目次2017年6月27日更新

ロック好きの行き着く先は…ブログ掲載アーティスト・バンド名の目次です。
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Bruford - Gradually Going Tornado

Bruford - Gradually Going Tornado (1980)
Gradually Going Tornado (Reis)

 テクニカルな方々の集まったアルバム、昔から幾つも聴いててハマれていないのはやっぱり軽やかに演奏出来てしまう事もあるけど、それ以上にバンドとしてのポリシーとかスタンスとか色合いとかカラーみたいなのが付いていないって事かな。そういうのはもしかしたらレコード会社や事務所や本人達がイメージとして植え付ける販売戦略の一つなのかもしれないが、やっぱりそれによってバンドのトーンが違ったりするしさ。もしかしたら音楽的に解明していくとそういうのは一切関係ないのかもしれないが(笑)。それにしても明るいとか爽やかというのがこの手のテクニカル集団の音楽の特徴、ではある。

 Brufordの1980年三枚目のバンド名義作品「Gradually Going Tornado」。唐突に歌が入ってくるのでこれまでのテクニカル集団の楽器がぶつかり合い的な軽やかなテクニカル集団のアルバムとはちょいと毛色が異なる、と言うか、異なって聞こえてくる。この歌が入ったことでバンドに色合いが付いてしまって、軽やかなバックサウンドに大してこういう軽快な歌だと、正にエイジアに代表される売れ線ロック的なイメージが付いてしまうのだな。それでもそこまで売れることもなく、やっぱりその筋の英雄でしかなかったのは幸いだったかもしれない。歌が入ることでの色合いは特色がやや薄れてしまった、言い換えると、この手のキャッチーな歌が入ったような曲だと、これくらいバックが凝っててヘンなことしてるのは当たり前にある、ってことだ。日本だってJ-Popのバックとか無茶苦茶凝ってるのもあったりするじゃない?それと同じように聞こえるってことですな。

 …ってな事もありつつ、またアラン・ホールズワースは脱退してのジョン・クラーク。レーベルからの売れることへの要求も含めてバンドとしての結束力とかパワーはやや欠けてきたのだろう。この後ブラッフォードはクリムゾンの再結成へと動いていくのだから。この時代、皆妙な方向に進んで行ったけど、テクニックある人達が音楽できちんと生計を立てていきたいってのは当たり前に思うことで、そのためには売れるモノ作ってやってくれよ、ってな回答だったんだろう。音楽をピュアに楽しむ層よりも消耗品として聴く層の方が圧倒的に多いから、その世界からちょいとカネを持ってくるか、なんて発想だったのかもね。

 しかしまぁ、ジェフ・バーリンのゲースプレイの方はホント、素晴らしく楽しめるしブラッフォードのドラムもs然り、ギターだって負けていないし、そういうアンサンブルを楽しむという面では実に楽しめる曲があるのも嬉しいね。プレイヤー達が楽しむアルバム、かな。



Soft Machine - Land Of Cockayne

Soft Machine - Land Of Cockayne (1981)
Land Of Cockayne (rema

 世の中、評判の悪いものってのは何かときちんとそれなりに理由があるものだ。大抵はその時の時流で決まるものなので、あとになるとその評判という口コミ部分が消え去り作品なり資質そのものが残って評価されるので、よくある死後の再評価が高まって、とかそういうお話になる、と思う。ましてやレコードやCDなんてのは発売時の時流やバンドやアーティストの背景論など色々含めて感情論があるんだからモロに評判というモノを受ける。しかし、逆に作品としてある程度の年月は残るモノでもあるので今じゃ全然違う捉え方されてるなんてのもあって当然だろう。

 Soft Machine名義での1981年のスタジオ作最後の作品「Land Of Cockayne」。名義、と書いたのはもちろんアルバムの首謀者がカール・ジェンキンスで、彼はソフトマシーンのオリジナルメンバーでもないし、ソフトマシーンを名乗る理由が何も無いのにワザワザここでソフトマシーンの名義を出してきたから、というものだ。ところがこのバンド、常にメンバーが変わってきていて、本作でも3名はソフトマシーンとして過去にアルバムをリリースした事のあるメンバーなんだからそれも良いじゃないか、というのもある。その辺はこだわりのお話になるんだけど、アルバムをリリースして売るんだ、という視点に立てばそりゃソフトマシーン名義の方がまだマシだろう。今更ソフツの音楽性が少々変わっていたトコロでリスナーも文句は言うまい。それにそこまでかけ離れた音をやっているワケでもなかろう、というのもあるか。本人達の意識だけでは…。

