目次2017年6月27日更新

ロック好きの行き着く先は…ブログ掲載アーティスト・バンド名の目次です。
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Girl - Wasted Youth

Girl - Wasted Youth (1982)
ウエステッド・ユース

 ロックは元々アメリカ産だけど発展させたのは英国人だ、というトコロと英国産のロックの奥深さと面白さと気品みたいなのが性に合ってたのか、どっぷりと英国ロックに浸かりっぱなしな半生、もちろんアメリカや他の国の音も聴いたりハマったりして興味の範囲を広げていったんだけど、根本は英国産のロックにあるのは変わらない。それと比べてみるとどうだ、みたいなのはあるもんね。もっとも本能的に感じるのが一番だけど。

 Girlってどこのバンドになるのかな…、アメリカ産で良いのか、それともオランダ産?ってな感じではあるけどGirlの1982年リリースのセカンドアルバム「Wasted Youth」。知られたトコロだと後にL.A.Gunsで活躍したフィリップ・ルイスとデフレパで知られる事となったフィル・コリンの二人が在籍していて、ドラマーにはSpooky Toothからのメンツと言うような力量はある種しっかりしていたバンドの作品だ。自分はこういう作品好きなんだよね。ものすごくとっ散らかったアルバムではあるし何やりたいんだ?みたいなトコあるけど、ものすごく尖っててロック的スタンスを感じるんだよ。ギターの音も曲も歌もバンドの一体感とかなんか無茶苦茶なトコロとか(笑)。グラムな事したい感じだけど、それよりも時代に合った音をきちんとやっておかないと、みたいなジレンマもあり、幅広い興味を満足させるかのような曲も入れていくことでバンドの奥深さを出していったりとかあって、まぁ、的を得ない作品にはなっちゃったんだろうけど、古めのハードロック好きな人ならB級感味わえるんじゃないかな。

 しかし今聴いてみると、こういうのって何でここまで古臭く聞こえるんだろうなぁ…、真剣にコレ聴いてスゲェよ、って言える手前にこの古臭さを打破しないと聴けないもん(笑)。さすが35年前くらいのばかり聴いていると古く感じるのはしょうがないが、音質だけじゃなくて何と言うのか、センスの古さと言うべきか…。んでもそれがまた嫌いじゃないってのは自分的にも情けないとも思う部分はある(笑)。いや、だからさ、グラム要素ってそういうモンなんだよ、きっと。







April Wine - The Nature of the Beast

April Wine - The Nature of the Beast (1981)
野獣+1(紙ジャケット仕様)

 ロックが産業化してくるとそれなりに体系化されてきたり売れると思われるであろう音楽とロックを掛け合わせたものが続々と出てきてしっかりと音楽産業の中のひとつの商材として位置付けられて商品化されていくこととなった。80年代ってのはそれが形成されて市場でそれが売れる、カネになる、産業になるってことが証明された時代とも言える。だから故にロックは死に向かい、産業ロックが台頭してカネと結び付いた時代になったのだろう。まぁ、勝手な解釈なので正しいワケじゃないだろうけどね。

 カナダのハードロック?バンドApril Wineの1981年の作品「野獣+1(紙ジャケット仕様)」。このバンドそもそもが60年代から活躍している老舗のベテランバンドなので80年代に出てきた産業ロックバンドとは出自が異なるのだけど、そこで路線をきちんと作ることでシーンで売れたと言うのはやはりきちんと商業路線を考えたからだろうし、実際このアルバムもその意味では実によく出来ているし、バンドの本質も壊すことなく作品が作られているんじゃないかな。しっかりとカッコ良さもロックらしさも洗練されたサウンドもあるし、カナダらしい骨太なところも出ているし売れない理由はないってくらいの出来映えでしょ。ただし、どこか綺麗に出来すぎているって部分が産業臭くって自分的な好みではないけど、バンド名はその頃から知られていたし当時相当売れたアルバムだったハズ。

