目次2016年12月2日更新

ロック好きの行き着く先は…ブログ掲載アーティスト・バンド名の目次です。
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Paris - Big Towne 2061

Paris - Big Towne 2061 (1976)
パリス・セカンド~ビッグ・タウン2061(紙ジャケット仕様)

 この辺りの英国のロックってのは何でも出てこい的なのがあって、そりゃ売れりゃ儲かるって判ってきたから何でも当たりそうなのは出してくるってのは商売の鉄則なのだろうが、それにしても何でも出てきていた。そういう事情が一番音楽のシーンの変貌に関わりが大きいという事はさておきながら、Parisというバンドのレコードはたまに目にしていた。昔々ね。んでも、どうも小洒落た感じのジャケットでどこか不信感があったんで後回しだったんだが、どこかでZeppelinのクローンみたいな・ってのを見て、う〜ん、と。それはファーストアルバム「Paris」だったんだけど、そうかねぇ…、まぁ、そうか、と。

 んで次のセカンドアルバム「Big Towne 2061」もすぐにリリースされていたみたいで1976年の作品として出ているんだけど、どうなのかね?と思って手を出してみるともうね、全然ダメダメな感じで大して聴かなかった。それをこの流れでまた聴いてみるかね、と。アレコレ読んでるとボブ・ウェルチって人は才能はあったんだろうけど、こういうのが、みたいなスタンスは特に無かったようで、ファーストの「Paris」もあの頃はああいうのが刺激的だった、みたいな感じがあって、それは自分のやりたい、自分の中にあるミュージシャン気質で作り上げたものではないってことで、だからこそこのセカンド「Big Towne 2061」は全然異なる路線へ進んでしまうのだな。なるほど。才能はあるけど手法が見えてないってのか、なかなかユニークな人かも、なんて思う。

 その「Big Towne 2061」だが、どうにも不思議なのはParisには普通に好きだと言うリスナーが多い。アルバムを耳にする機械が多かったのだろうか、アイドル的に…と言うかリアルタイムな方は割とよく耳にするバンドでもありアルバムでもあったようなんだよね。だから好きな人が多い。後学の者たちからするとよくわからない。ちょいとヘン感はあるけど、カッコ良さ感はさほどないし、激しさもないしブルースでもないし…、あぁ、そういうならばAOR的聴きやすさ、商業ロック的な軽さってのはあるから、そっちの意味で新鮮だったのかもな。いずれにしても自分的にはそれほど響く所はなかったような気がする。アンテナ鈍ってきてるから余計にそうかもしれんけど…。

Roxy Music - For Your Pleasure

Roxy Music - For Your Pleasure (1973)
For Your Pleasure-remaste

 Roxy Musicというバンドについてはこれまでも書いてきた通りに、とんと興味が沸かなかったバンドで、どこが面白いのかさっぱり理解できない自分だった。こういうナヨっとしたのは好きじゃないってのが大きな要因だろうけど、それだけでもなく、バンドの見地からしてもそれぞれの楽器的に別に面白味もないし、一般的にはブライアン・フェリーの歌がどうのってのと、イーノのセンスが云々ってのが大きいようだけど、それでも前者はそもそもそこが好きじゃないからさ、って話で自分的にはさほど気にする必要のないバンドとして捉えておけば良いかと。

 まぁ、そうも言ってられず、と言うか、折角の機会には何度も聴き直したりするんですよ、実は。好きじゃないというだけじゃちょっと勿体無いし、ってね。だから再発見することも多くて、そういう風に聴けば分かるんだ、とかあってね。今回もそういう意味ではようやく少しだけRoxy Musicの面白さが理解できたかも。1973年リリースのRoxy Musicのセカンド・アルバム「For Your Pleasure-remaste」。アマンダ・レアの美しいジャケット、というものの、アマンダ・レアって何者?って…、モデルかと思ってたけど歌手なんだね、しかもアルバムたくさん出てるんだ、ってことを知らなかった。へぇ…、聴いてみる?ネタでしかないだろうけど。そんでもってサルバドール・ダリの愛人だった、って…ちょっと待てよ、年齢差どんくらいあるんだ?40歳差?んでボウイやミックやブライアン・フェリーですか…、何だろなぁ…と。話が逸れまくりますな(笑)。