 聴いている側からすると、どこがソフトマシーンの音なんだ?ってのはあるけど、少なくとも個性の強い面々に大してソロイストの出し方ではなく、ソフツらしい在り方での演奏をしてもらっているようにも感じるからなぁ…何せベースはジャック・ブルース、とにかく要所要所で目立つことこの上ない。フレーズはシンプルでも目立つ。一方アラン・ホールズワースのギターはそこまで目立ってはいない、やっぱりソフツの一員的な弾き方、か。細かい所は色々あるけどね、自分的にこの手の音は得意じゃなかったから後期ソフツってのはもう全然聴かなかったけど、こういう流れで聴くと、かなり秀逸で素晴らしきアルバムじゃないか、とも思うんです。名義の話はあるけど、やっぱり出てくる音としての部分ではね、緊張感ないし単なるBGM的でもあるけど、この後のカール・ジェンキンスの活動を思うと、そういった目立つことのない音楽という方向性はあっただろうし、そのひとつの実験をこんなメンツで出来てしまったというのも自信かもしれない。だからフュージョンくさくなくて嫌いじゃないのかも。





Allan Holdsworth - Road Games

Allan Holdsworth - Road Games (1983)
ロード・ゲームス

 ロックとフュージョンの世界を股にかけているプレイヤーってのは昔から割といるんだけど、概ね自分の好み的にはそこには届かないでいることが多い。まぁ、要するにフュージョンやらジャズやらが出来る方々ってのはやっぱり上手いしロックなんて出来ちゃうワケだし、とは思うけど、その器用さの反面、曲としての面白さには大抵欠けていたりすることが多いのがあるか。もちろん歌モノじゃないからその面白さの質がしが雨から比較するもんじゃないし、口づさめるような、ってのとはちょいと違うからアレだけどね。

 Allan Holdsworthの1983年リリースのワーナーからのメジャー第一弾アルバム「Road Games」。昔の仲間、Tempestのポール・ウィリアムシやジャック・ブルース、ドラムはチャド・ワッカーマン!なんてのが集まってのホールズワース快心の一枚。ゲスト陣営による歌が入っていることでそれなりの聴きやすさはあるけれど、それでもアラン・ホールズワースの変態的ギターフレーズは冒頭から炸裂してるし、そもそも鍵盤じゃないの、これ?ってなトコロから始まるあたりは面白い。んで、音色もそのままホールズワース独特のあのトーンが炸裂してくれるというもの。リズムやらなんやら色々とヘンなんだろうなぁ、これ。こういうのってやっぱり考えて作るんだろうけど、自分なんかの素人考えだと拍の取り方ってどうしてるんだろ?なんて思っちゃう。数えているのかな?まさかね…、なんて。

 しかしこの手の音楽ってどうしてこう爽やかになっちゃうんだろ?大抵のこの手の作品は影がない。もちろんそんな作風を狙っているってのを聞いたこともないからだけど、綺麗に聴いちゃうし聞かせているからだが、純粋に楽器から出てくる音を楽しませる、楽しむというものだからその意味ではより強い個性以外にはどれもこれも同じ音楽のように聴こえてしまうところがある。もちろん全然異なるんだろうけど、例えばU.Kとソウツの後期とこのアルバムなんてのはアラン・ホールズワースがいるからどれも同じような音に聴こえてしまう…トーンが同じと言うべきかな。

 昔自分がベックをあまり得意としなかったのはそういうのもあったかも。だからこの手の抜きん出たプレイヤーの作品って馴染むのに時間かかるんだよね。んでも聴いてる時はキタキタ〜〜みたいにギターを楽しんで聴いてるんだけどね。



仮バンド - 仮音源-DEMO-

仮バンド - 仮音源-DEMO- (12017)
仮音源-DEMO-

 ハイレベルなテクニックを持つプレイヤー達が奏でる音楽ってのは割と決まってきてしまうのかもしれない。そういえばちょいと前に見た映画で「ジャズが出来なきゃロックにしろ」ってセリフがあってさ、なるほどそりゃそうかも、と。結局楽器のぶつかり合いというバンドの楽しみ方はあれど、そもそも音楽的なトコロでの難しさをそれぞれの楽器で取り組むというスリリングさと解釈をぶつけ合うみたいな事もあるのだろう。ロック側ではベックなんかが有名なトコロか。

