目次2017年8月26日更新

ロック好きの行き着く先は…ブログ掲載アーティスト・バンド名の目次です。
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The Climax Chicago Blues Band - Plays On

The Climax Chicago Blues Band - Plays On (1969)
プレイズ・オン(紙ジャケット仕様)

 デジカメの衰退と発展って凄いよね。スマホで高画質の写真が撮れてしまうから小さいデジカメなんてもう誰も使ってないだろってくらいにここ数年で無くなってきているし、一方ではカメラが手軽な趣味になっているってこともあって、また昔からやりたかったけどなかなか手が出なかったのがコンデジなんかで手軽に出来てしまうってことで、スナップじゃなくてきちんと写真を撮るっていう趣味においては結構コンデジから一眼レフなんてのが売れているようでもある。面白い現象だなぁと。自分なんかはスマホでほぼ全く写真撮らない人なので、全然分からないんだけどさ(笑)。

 The Climax Chicago Blues Bandという英国の、はい、もう一度書いておくと「英国」のバンド、です。今回は1969年リリースのセカンド・アルバム「Plays On」ですが、まぁ、バンド名の通りに基本的にはシカゴブルースそのままをプレイしているバンドで、あまりにもそれが瓜二つなのでイノベーションが起きることなくオリジナリティの欠損という認識のままのバンドになってしまった感があるけど、それでも結構長寿バンドで、70年代を生き抜いている。面白いのはこのアルバムも含めて初期はシカゴブルースの模倣だったものが、徐々にそれではシーンに対応仕切れないというところからか、メンバーのそもそもの英国人らしい気質からか、妙にジャジーにプログレッシブな展開が絡む曲が増えていって、結果的にはギターはブルースフレーズ満載なんだけど、ブラス楽器主体のアンサンブルに比重が置かれてくるとプログレッシブなジャズロックになっていくという不思議なバンド。かと言ってブラスロックにはなり切れず、オルガンなんかもあるから英国らしいヘンなサウンドになっていくのだな。このアルバムではまだそこまでの幅の広さには展開されてないけど、その気配感は多分にある。

 その発展系を意識しないで聴いていると、確かにシカゴブルースの模倣と英国の繊細な音使いによるジャジーなロックの合いの子になってて、アルバムを聴き終える頃にはこのシカゴブルースバンドってのが明らかに英国のバンド、って認識に繋がるだろう。やっぱりちょいと前の時代のバターフィールド・ブルース・バンドなんかと比べてみると明らかにそのディープさが違うし、英国らしい軽さというかが備わってるもんなぁ…。やろうとしてる事は分かるし好きなことも分かる。うん、自分的にはこのヘン、好みだけど、やっぱりちょいと重みがないかな。




Chicken Shack - Imagination Lady

Chicken Shack - Imagination Lady (1972)
IMAGINATION LADY

 最近色々と替えようかということを気にしてて、それもこれもiPhoneどうすっか、から始まってるんだけど、そういえばキャリアである意味ないよな、格安SIMでもいいか?ん〜、なんてのから動画配信もどこが良いんだ?とか今のケーブル環境から一気に変えるか、とかそもそも回線どうするか?とかそんなお話。割と最新型にしてきたつもりなのにいつしか古くなっている。老朽化じゃなくて環境が古くなってて器材が対応していないとかそんなお話で、何やら勿体ないのぉ…と。

 1972年にリリーうされたChicken Shackのアルバム「Imagination Lady」は、メンバーをごっそりとSavoy Brownに持っていかれたおかげで、トリオ編成でのプレイが収録されてる作品で、作風もこれまでとはかなり違う、チキン・シャックの中では結構な異色作にもなるアルバムになった。簡単に言えば、普通にブルースロックしている、ってことでして、聴いていると自分的にはこっちの方が好みではある(笑)。初っ端からグイグイと腹に響くのが何といってもジョン・グラスコックのベースプレイ。正に圧巻なプレイで的確、且つグルーブも素晴らしく、ドタバタドラムを見事に流していくプロフェッショナルさ、そしてスタン・ウェブの貧弱にも聞こえるギタープレイをグイグイと引っ張っちゃうという…、素晴らしいベーシストだ。Toe FatやCarmen、Jethro Tullにも参加することになるようだが、そんなに目立ったかなぁ…、また聴いてみなきゃ。