 Roxy Musicのセカンド・アルバム「For Your Pleasure-remaste」。ようやく判ってきたのはブライアン・フェリーの歌の世界がバンドを持たせている、世界観を作っている、って所だ。どういうロックに進もうとしていたのかもわからないし、確かにアートバンドでしかないから音的にどんな、ってのもない。ただ、ブライアン・フェリーの世界があって、そこを皆が味付けている、そういう集団。だから音的に好きとかキライとかしょうがない話になる。Velvet Undergroundもそんな世界だけど、彼らは音楽の中でアートをやってたからまだ分かる。ところがRoxy Musicはアートの手段の一つに音楽があるだけ、に近い。だからプログレッシブであるとも言えるのはそこだね。なるほど。しかしフィル・マンザネラのギターは良い音してるな…。

 そんなことを思いながらじっくりと聴いてみたんです、マジマジと。そしたら判ってきたことがあって、イーノのしごとの必要性とかも含めて、あぁ、なるほどな、こういう混沌とした世界に結びつけていくことでブライアン・フェリーのアート性が実現できているのか、と。でもそこまでだったんだろうね、イーノがこの後バンドを捨てて出てっちゃうってのはさ。そしたらバンドはまともに音楽するようになったってか?う〜ん、ロックは深い。



Marc Bolan & T-Rex - Zinc Alloy & The Hidden Riders of Tomorrow

Marc Bolan & T-Rex - Zinc Alloy & The Hidden Riders of Tomorrow (1974)
Zinc Alloy & The Hidden Riders of Tomorrow

 そういえばブギーの王者ってT-Rexも言われてたな…と。でもさ、Status QuoのブギーとT-Rexじゃ随分と違うよなぁ…と昔から思ってて、こないだStatus Quo聴いてて、妙に納得しちゃったもんだから今回T-Rex聴いてて、やっぱりブギーってのは幅広い使われ方があるのだなと思った次第。もっとも本日のお題アルバムはブギーを中心としたアルバムには数えられないんだけどね。

 1974年リリースのT-Rex…ってだけじゃなくて、Marc Bolan & T•Rexの「Zinc Alloy & The Hidden Riders of Tomorrow」になるのか。前作「Tanx」までの3枚がT-Rex時代の最高傑作と言われていて、昔からそのヘンしか聴いてなくて、それよりも前のティラノザウルス・レックス時代は聴いてたけど、逆にこの辺から後はほとんど聴いてなくてね…、いや、聴いたんだけど面白くなくて全然手を付けなくなってしまったんだけど、その辺をちょいと時代の流れもあるし聴き直してみますかね、と。今聴くとどっか変わるかなってのあるんで…。

 やっぱりね、マーク・ボランが新しい所に進もうとしている作品だ、ってのは感じるワケよ。バンドメンバーとは全く上手く行ってなかった時期ってのは知られているけど、それでも新しい方向性が悪いものとも思えなくて、幅広くチャレンジしているし、ただ、それが中途半端になっちゃってて、ちょいと前の一本気でのブギーマンみたいには進めていないのかな、バリエーション広げて器用さを出してるし、それがまたボランらしいメロディだったりもするし、いいけどな。でも、確かに何度も聴きたくなる良さや深みってんでもないか。意外なことに自分ってこの人の歌声が割と好きなんですよ、うん。だから許せちゃうみたいなとこあって…、哀愁が通じるってのか、そういうのも分かるし、背負っているバンドを考えるとそういうのも見えるし、そこでグロリア女史みたいなのとデキちゃってメンバーに疎ましがられて…ジョン・レノンみたいな事してんだもんな(笑)。





Geordie - Save the World

Geordie - Save the World (1975)
Save the World (W/Book)