 改めて聴いてみてのお話だけど、こんなに洗練されてたっけ?ってくらいにAOR一歩手前な音、マイナー調の処をもうちょっとメロディアスにしていって明るくしていったら正しくAORになれるじゃないか、ってくらいのアルバム。時代を越えての名盤になるってのはないけど、結構好んだリスナーは多かっただろうなぁ。良い作品なんだけどどこか引っかからない…みたいなトコロか。でもよく出来てる。う〜ん、何だろなぁ、こういうの、カナダ・アメリカ産だと多いんだが、単純に好みのお話なのかな。



Starz - Violation

Starz - Violation (1977)
灼熱の砂漠+3(紙ジャケット仕様)

 プロデューサーの重要性を聴いている側がどこまで認識しているのかってのは甚だ疑問で、多少好きならそのヘンも気にしたり名前も見たりするのだろうけど、やっぱりバンドやアーティストしか見ていないし、その人達のアルバムだから、という繋がりで聴く人の方が圧倒的に多いだろう。プロデューサーのファンで、その人の手がけたバンドを跨って全部集めて聴くというのはあまり多くないんじゃないだろうか。それはそれで時系列を併せて聴くとそのプロデューサーの作り方の傾向やセンス、音作りの変化なんかが判ってくるとは思うけどやったことないなぁ…。

 Starzの1977年リリースのセカンド・アルバム「Violation」。アメリカンハードロックの期待の新星って鳴り物入りでデビューしてきたバンドで、しっかり最初からヒットを放ったのもあって今作での期待も高かったのだろう、ジャック・ダグラスをプロデューサーに迎えてキッスのレーベルからリリースしてきた作品、キッスとエアロやアリス・クーパー絡みという宣伝が出来るのだからこれはもう期待満点になるだろう。それに加えてのStarzというバンドの快活な力強さもあってかなり良作に仕上がっているのは間違いないし、実際に当時から売れていたようだ。聴いてみれば分かるけど、歌は上手いし演奏も上手いし、重さもあるから多少軽やかなメロディを歌っててもきちんとロック的な重心で聴けるという安心さはある。それに加えてこの伸び伸びとした歌の上手さはかなり個性的でファンを獲得できる才覚だろう。

 どの曲もキャッチーながらスパイスの効いたスタンスが垣間見え、それでいてしっかりと聴かせる、ギターもプレイするみたいなのがあるんだからさすがジャック・ダグラス、となる。このバンドが以降辿った結果からするとやっぱりプロデューサーの力による処が大きかったバンドのひとつというのは頷かざるを得ない事実だろうし、そのおかげでここまでのアルバムが出来上がったのも事実だ。バンドの力ってのは本当に才能が無いと自身では成り立たないものなんだなぁってのを思うな。そこを上手くやれるってのもバンドのプロとしての振る舞いでもあるか。

 あ、アルバム自体はそんな理由もあって相当に快活でカッコ良さをしかkりと伴っているアメリカンハードロックの傑作になってます。エアロにもない、キッスにもない、チープトリックにもない普通にストレートにカッコ良さがあるロックをたっぷり収録しています。





Kiss - Unmasked

Kiss - Unmasked (1980)
仮面の正体

 バンド単位で活動しているのに外部ライターの曲を入れてプレイするなんてのはそりゃもう昔はファンが皆離れていくってなくらいに軟弱なお話だったのだが、いつしかそれも当たり前になってヒットを放っていくようになったのか。もっともそういうのを嫌うバンドもあるし、本当に音楽的才能に恵まれていればそんなことしなくても曲はどんどんと溢れ出てくることだろうし、そのヘンが真の才能を見極めてしまえるひとつの基準になってしまった感もある。ヒットソングの作り方、っていう別の勉強なのかもしれないけど、それはそれで別の意味で嫌われると言うか…。