 そこが聴きどころっていうワケじゃなくて、バンドのアルバム的にはいつもそうだけど歌が弱くてイマイチ迫力に欠けるのが難点ではあるチキン・シャック、それもここでの作風では思い切りクリーム風なブルースロック、結構熱くプレイしていて、この熱さの原因はメンバーがいなくなった事への怒りと腹いせと自身の証明なんじゃないだろうか。それにしても曲中では往年のロックの名曲へのオマージュなのか、パクリなのか、そんなことを感じさせるフレージングがあちこちで…、さすが英国人、ユーモアたっぷりだな、とも思えるか。それにしてもこういう音だったらこんなジャケットじゃなくって、もっと時勢に合わせて売れるジャケットでブルースハードロックアルバムってことで売れば良かったのにな。そっちには行きたくなかったか。


Groundhogs - Split

Groundhogs - Split (1971)
Split

 英国ブルースロックが栄えなかったらロックの歴史はまるで違うものになっていただろう。ジョン・メイオールやアレクシス・コーナーが若手を育成していなかったらロック史のヒーローがまるで違うものになっていたことだろう。多分言い過ぎではなくってそうなっただろうな、と思う。ともあれ、そうはならずに今の歴史が出来上がっているワケだからそんな「たられば」を気にすることもないのだが、その一旦を担っていたのかいなかったのか、メジャーなところではまるで名前が出て来ることもなく、歴史を紐解いていってもなかなか出てきてくれないのがこのGtoundhogsというバンド、及びトニー・マクフィーというプレイヤーの名。ルックス見りゃそりゃしょうがないだろ、って思うけど音はなかなかに重要なバンドなんだがなぁ…。

 Groundhogsの1971年リリースの4作目のアルバム「Split」。結構昔から手に入れて聴いたりしてたけど、分かんなかったなぁ…、いや、分かんないってのは音楽性そのものなんだけど、それでもバンドはトリオ編成だから別にややこしい音が出せるワケでもないし、ストレートにドラム、ベース、ギターに歌というものだし、時代的にも思い切りブルースロックの派生である。ところがこのバンドのブレインでもあるトニー・マクフィーと来たら単なるハードロックテイストという枠組みだけでは終えることなく、ここでは自身のとある一日を表現しているんだ、ってことでコンセプトアルバムになってて、音楽の方も曲が並んでいるだけでなくって、ストーリーラインに沿った曲調が作られているようだ。そのおかげで随分とサイケデリック且つプログレッシブな展開を見せる作品に仕上がっている。更に自身のストーリーってことで見事に精神状態の起伏が音楽に表れているかのように一本気な曲がない。それこそがGroundhogsがプログレッシブなスタイルを持つハードブルースロックバンドだと言われるとことでもあるし、だからこそメジャーな歴史に残るアルバムやバンドという所にはいないというのかな…、今で言うならばマニアックすぎる世界の住人なのかも。

 しかしこの「Split」というアルバム、よくよく聴いていくと実に完成度が高く、そこらのプログレバンドにヒケは取らないし、ハードロックな展開からしても一級品、ベースだけが残るとかギターの音だけが鳴ってるとか、凄く切れ味鋭くてカッコ良い。潔いくらいにスパッと鳴ってくるし、曲の中でもそれは生きていて、グチャグチャな音の中での、というのではなくってしっかりとそれは曲のパーツとして際立った音になってる。一般的には絶対に受けない曲とかばかりだけどロック好きで、ちょっと深みに入れる人なら気になるバンドかもしれない。決して名曲があるわけでもないけど、このセンス、何かヘン、って思うんじゃないかな。


CCS(Alexis Korner) - Ccs 2

CCS(Alexis Korner) - Ccs 2 (1972)
Ccs 2

 英国に於けるブルースの普及、それを現場のライブハウスなどで若手に実践させる場を与えながらシーンを作っていった人達として知られているジョン・メイオールとアレクシス・コーナー。二人共本音はどういう意思を持ってそんな活動してたんだろうか。最初から若手育成するため、なんて発想でやってたワケじゃないだろうからたまたまブルースっていうものは刺激を与えあってジャムって作り上げていくのが楽しいんだ、っていう路線にあったからそういうセッションを気軽に出来る形になったのだろうか。それにしても名も知れぬ若者をステージに上げてジャムったりしてたようだし、それはそれでなかなか出来ることじゃない…、時代なのかなぁ…、太っ腹な方々です。

