加しているのもあるのか、実にGryphon的な音でもあるし、牧歌的な古楽的な雰囲気をも持った作品で、バイオリンにはリック・サンダース、ベースにジョン・ガスタフソン…、何か凄いな、この個性派の集団って。それでいてこの音とは英国は深い。ジェネシス的と言われていたので見つけて来たんだけど、そんなにジェネシス的とは思わないけど、まぁ、ギター中心に聴けばそうかも。ハケットってあんまり好みじゃないからこっちの方がいいか。それにしてもインストでこんだけ聴かせられるのもなかなかないんじゃ?





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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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