 Kissの1980年リリースの「仮面の正体」。レコードを買って、中身を開くときっと中ジャケにキッスのメンバーのメイクしていない顔が出て来るに違いない、と思わせるタイトルとアメコミジャケットで凄く期待したアルバム。ところがそんなことはまるでなくって、何も無いじゃないか、騙された感があった中、レコードをターンテーブルに乗せて見るととんでもなくキャッチーでポップでロックじゃない軽快なサウンドが流れ出てくる。騙された挙句にこんな曲ばっかりかよ、という反動もあってこの「仮面の正体」は当時とっても不評で、キッスは終わった、という感は強かったな。事実汗かいを席巻していた頃のようなR&Rは全然聴かれないでどっちかっつうとキャッチーなポップスをちょいとロックっぽくしたような、それこそAORじゃないか、ってくらいの曲が多くて覚えやすいけどそんなのキッスに求めてないよ、ってなのが多くてね。AOR的な曲としては凄く良く出来てて、カッコ良いし、ロックとの相性も良い、さすがのセンスだ、と唸らされるような曲ばかりで、その意味ではやっぱり天才的な才能の持ち主達で、アルバムとしては実に良く出来てる。良い曲も多いし、売れて何らおかしくない作品。

 ところがキッスがそれをやっても売れなかったというのがこのアルバム。キッスに求めてるものが違うからそんな結果になっただけで音楽的に普通に聴いてみれば当時のヒットアルバムなんかにヒケヲ取らないくらいに味わい深い作品。バリエーションに富んだ作品で、聴きやすくてしっかりスパイスも効いているしね、さすがですよ、こういうのが作れるのは。それもキッスの楽しみ、とも言えるけど、これまでに獲得したリスナーの期待とはあまりにも正反対の方向に進みすぎたか、ピーターの不在やエースとの不仲なんてのの前にそもそものキッス論がブレたってことの方が問題だったのかもしれない。良い曲揃ってるしジーンの曲とかものすごくカッコ良いけどな。





Aerosmith - Nine Lives

Aerosmith - Nine Lives (1997)
Nine Lives

 ジジイ連中元気だな(笑)。ロックのジジイ達ってホントその年齢でまだやってるんかい?ってなの多すぎてね、周りの同じような年齢のホントのジジイとか見てるとやっぱりプロってのは違うな、とか気合の問題か?とか色々思ってしまうけど、そんな歳であれだけ若々しくいられるのか、ってぇのは一般人じゃかなり疑問だわな。ある種超人的ですらあるか。少なくともあれだけギター弾けるとか歌えるとかってのは訓練の賜物ですな。職業だからと言ってもなかなかそこまで出来ないでしょ。うん。

 Aerosmithの1997年作「Nine Lives」。自分的にはこの頃ってもうほとんどエアロスミスって聴かなかったしなぁ…、いや、聴いてたけど古いのしか聴いてなかったっつうか、新しいのが出るっても、そうか、ってくらいなモンで、どうせまたアイドルと同じだろうし、なんて思っててね。所詮他人が作った曲をエアロ風にやってるだけだろうし、メロディもそんな類だし、どうもなぁ、ロックのハングリーさとかエアロらしいヤバさとかまるで見当たらないしっていう感覚。まぁ、だからこそ今でもアメリカンハードロックの雄として祭り上げられて健在だって話なので、結果的にはそういう路線で生き残りしっかりと基盤を築き上げたというのは素晴らしい事だったワケだ。アルバムってのは後になっても聴けるものだし、その時はその時で新しいファンがたくさん付いたし、しかもこの頃って何だっけ、映画「アルマゲドン」の収録曲かなにかでヒットしたのがあって、そっちのが売れてたからこのアルバム「Nine Lives」もそこそこ話題になってたような気がする。

 簡単に言えば、カッコ良いし、エアロらしい音と曲とハードロックで快活で心地良い作品。見事なアメリカンハードロック、且つメロディーもしっかりとしたものでスティーブン・タイラーの歌声も見事に生きている作品で、今のエアロと何ら変わらない誰が聴いてもカッコ良いと言う作品。70年代のエアロ好きにはまるで異なる作品で、もうこの路線で30年なんだからこっちがエアロスミスっていうバンドの本領なんだよ、となる。70年代のエアロは所詮アマチュアレベルの作品ばかりだったんだよ、なんてね。それくらいには異なるこの明るさと快活さ。悪くないです。しっかりハードロックだし。こういうバンドもそうそうないし、良く出来てるもん。過去に振り回されなければこれはこれでホント、凄い。しかしどう聴いてもこんなメロディラインなんて出来上がってこなかっただろうよ、ってのが幾つもあるのがバンド+αってな感触ですな。



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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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