 自分がボーカルに向いてないよ、っていう人なんて多いと思うけど、こんな声でもロックの世界だと大成するボーカリストになっちゃうんだよ、ってな場合もあって、そのひとつにダミ声でのボーカルってのがあると思う。ロッドとかの場合はもう天性のものだけどダミ声のボーカリストってそういうモンじゃないし、どっちかっつうとそんなので歌なんか歌ったって、ってな方が多いだろうよ。それが通じてしまうんだからロックはプロレスみたいなもんだ(笑)。

 AC/DCの…、じゃなくて、Geordieというバンドの1976年のリリース作品で3枚目となる「Save the World」。このバンド、そんなにアルバム出してたのかって思ったけど、ボーカルのブライアン・ジョンソンがAC/DCに入ったのが1980年だからそりゃ、それまで色々と活動していただろうし、Geordieだって悪いバンドじゃなかったんだしさ、そりゃそうかと。ブライアン・ジョンソンの歌声はそのままです。んで、それがもちろん味になってる。ただ、AC/DCほどのはまいり具合じゃないのかもしれない。バンド側がもっと色々とやってるからかもしれないし、曲がそもそももうちょっと凝ってるってのもあるか。AC/DCってそういう面じゃシンプルでストレートだから勢いで歌えちゃうんだろうけど、Geodieはこの時期の英国のバンドらしく色々なリズムや曲調があって、普通にボーカリストに求められる力量を試されてるってのもあるし。だからあそこまで一本調子な歌だけではなく、きちんとバンドの味付けとしてそれなりに多様な歌い方で対応しているようだ。

 そういう意味でAC/DCの幻想に囚われずに聴いていると、全然B級感はないし、器用なバンドの多様な楽曲で占められた傑作アルバムでもある。ただ、ちょいとカントリーチックなところを狙っていたのか、売れなかったが故の何でもチャレンジなのか、アルバム全体の印象はぼんやりしてしまっている感じだ。面白さはあるんでじっくりと聴いていると深みを感じられるというのはあるけど、そこまでGeordieを聴くか?ってところが難しいな。キンクスとかだとそういう聴き方されるのが当たり前だけどね。そういう方向性を見失っていったことからバンドは沈みかかってってしまった、ってところか。随分味わい深いアルバムで良かったんだけどな。



Slade - slade In Flame

Slade - slade In Flame (1975)
slade In Flame Cd+dvd

 ロック的、そして色々なところにその影響力を落としているバンド、でもそんなに知名度が日本では高くないってバンドがいくつもあるけど、Sladeほど不毛な扱いなバンドもそうそうないんじゃないか?70年代に出てきた時から相当にインパクトを放っていたのに、時代とともに消え去りつつ、それでもQuiet Riotのカバーで名を思い出され、同じくOasisあたりまでもカバーしているということで英国では国民的バンドの一端でもあったのだが、日本じゃ多分一発屋のひとつ。まぁ、だからどうだってモンでもないのだが。

 Sladeの1975年のアルバム「slade In Flame」。そうは言っても自分だってSladeのオリジナルアルバムって70年代で何枚出てるんだ?って聴かれて即座に答えられない程度には知らない。80年代になってからもメタルバンドのふりして活動してたのは知ってるけどさ、70年代にアルバムって「Slayed?」くらいじゃないの?程度だもん。そんなにたくさんアルバム出てるなんて思いもしなかったんだから適当だ。昔のお話。ちょこっと調べたりすると普通に出て来るし、レコード屋行ったってそれなりにジャケット見かけるんだからそんなに少ないこともなかろうよと。

 んで、この「slade In Flame」、いや〜、やっぱりね、これこそSladeだし、ロックだよ。このダミ声健全だしそれでいてキャッチーでポップな歌メロにアレンジ、全然ロックじゃないのにロックに聞かせてしまう歌ってのが凄い。だからカッコ良かったんだと思う。そういう曲がたくさん散りばめられていてものすごく聴きやすいんだよ、これ。それでいて要所要所にはギターが鳴ってるからカッコ良いしベースだって普通に弾いてないし、とにかく練られてて楽しめるようになってる。見事な全盛期の作品で割と繰り返し聴いてても飽きない。いいねぇ〜、こういうの♪



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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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