 Babymetalのバックで演奏しているからこその知名度の上がり具合からその三人がちょいとやってみますかね、という感じで音を合わせたアルバムが仮バンドという名義で「仮音源-DEMO-」なタイトルでリリースされている。あのベビメタのバックのあの面々なんだからそりゃテクニック的には申し分ないし、面白そうな音が出て来るのは判ってたけど、こういう路線になるんだなぁ、ってのは言われてみりゃそうだけど、そうか…ってなトコロもあった。ゲスト陣営が結構な華を添えているので単調にはならないで味わい深く聴けるのと、アルバム自体が短いので聴きやすくて快適なのは別の意味でよろしい感じ。

 それにしてもインタビューとか読んでても結構こだわり抜いている部分も多くて何拍子の曲で〜とかそれぞれがバラバラに、とかモードのお話やコード展開なども曲ありきというよりも理論とか展開、コードの進み方みたいな知的な取り組みがありきで、音を出してのバンドでのぶつかり合いという制作過程だったみたいで、それがまた面白い。んで、出てきた音ってのはある種良い曲とか聴きやすいとか歌いやすいなんてのは無くって、テーマに沿っての音の表現での取り組みを味わうというもので、端的に言ってしまえばフュージョンのメタル寄りみたいなトコロか。それぞれの主張する楽器の音はもちろんしっかりと出ているけどバランス良いから見事にアルバムの中でそれぞれが個性を発揮してる。

 こんなメンツがベビメタっていう枠のバックをやってるのか…、そりゃ完成度高いはずだわな。この面々に加えてメタル寄りなセンスのギタリストをもう一人配置してのメタル成分なワケだが、その実こんなことやっちゃうメンツ…、ロックとかメタルとかでは括り切れない世界にいる人達なんですね。素晴らしい。んで、この作品そのものはそんな難しいこと知らないで聴いて、あぁ、スゲェな〜、みたいに楽しめる。後で聴けば難しい拍だったりするんだろうけど、聴いててそこまで違和感なく聴けちゃうんだよね。そういう作り方も凄いと思う。

 こうやって出てきて知名度上げてもらってリスナー的には面白いミュージシャン達を知ることもできてありがたいし、また楽しみに音を楽しめるってなモンだ。時間あればもっともっとやってほしいね。



Dream Theater - Octavarium

Dream Theater - Octavarium (2005)
Octavarium

 暑い日々になっているけど、昔ほど苦にはなってないなぁ…って外に出てないだけか(笑)。暑さに慣れてきたワケでもなく、単純にクーラーの場所にいることが多くなっているからだけど、夕方から夜に外に出るとそんなに無茶苦茶暑くもないだろ、ってな感覚ではある。多分、何か間違ってるが。たまに日中に外を散策するとヤケに暑い事に気づくんだけど、キライじゃないんだよな、暑さって。人がいなきゃもっと心地良いだろうなんて思うが、それはもうしょうがない。

 Dream Theaterの2005年の作品「Octavarium」。随分と話題になったマイク・ポートノイの脱退劇だったけど、全然興味なくて誰それ?的な感じでしか思ってなかったからなぁ…、そもそもDream Theaterって聴かなかったしさ。最近だよ、なかなか大打撃だったんじゃないのか、それ?ど真ん中の男がいなくなる、ってことだろ?みたいなのに気づいたのはさ。それくらいでしかなかったので、このあたりのブログ記事なんてアテにしなくてサラリと読んでいただいて結構です…(汗)。とは言え、このアルバム、深い意味がアチコチに散りばめられている知的な面でも傑作で、練りに練って緻密に作り上げられたシロモノってのは有名なお話。意味深な部分から音そのものまで全てが整合性を保っていて、どれもこれもが全部つながってくるという音楽。そこまで作り込める狂気ってのはなかなかいないし、本当に天才なんだろうなぁ、ってのを感じるので先の脱退劇の重さが判ってきたという事だ。

 音楽的なトコロで自分の好みか?と問われると決してそんなことなくって、どこかがあまり好みではない。多分本質的なトコロ…、湿っぽさというのか英国らしさと言うのか…、そりゃアメリカのバンドだからさ、文化的なトコロでの物足りなさってのはもうしょうがないんじゃないかと。解明できるのだろうけど、そこまでは拘ってなかっただろうし、どこかその部分が耳慣れたのと違うかなってのはある。それにしてもこんだけ完璧なのが出て来るのはどういう才能なんだ?って思ってしまうし、実際凄い才能の持ち主ばかりなんだろうし、だんだんハマってくる音ではあります。もうちょっとしたら全部聴いてアレコレ言ってるのかもしれないくらいには興味深い。



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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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