 アレクシス・コーナーの活動ってその実あまり知られていないんじゃない?って自分がそうだからかもしれないが、調べたり聴いたりしてるとなかなかブルース一本槍というんでもないから実態掴みにくいってのが要因かな。昔々にベスト盤の赤いのと青いの買って聴いて、古い人過ぎてよく分からんなぁ…とそのままにしてたのを思い出した。んで、今回はもうちょっと面白いのってことで1972年にミッキー・モストプロデュースによるCCSってバンド形態でのアルバム「Ccs 2」。アレクシス・コーナーがギター弾いてて、その他はベケットとハービー・フラワーズくらいかなぁ、知られている名前って。それでも当時の英国ではツェッペリンの「Whole Lotta Love」のカバーが売れたってんだから、それなりに知られた人達だったらしい。その辺が収録されてるのがこの「Ccs 2」なので聴いてみるのだが、これがまたアレクシス・コーナーってどんな人?ってくらいに訳分からん(笑)。

 基本ブラスロックになるのか?ジャズまで高度じゃないし、ロックにしてはホーンうるさいしさ。だからツェッペリンの「Black Dog」もやってるけど、なんじゃこりゃ?感満載で面白いけど、それだけ。「WHole Lotta Love」にしても、冒頭のギターはさすがだけどアレンジはどうにもなぁ…って感じか。他にはジャクソン5の曲とからしいが、基本ホーンセクションありきだからそのままなのか?よくわからん。何がしたかったのかがよくわからないけど、プロデュースにミッキー・モストだから知り合いだし、その辺やってちょっと売ってみようか、って感じだったんかね?実に掴みどころのない作品だけど、紛れもなく時代を先取った感性のアルバムというトコロが見事。






John Mayall & The Bluesbreakers - Bare Wires

John Mayall & The Bluesbreakers - Bare Wires (1968)
Bare Wires

 ミック・テイラーって言えばジョン・メイオールのトコロで云々ってこないだ仲間が言ってたな…って思い出して、その辺のアルバムを探してみる。確かこの辺り…だったよな、と色々と確認しながら探し出すんだけどさ、いや、これ、凄いメンツが揃ってるわ…。アルバムはJohn Mayall & The Bluesbreakersの1968年リリースの「Bare Wires」だ。なんてったってギターはミック・テイラー、サックスにディク・ヘクストール・スミス、ドラムはジョン・ハイズマンという後のColloseum組がそのまま入ってる。そしてベースには後にグリーンスレイドに参加するトニー・リーブス、やや地味だけどもうひとりのサックスには後にJuicy Lusyに参加するクリス・マーサーという布陣なのだな。

 面白いのはミック・テイラーはピーター・グリーンの替わりに参加しているし、ベースのトニー・リーブスはアンディ・フレイザーの替わりに参加してる。ドラムのジョン・ハイズマンはキーフ・ハートレーとの入れ替わりというワケで、これだけで英国のこの頃の3つのバンドへ巣立っていった連中の後釜に参加ってのが分かる。そしてここからも3つのバンドに派生していくんだからジョン・メイオールがどうしてジョン・メイオール学校と言われるか分かるトコロだろう。それでいて当のジョン・メイオールも実験的なスタイルを実践していて、この「Bare Wires」というアルバムでは明らかにサイケデリックスタイルな曲にチャレンジしている。それをこのメンツで演ってるんだから凄い。昔このアルバムでミック・テイラーが弾いているのが凄い、って言われててさ、どこが凄いんだよ、全然弾いてないだろ、って思ってて全然聴く気にならなかったんだよな。今もそう思うし、たまに出てくる時のミック・テイラーのギタープレイはそりゃもう若々しくて熱いな、ってプレイだけど全編ギターの出番が少なすぎてさ。

 ところがそこから軸足を変えて聴いていると、何やら凄いなぁってのがジョン・ハイズマンのドラムとかディク・ヘクストール・スミス(多分)のサックスやトニー・リーブスのベースなどで、ジョン・メイオールの歌なんてのはほんと聴こえなくなってきて(笑)、あぁ、やっぱりこの辺のミュージシャンはホント凄い才能あった人達なんだなぁって思う。肝心のアルバムそのものの評で言ってみれば、まったく面白味に欠ける作品なんじゃないか?って思うのだが、ミュージシャンの力量がそれを支えているという感じ。言い過ぎか(笑)。時代的なアルバムとしては必要な作品だったろうし、それでハジけた部分もあっただろうからね、駄作ですってもんじゃないのは重々承知の上での好みのお話。


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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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